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◆◆◆ -- 2009年10月のお話 -- ◆◆◆

 

-- 091028--                    

 

         

                                    ■■ 秋日和 ■■

     
 
 
 
 
 ごきげんよう、紅い瞳です。
 
 
 ええと、今日は色々前置きは無しでいきます。ちょっと時間無いので。
 というかまた普通に一週間ぶりですどうもです。
 
 ということで、今期アニメのちょこっと感想をずらっと。
 
 
 
 ◆
 
 
 乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ: 自重しろ思ったけど、もっと頑張ってもいいと思う。
 三話まで視聴。
 うーん、一度提出した「ここまで」というラインを精一杯守って、その範囲内で色々やりくりしている、
 という感じ。 もっとオタク生活の楽しさとかその辺りを深めていった方が、逆にメインふたりのやりとりにも
 幅が出てくると思うし、それで他のキャラ達との絡みも面白くなってくるというか。
 なんか断絶してるんよねぇ、みんなバラバラというか、大体あの程度のオタクぶりで隠したり恥ずかしが
 ったりする事に実感が持てないというか、もっと恥ずかしい事しなさいよみたいな、ひとりだけいい子ぶって
 んじゃないわよみたいな、うわ、完全に私情ですねこれこれ私情ですよね。
 ちなみに私のヲタ度はそんなに高くありません。 (微笑) だから(微笑)だっての!
 まぁつまりなにが言いたいかといいますと、この作品を作っている人のヲタっぷりは見えるけれど、肝心の
 主人公達自身のヲタぶりがまだまだちゃんと描き出されていない、ということでしょうか。
 萌えというかエロしか出てきてないしね、これじゃ芸が無さ過ぎですね、まだまだ。

 
 君に届け: 好き過ぎる。 超お勧め。
 第三話まで視聴。
 OPでもう爽子の感性にやられて、というかほとんど私も爽子になって、そんで本編で泣いたり笑ったり
 して、そしてEDで、がっくりと項垂れるように、けれどどうしようも無くそこからもたげてくる、この胸を張り
 たい気持ちに涙が止まらなくなって。
 いい、これいいよ、これください。 (涙を拭きながら)
 ここまで私にとってストレートに原点的な作品は久しぶりだねぇ、なんだろ、やっぱし人間が好きなんだ
 よねぇ、他人って怖くて恐ろしくて、だけどなんだろ、そうして怯えてしまう自分を憎んでしまうほどに、
 だけどそうして自分を憎んでしまう自分を置き去りにしてでも、やっぱり人間が好き。 好きすぎる。
 恐怖や憎しみは好きの裏返し、じゃ無くて、好きだからこそ、他者の存在を無視出来なくて、無視出来
 無いからこそ、怖い。 憎い、そして悲しい。
 他者がどうでもいいんなら、無視すればいいんだし、だったら怖いとか憎いとか思うはずない。
 だからとてもいじらしい、けど、それよりなにより力強くて、愛しい。
 私は爽子が好き、っつーか、爽子と考え方感じ方同じだし私、だから、自分の感じている「恐怖」や
 「憎しみ」の意味が、なによりわかるし、だから、頑張れる。
 いえ、だからこそ頑張ることに意味があるというか。
 好きだからこそ、恐怖や憎しみも生まれてくる、だからその恐怖と憎しみとも向き合える。
 それが逆に、恐怖と憎しみに翻弄されているからこそ、それへの向き合い方として、「好き」という「仮面」
 を被ろうとしているだけだと、私は道化だと、そうつい思ってしまうとき、私は人間に恋をしていない自分
 こそに気付いてしまう。
 気付くから、だからほっと、笑える。
 楽しく、道化では無く、本当に楽しく、みんなやそして自分の失敗を許せて笑える。
 みんなの事が好きで、そしてみんなが好きな私の事も好きだから。
 恋せよ人間、恋せよ私。 ←言ってやったぜみたいな顔しながら
 まぁうん、恋せよって言われて出来るかボケ、という人にこそ、この作品は是非観て頂きたいですね。
 恋って「どういうことか」、なによりそれを考えられ、そして感じる事の出来る作品だと思いますから。
 ていうか・・貞子な外見と雰囲気を利用して、みんなにお化け役を楽しんで貰えたらという、後ろ向き
 でもへこたれないそのポジティブな頑張りが、みんなに勉強を教えてあげられたという、その「真っ当」に
 役に立てたときの、あの爽子の笑顔が・・・・・・・・どうしよ、好き過ぎる。 (微笑)

 
 聖剣の刀鍛冶: やっと優しさを育てる「余裕」を掲げる作品きましたね。
 第三話まで視聴。
 ウマウマ。
 主人公のセシリーはヘタレ剣士、いやもうほんとヘタレ剣士、綺麗事は言えど人は斬れず、生暖かく
 応援してくれる人と、馬鹿にする人の二通りに、向き合う相手を大別してしまうような、そんなヘタレ。
 でも、剣っていうのは紛れも無く人を殺す道具だけど、じゃあなんであなたは人を殺すの?
 「剣」の本質は、なにかを守ることにあるよね、人を殺す事自体を目的とするのは、それこそ剣という
 道具だけであって、人そのものは、その剣を使って「なにか」を守るんだよね。
 地位とか名誉とかお金とか愛とか国とか大切な人とか、あとは強さとか武とかそういうものを磨いていく
 自分とか、それを守るのが本質だし、それを見失うからこそ、剣に囚われある意味人を殺すという道具
 の方の本質に飲み込まれてしまう。 あのなんで俺だけ救われないとかいう騎士崩れは、あれはまさに
 「剣」の本質を見失ったもの末路だし、あの剣の本質はわかってても「剣」の本質を知らない偉そうな
 剣士もいずれ崩れるよねたぶん。
 だから、そうだなぁ、セシリーはすごく本質的だし、「なにか」の大切さ愛しさをなによりも感じ、そして
 なによりもそこから始まりそれが主体であるからこそ、人を斬るということがどういうことか、その恐ろしさ
 をちゃんと引き受けているからこそ、「容易」には斬れないし、その分自らの「強さ」と道具としての剣の
 本質に恃むあの騎士よりは、偉大な騎士になる可能性を秘めてる。 そこから強くなってこそだよね。
 なんのために戦うのか、戦っているのか、それを見定めるからこそ、常に見つめ悩み続けるからこそ、
 そうだねぇ、この作品が騎士道を一片も描かないことに、その意味があるんじゃないかな。
 私もうん、このセシリーという一個の人間が剣を振るうという、その「騎士」の物語を是非見たいね。
 セシリーが剣自体に「頼り」、ルークに剣を打って貰いたがったり、剣というモノ自体を楽しんだりありがた
 がったりするのは、実は、剣というモノ自体には頼らずに人殺しの道具という剣の本質に「恃み」、
 そして剣の蘊蓄を語り腕に見合わぬモノを手にする者を嘲り、己の腕と心こそ肝要と言う、文字通り
 自分のことしか無いあの騎士よりは、ずっとずっと本質的だったりするんですよね。
 そういう意味ではこの作品は、非常に挑戦的な作品でもある訳ですね。 普通逆に描くもの。 GJ。

 
 真恋姫無双: ああっ、絶対防衛ラインがっ! (なに)
 第三話まで視聴。
 あーあ、やっちゃった。
 この作品の最大の魅力は、そのエロなり萌えが絶妙にギャグとして成立するからこそ、絶対に崩れない
 強固な「限界」があるところにあったのにさぁ、ちょっとこれはあまりに考え無しな、同じ人が作ったとは
 思えない(スタッフ確認してないのでわからないけど)、まぁあんまし言いたくないけど、駄作になっちゃった。
 やりすぎ、という訳じゃ無くて、単発なのよ単発、ギャグとしてなってないというか、とにかくパンツ見せれば
 乳見せとけばいいんでしょみたいな、このたわけ、たわけがここにおる!
 全体のバランスも、うーん、孔明がエロ蘊蓄キャラにいつのまにか特化しつつあるのはいいんだけど、
 あんまし他のキャラとの掛け合いに活かされてないし、趙雲の関羽イジりもなんか微妙・・ていうか趙雲
 のいやらしさレベルがこっちは逆に下がってるというか、うーん・・・なんか根幹が崩れちゃった気が・・
 ただまぁ、そういう繋がりのあるギャグが、皆無、という訳でも無いので・・・それに単発のギャグの方の
 切れ味自体は落ちてないし・・・・なんていうか、まだ諦めるには早いというのが適切な感じ。
 そろそろ本格的に新キャラが出てきそうですし、てかED見る限りあれ全部出るの?、第一期の何倍
 いるんだよ!、で、そのキャラ達と絡むとどうなるか、そこで変化があることを期待しつつ、それで天下
 統一的なそういえば三国志ってそういうのだったよねと、そういうシリアス面とどう繋げていくのかとか、
 まぁぞんざいですけど現在の感想と評価はこんなところです。 お互い頑張りましょう♪ (ぇ)

 
 ささめきこと: あれ? なんか繋がったよ?
 第三話まで視聴。
 あのシリアス展開で、一体どうやって女子部だなんておちゃらけ展開になるんだろ、てかそれがメイン
 だったんじゃないの?、と思っていたら、あれ?、これ次回辺りで普通に女子部誕生の流れでもおかし
 くなくね?、全然さりげなくね?、あれれ?
 驚いた。 久しぶりに驚いた。 (汗を拭いながら)
 女の子を好きな女の子、が好きな女の子の鬱屈した、そしてそれだけのシリアス物語の様相を呈し
 始めていたのに、なんだろ、その子の事が好きという事の「隠蔽」自体が、ただの仮面じゃ無くて、
 実に色々なものと繋がっていて、うん、いつのまにかね、まだ全然キャラの名前覚えてないので恐縮
 ですが、あのもうひとりのノーマルな子の感覚が、一歩距離を置きつつも離れない感じになってたり、
 女装少年の恋っぷりとか、ガチレズっぽいクラスメイトのふたりとか、なんかあの辺りが全部綺麗に
 ひとつに繋がってて、それらの利害が一致するところに女子部というのが出来そうで、だけどそれは
 打算的なモノである以上に、なんか、それで、それだけであの全員が、なんかほっと出来るような
 感触があって。 なんかとっても不思議、この感触。
 段々と、「上手い」という褒め言葉に、言霊が満ちていきそうな、うん、素直に褒められそうになってき
 たね。 上手い、これはかなりお勧め作品ですね。

 
 けんぷファー: 必ず一本ハズしてくる、絶妙なギャグエロラブコメディ。
 第四話まで視聴。
 面白い。 今期を代表する異色作、いやさ、固有種。
 だけど基本的には基本的な作品で、男の子がいきなり訳のわからない戦いに巻き込まれ、その際に
 なんだか知らないけど女の子に変身しちゃうという、ただそれだけの話で、そしてそれだけの事を絶妙
 にそしてあくまで基本に忠実にやってくる。
 なのに、面白い。
 臓物アニマル達のやるせなさとか、妄想女子のノンストップさとか、そして第四話では会長が実に見事
 にその基本さを建前としてやってくれました。
 あれ、全部会長が仕組んだ事だよね?最後のジュース飲んでる横顔のワンシーンだけでそれを示して
 て、あ、この作品こういう事も出来るんだと、前半の肩揉みシーンの王道っぷりどうでもよいっぷりと絡め
 ながらも感じられて、実に面白い。
 意外に筋が通っている、というか、それは伏線の回収というつまらないモノでは無く、ただぼうっと見てる
 だけで、言葉上は繋がりが無いようなものでも、なんとなく繋がりをばっちりと感じられて、会長の夢が
 落語家になる事とか滅茶苦茶違和感あるけど、その違和感という一本ハズしてくるところこそに面白さ
 と、そしてなによりそれがなんとなくの不思議なまとまりを感じさせてくれる。
 そしてその中で、恋の鞘当て自体が翻弄されたり逆に周囲を翻弄していく面白さがある。
 つか、会長萌え。 私の属性がそろそろ固定されてきたようです。
 あと臓物アニマル達のやすらかな調子ノリっぷり燃え。
 今だからこその、このアニメを私はお勧めします。 (どんな今だ)

 
 にゃんこい: 厳しい。 まったく厳しい。
 第四話まで視聴。
 しかし第五話も観るかどうかは微妙です。
 うーん、なんだろ、同じ木曜深夜TBSのアニメ枠で放送されるけんぷファーとの内容的な異様なシンク
 ロ率で名高いこの作品ですけれど、うーん、ここまで差が出るものか。
 にゃんこいは、面白いかな? これは。 なんかにゃんこいの方が評価は高いみたいだけど、なんだか
 評価基準として用意したチェックポイントをただこなしてるだけというか、だから点数は高くて当然なんだ
 けど・・・ごめん、全然面白くないわ私。
 第四話の小林ゆう声演技は確かに白眉だけど、でもさぁ、なんだろ、あれもなんかこう、ただ滅茶苦茶
 やってるだけで、作品内に於ける意味があれであるのかどうか、けんぷファーと同じくテンプレ的作品
 ではあるけれど、そのテンプレ的な「はっちゃけ」の使い方に、非常に大きな差が出てると思う。
 はっちゃけ度自体は確かに小林ゆうのアレは確かに高かったけど、それもあくまでテンプレ範囲内での
 レベルの話であって、単品として観た場合あの程度じゃ全然駄目だし(まりほりの鞠也やそれこそ銀魂
 のさっちゃんとは比べるべくも無い)、そして作品内に於ける繋がりの無いはっちゃけだから、単品として
 は劣るけれどちゃんと繋がっているけんぷファーのそれにも、やはり劣る。
 全体的に漂う、あの「不自然」さはなんだろう、どうしてみんなあれを許容出来るのだろ、たぶん全く
 逆のことをけんぷファーに対して言われるだろうけれどw、私にはにゃんこいが評価されている「まとまり」
 の良さが、その「まとまり」自体を指向しすぎて、枝葉の部分が全くぼろぼろに枯れてて、私には「不自
 然」に見えてしまうし、けんぷファーはだから、全く逆に見えるのです。
 ・・・ほんと、どうしよう、切ろうかな・・・まだ頑張ろうかな・・

 
 ダーカー2: もっとを求める気持ちが消えていくスリリングさの罪。
 第三話まで視聴。
 ちょっとやりすぎ。 お話の展開とか複雑さに持っていきすぎ。
 これはもっと、蘇芳の気持ちをがっちりと描くべき。
 ていうかやってるんだけど、きっかりと手加減して寸止めしてしまってる。
 まるで、今はここまで、今は他にやるべきことがあると言わんばかりに。
 なんだろう、だから心配とか、そういうんじゃ無くて、ああ、なんかひとりで遠いところ行っちゃうのね、と、
 その後ろ姿を見つめる自分が、その自分が見つめるべきものを見つめるためにこそ、その背を追うのを
 やめるべきだと、そう思うことしか出来なくなっていくような・・
 なんだろ、この寂しくて悲しい感触は、作品と私が離れて別々の道を歩くしか無いような、なんだろ、
 第一期のときの、それこそ作品と視聴者の「同一感」が無い。
 スリリングなアトラクションを楽しませて貰っているというか、ああ、この作品は自分のやっていることを
 アトラクションにしちゃったのねというか、面白いんだけど、とっても面白いんだけど、面白いからこそ。
 なんだか、寂しい。
 黒の感触は逆に滲み出ているのだけれど、それがただの「やさぐれ」部分でしか無いのがわかるし、
 だから逆に、見えそうで見えない、けど見える気がするというあの絶妙な黒っぷりが、第二期では、
 「やさぐれ」がはっきりと見えて、それがわかるからこそそれしか見えないということで、黒の本質が全く
 見えない。
 それが、なんだか悲しい。
 黒自身にも、それが見えていないのが、なんだかとても、私の胸を痛くする。
 ただ。
 第二期は、まさにそれが狙いなのかもしれない。
 そうやって、自覚的にわからなくなることで「わかること」と改めて向き合っていく蘇芳と、無自覚的にわか
 らなくなっている事で「わかること」に囚われている黒が、一体どうやって「わからないもの」をわかっていく
 のかを描き出そうとしているのだとしたら・・・・・・・いや・・・今は期待すまい・・・
 しかし、信じては、います。 だから今は安心してターニャ萌えに走っておきますね♪

 
 とある科学:  一生懸命をやっている時間がすごく長く持続してる。
 第四話まで視聴。
 変な感想ですけど、そんな感じ。
 手を抜いていないというより、あーすっげーまだ全力出してるんだ、よく続くなぁみたいな、あ、まだ走って
 るよこの人みたいな、いつまでも回っておりますみたいな。なに言ってんだ。
 ものすごく充実してて、そしてそれが次から次へと矢継ぎばやに訪れるから、息もつけないというか、
 一気にどどんと巨大なテーマが出てくるのじゃ無く、そうやってひとつひとつ地道に全力で走り続けて
 いて、気付いたらびりびりと幻想殺しの人がなんかいい感じに。あれ?なんだこれ。すごいな。(感心)
 一切の揺らぎ無く、ジャンプ無く、けれどお話をひとつひとつ消化して繋いでいくという惰性的な感触
 は無く、気付いたらなんかどうにでも繋がっている豊かさが引き出されていたというか。
 いや私が黒子変態ばっかり観てたのがいけないんですけど、ちゃんとお姉様も頑張ってるのね、そして
 佐天のさりげないイケイケっぷりと、初春のおろおろっぷりと噛み合わさって、なんだかすごく見応えの
 ある、そう、なんというか、「絵巻」になってる。 色んなとこに色んなものが書き込んであるよ。
 スピンオフという作品の形態を、思いがけない上手さで引き出してて、なんだ、本編と同じような
 テーマっぷりを求めてた私が馬鹿みたいじゃないか、って、まぁ、今は普通に楽しんで観てる。
 普通に見応えがあるし、御坂声演技も上手くて、そしてあの世界観の中でのお話の展開に生活感
 があって、なんだろ、すごく新しい懐かしさを感じるよ。 自分の歴史が未来にあるような、ほんと、なに
 言ってんだ私。

 
 サンレッド2:  特に書くこと無し。
 けどなんかちょっと雰囲気変わった? けどなにが変わったのかまではよくわからないです。
 誰か教えてください。 (ぉぃ)

 
 青い文学:  怖いものってなーんだ。
 第二話まで視聴。
 『私は他人が怖かったのです。そこで考え出したのが、道化でした。
  それは、自分の人間に対する、最後の求愛でした。』
 なんか色々書こうと思ってたんですけど、なんだかこの葉蔵の台詞だけで充分というか、これがすべて
 だよねというか、そこから私達視聴者がなにを考えていくのかというか。
 ほんとに怖いものって、なんだろ。
 他人? 違うなぁ。
 ほんとに怖いのは、他人の事が好きな自分の事なんじゃないかなぁ。
 自分って、なんだろ。
 その自分の中の恐怖に翻弄される、というまさにその自分こそ、お化けなんだろなぁ。
 それしか無いっていうか、逆にそれしか無いということを自覚出来ないからこそ、自分というのはそこから
 作っていくものでしか無いという事がわかっていないからこその、「自分の無さ」っぷりというか。
 漂う虚無感は、それはなによりそれを感じている自分こそが、虚無であるということを認めたくなく、
 きっとどこかに虚無で無いもの、「自分」というものがあると、それが誰かに与えられると、そう信じて
 待っているからこそある。
 明らかにに葉蔵を利用している悪友の、その自分の利用っぷりを見抜いて、ああ虚しいとか、こんなの
 は友達じゃ無いとか、じゃあお前、お前はどうなんだよっていうかさ。
 その悪友に、自分を利用させる事しかしていないのはお前じゃ無いのか?、利用されてるなら利用
 し返してもいいし、少なくとも自分自身が友情を「創り」「維持する」事をしてないで、ただ求めている
 だけというか、お前にとってあの悪友はなんだったんだ、友達なのじゃないのか?、大事じゃないのか?、
 そういう事を抜きにしているからこその、虚しさであったり。
 それでいてその悪友を正義で断じて綺麗に縁を切る自らにこそ虚しさを感じるは当然だし、そして
 その虚しさは孤独の本質と繋がっているのに、上辺だけの小賢しい虚しさで誤魔化しているし。
 自分が自分と向き合ってその責任を取らずに、正義なり大義名分なりを振り翳したとて、それは
 あっさりと「自分の無さ」を露呈するだけ。
 どうやらアニメ版は、この辺りのことまでしか描かないようだけど、だったら私的には逆にその辺りの、
 「自分」とはなにかという問いのままに、色々と考えてみたいなと思います。
 そういう意味では、アニメの葉蔵の「ヘタレ」っぷりは、アニメ史上最高レベルなものがあって、この葉蔵
 を如何に否定するか、その否定の中身と強さにこそ、この作品を観る価値があると思います。
 無論、葉蔵が囚われているものがなにか、を見極めた上で、ですけれど。
 
 
 生徒会: 微妙。
 第三話まで視聴。
 あっれ、なんか違うぞ・・・
 回を追う毎にボケとツッコミの説得力と迫力が無くなってきて、うーん、なんだろ、前フリだけで終わって
 しまっているような物足りなさが・・・
 いやネタの使い方とかは絶妙なのだけれど、それがなんかまだひとつに繋がっていないというか、んー、
 それ以前にちゃんと「笑い」にまで昇華してないというか、いや・・なんだろ・・ほんと駄弁ってるだけなん
 だよね、いや、だからそういうものとして観ればいいんだよね、でも時々面白いからどうしてもギャグモノと
 して捉えたくなっちゃうというか、だから逆にあのすかすかの空気感を楽しめてないのかなやっぱり。
 あー・・でもただの駄弁りモノの割には、結構作意的なのよねぇ、知弦さんとかおもっきしキャラとして
 やろうとしてるし、他のキャラは結構自由で不規則なんだけど、あーそっか、目の行きやすい(私視点)
 知弦さんが妙にああいう風にキャラキャラしてるから落ち着かないのか、うーん。
 でもま、ネタ展開が銀魂並にピー音無しのストレートなので、地獄少女と黒グラビが足引きずったには
 大爆笑でしたしw、引き続き頑張って欲しいです、というか意外な新しい境地に私を連れてって頂戴。

 
 あらし2: どうしよう。
 もはやあらしさんのカッコ良さくらいしか観るところが・・・
 まぁあらしさんもあらしさんで、カッコいいっていっても考え方自体はあまり好きじゃ無いんだけど。
 女は見た目ですよね。 (最低)
 で、作品的には・・・・・・・・・・がんばります、ごめんなさい (ぉぃ)
 
 
 
 ・・・。
 なんか文句多いな。 うん、そう思う。
 
 
 
 
 

 

-- 091021--                    

 

         

                                   ■■ どんとこい ■■

     
 
 
 
 
 ごきげんよう、紅い瞳です。
 
 
 一週間ぶりのご挨拶で御座います、どうもどうもです。
 えーと、まぁ。
 ええと、日記ってどうやって書くんでしたっけ? (微笑)
 ということで、たった一週間のブランクで私は手探り状態です、サイト七年もやってきても、たかが七年と
 さらりと言えるくらいには調子乗っているお年頃で御座います。
 手探りしてるだけマシというか、普段どんだけ考え無しだよ、というお話。
 ・・・。
 かかれー、かかれよー、エンジン。 ←欠伸しながら
 
 
 さてま。
 なにをお話しましょうかと問われたら、アニメを書けさぁ書けまだ書けるものなら書いてみろ、うん、書くよ、
 とあっさりと答えられてしまってぽかんとしてしまっていますけれど、まぁ仕方がないのでアニメ書くよ。
 で、今期視聴リスト。
 決定版。
 
 
 月: 乃木坂2
 火: 君に届け・刀鍛冶・真恋姫
 水: ささめきこと
 木: (銀魂)・けんぷファー・にゃんこい
 金: ダーカー2・とある科学
 土: サンレッド2・青い文学・生徒会・(うみねこ)
 日: (ハガレン)・あらし2
 
                              :全16作品 ()付きは前期以前よりの継続作
 
 
 前回と増減無し。 減らす気無し。 頑張ろう。
 そらのおとしものに関しては、そうですね、やばいと思ったらすぐ逃げる、を鉄則として時々手を出してみる
 、という感じでお付き合いさせて頂こうと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
 
 で、今期の各アニメですけれど、評価等に関してはもう一話ずつくらい観てから書こうかと。
 つまり次回更新辺りでやれたらと。
 まぁ、現時点ではあまり語るものも無いというか、ぶっちゃけ「君に届け」と「青い文学」くらいしか無い
 のでね。
 他の作品はそれぞれに光るところはあるけれど、それを語るにはもう少し材料集めが必要というか。
 とはいえ、お勧めくらいは書いとこうか。
 まず私として自信を以てお薦めできるのが、「君に届け」。 あったかくって涙ボロボロです。
 「青い文学」は、まさに来たコレという感じで、映像的に隠喩抽象的に表現するその感じがベスト。
 他には、まず手堅く「ダーカーザンブラック 流星の双子」。 今のところスリリングな展開が◎。
 「とある科学の超電磁砲」は、スピンオフ作品だと割り切り気味で、やや広がりに欠けるところが気に
 なるものの、逆に表現が細かくて良し。
 取り敢えず、今お勧めしときたい作品はこれくらいでしょうね。
 他の作品に関しては、まだまだこれからの発掘作業によりけりでしょうか。
 あと真恋姫無双が微妙過ぎて、うん、良いのか悪いのかのラインが微妙すぎるという意味ですね、
 で、だからその、ええと、プチ感想は思い切ってやめます。 ごめんなさい。 (土下座)
 今期は完全休養! ・・・いや日記は書いてるのに完全休養とか、それ日記自体は休んでるのと
 同じって意味ですかそうですか。 (ぉぃw)
 
 というかまぁ、評価云々は難しくても。
 正直、かなり楽しい出だしの今期ですので、むしろそれに集中したいという意味での休養宣言。
 その辺り、どうぞよろしくお願い申し上げます。 (なに)
 
 さて、んじゃちょこっと前期のお話に繋げてみましょ。
 
 
 
 
 狼と香辛料Uが天皇。
 化物語が太政大臣。
 左大臣がCANAANで、右大臣がうみものがたり。
 それを内大臣の青い花が〆て、PandoraHeartsが大納言で続く。
 
 ええまぁ。
 一週間のお休みを勝手に頂いて、そうして休み明けに書き出すとこんな感じに仕上がります。
 もう色々アレですけれどツッコミを入れる気も起きませんけれど、まぁうん、これでお願いします。 (ぉぃ)
 でも、アレなのを除けば、感覚としてはこんな感じでした、前期は。
 狼と香辛料は別格、というかそもそも狼が主体というか、まず狼だけがあって、その臣下として他の
 作品は存在していて、でも一方で、今度はその狼を見つめるという形で、同時に天皇を傀儡的に
 利用するという形での、臣下主体としての面で観た場合には、化物語が主席というかトップというか。
 もう既になにを言っているのか色々わかりませんけれど、少なくとも私はそのように構造的というかなんと
 いうか、そうも捉えても前期は観ておりました。
 うん、個別にバラバラに観ているのは勿論そうなのだけれど、そうやって作品をそれぞれ位置付けて、
 そして関連付けしたりもして観ているんですね。
 そういう意味では、前期は非常に内容的にテーマ的に繋がりを見出しやすい作品が多くて、狼と香辛
 料を中心としたり天辺に頂いたときに、その繋がりと、また繋がることによって相互補完の為し得る、
 そしてその結果導き出せるものが、確かに感じられるシーズンでもありました。
 「優しさ」ってなんだろう、「希望」ってなんだろう、「物語」って「現実」ってなんだろう。
 あ、こう書いてみようかな。
 
 狼と香辛料Uが燦然と輝いて。
 化物語がそれを背にして大手を広げる。
 左手でCANAANが希望とはなにかと問い、右手でうみものがたりが優しさを掴み取る。
 それを青い花が現実の中で清冽に梳き紡ぎ、PandoraHeartsが再度別の形で物語りし直して魅せる。
 
 そしてそこからさらに他の作品がそれぞれのフィールドで個別のテーマを以て語り出す。
 ・・・・。
 まだ自分で言ってて恥ずかしいですけど、頑張ります。
 うん、まぁそんな感じで、前期はとっても私にとって刺激的だったというか、色々な閃きを得られたりした
 というか、そうなんですよねぇ、複数の作品を同時に観て感じて考えていくことで、一本道では無い、
 別の道と繋がっていく、それを閃きと私は言うのですけれど、それが前期はとても多くて、ああ、アニメ
 をひとつだけでは無く多く観る事の意義っていうのは、ここに一番のものがあるのかもなぁと、改めて面白
 すぎて切る事の出来ない自分を正当化する事に成功しました。 (ぉぃ)
 
 という感じでしょうか。
 個別の作品についてはそれぞれもう既に語っているので、ここではもう良いでしょう。
 前期は特に化物語とCANAAN、それとうみものがたりは特別に拍手を贈っておきたい作品でした。
 ちなみに狼と香辛料には、拍手を贈る必要もありません。
 大好き。
 それで充分です。 (微笑)
 
 
 
 そう、こんな感じで、なんというか私的にアニメは連綿と続いてきているというか、なんだろうこの感覚、
 どんどんと私の中の「なにか」に今まで以上に私が向き合うことが出来て、そしてそれがどんどんと
 アニメの中と繋がっていく感触があるというか。
 今期も、そのまんまダイレクト。
 最初は、なんや随分と娯楽に傾いた構成どすなぁ、とか宣っておりましたけれど、でもなんの事は無い、
 ゆっくりとひっそりと瞳を澄ませば、胸を空っぽに抱き締めれば、あっさりと色々なものが繋がってくる。
 というか、化物語やCANAANやうみものがたり、そして狼と香辛料Uに連なり魂を共にする系譜の
 モノは、ちゃんとありました。
 「君に届け」。
 なんだろうなぁ、なにもしなくても、放っといても、こういう作品が必ずぽろっとひとつはある。
 私はそれを見つけるために、いくつもの作品を観て、探しているのかもねぇ。
 でも、この作品ひとつを探し当てるために取捨選択をするのでは無い。
 第一、娯楽的側面の強い作品を私は捨てる訳じゃ無いし、萌え一辺倒の作品を投げ出す訳でも
 無く、それらをじゃひとつひとつ楽しんでこうかって、そうやってがっちり観ていくことの中にこそ、その中に
 こそ「君に届け」という「私だけ」の「出会い」があるのだと思うなぁ。
 「君に届け」という作品自体を見つけることには、だから意味が無いというか。
 娯楽的萌え的な、そういうアニメが持っているもの全部をちゃんとひとつの「型」として楽しむことも
 出来てこそ、私が見たかったものが、自然に立ち顕れてくるのじゃないかなぁ。
 まぁ「型」っていうとちょっと違う気もするけれど、でも逆に私の言う「型」というのはそういうものだというか、
 なんていうか、娯楽とか萌えとか色んなものと出会って、でもだからこそ、その中でも私が元々観たか
 ったものがやっぱり一番と気付けたとか、そんな馬鹿な話は無くて、全く逆に、色んなものがあるから
 こそ、それらと深く複雑豊かに繋がっているものだからこそ、その中でこそ感じる私の観たかったものに
 意味が出てくるというか、だから逆にいくらでも娯楽とか萌えとかを楽しむ事に大きな意味があるし、
 そしてだからこそ、その娯楽とか萌えとか自身の中にもこそ、全く新しい私の「観たいもの」が顕れてくる
 事もある。
  
 わっちの観たいものが、ひとつであるとは限りんせん。
 
 だから、すごく楽しい。
 化物語なんて、一個の作品の中に娯楽と萌えとテーマ的なものをがっちり含んでる作品でしたし、
 それに、「娯楽」と「萌え」って、よく考えたら、これらこそなんにでも感じられるものの代表格だったり
 するよね?
 楽しもうと思えばなんだって楽しめるし、萌えだってそれこそなんだって萌えキャラ化は可能。 (ぁ)
 なんだろう、「自分」って、いつだって捨てられる。
 楽しもうと思えばなんだって楽しめる、と言えないときというのは、拘る「自分」があるときだし、「萌え」
 られないときはそれこそ「自分」の現在の趣味とか恥とかに囚われてる証拠。
 でもさ、そういう「自分」を捨てたって、「自分」は消えないと思うし、だからそれは実は捨てるのじゃ無く、
 それはちょっと横に置いといてという、そういうものになるのだと思う。
 なんだって楽しめるから、なんにだって萌えられるからこそ、それでも揺るがない自分の楽しみと萌えが
 あると感じられるのだし、だからこそ、その「自分」に拘り囚われる必要が無くなるんじゃないかなぁ。
 娯楽や萌えに染まっても、そこから自分はちゃんと溢れてくるよ。
 逆に娯楽に萌えに染まったら、自分が消えちゃうとかいう方が実はその自分が弱いってことになる。
 私は自分に自信がある。 私は私を信じてる。
 だからどんなときでも、どんなことになろうとも、私が私で無いことなど無いと、深く思える。
 なにせ、私の形というのはひとつじゃ無いし、そして形という「型」そのものは自分じゃ無い。
 「型」は言ってみれば服のようなもの、だからどんな服を着こなしても溢れ出てくる自分があるからこその
 ファッション。
 でも、だから。
 だからこそ、その行き着く先は、「型」=自分ってことになれることも出来るのかなぁって。
 先日爆問学問という番組で歌舞伎の人(名前失念)の話を聞いてて、思い切り頷いたもの。
 自分は自分だって思えたなら、もう自分なんていらなくね?
 だって自分が自分であることは「絶対に」無くなることは無いんだから、だからこそ、逆に、圧倒的に
 自分を滅して「型」そのものになる事で、その完全に消えたはずの自分が、燦然と深く輝いて滲み出て
 くるのだと思う。
 そう、「型」という、「娯楽」とか「萌え」とか、その他の実に沢山のものたちと豊かに結びついている、
 その自分がさ。
 自分に拘り囚われるのって、それって実は、自分のこと信じてないからなんだよね。
 んや、たとえ私が私を信じられなくなっても、私が私で無くなることなど絶対に無いし、そして。
 そして私は、此処にこうしている。
 存在って、それ、絶対ってこと。
 私が私を信じられなくなること、私が私を見失うことも含めて、それも立派な私。
 そしてだから。
 だからこそ、自分が信じていた自分を、自分がずっと見つめてきた自分を、取り戻し、そしてそれを守る
 ことにも、ちゃんと価値が生まれてくる。
 そして勿論、それは本質じゃー無い。
 なんか最近、私、すごくすっきりしてる。
 なにかこう。
 
 どろどろとした、真っ黒な沼の底に。
 爽やかに流れる青い水を感じてる。
 
 そしたら、「君に届け」。
 あの、黒沼爽子が、もう、私には堪らない。
 すーっと、透けて流れていく、そうして流れ落ちてきたものが、ゆっくりと。
 私の胸の中に綺麗に梳かれて濾されて零れ落ちてくる。
 もうひとつ今期私を捉えたアニメがある。
 「青い文学」、人間失格編。
 主人公の葉蔵と、爽子に同じものを感じる。
 ああ、同じなんだ。
 私はつい、葉蔵みたいになるときがある。
 でも、私にはよくわかる。
 私は太宰作品を良く読んでいたけれど、決して私は太宰作品の主人公を真似するダザイストじゃ無い。
 私にとって太宰作品は、いえ、太宰治という作家は、自分を主人公に投影して、徹底してその自分
 をありのままに描き出して、そして。
 その自分を、導きたかったんだと思う。
 そう。
 黒沼爽子のような、存在になるために。
 そういう意味で、ダザイストはまるっきり太宰の事を理解していないし、むしろ全く逆の事をやっている
 ように私には見えた。
 太宰作品の主人公の道化ぶりや、太宰自身の自虐ぶりは、そうして徹底して「救うべき自分」を
 描き出すことの顕れであって、決してそれはその情けない自分自体を認め肯定する事なんかじゃ無い。
 今のこの時代の風潮は、ある意味葉蔵を猿真似するという意味でのダザイスト万歳なものがあるし、
 だからそういう意味で太宰作品を読むのは、私はこれは賛成出来ない。
 なにしろ、太宰は太宰の事が大嫌い。 死ぬほど嫌い。
 だから、みんなに嫌われないように、自分を扱き下ろす。
 私はこんなにちゃんと悪い自分を責めることが出来てるんです、私は自分をちゃんと責めてます。
 だから、認めて欲しいな。
 太宰の自虐は、情けない自分への許しでは無く、情けない自分を罰することの出来る自分への赦し
 を求めてのもの。
 だから、私は弱い自分のままにその自分らしく生きてもいいんだ、という事とは、決定的に対立する。
 けど、太宰の悲しみそのものは、実はそうして必死に情けない自分を罰し続けることと、それ以外の
 自分の無い事自体にあったりする。
 でもそれは、だから情けない自分のままでもいいんだと、そういう単純な自己肯定へとは結びつかない。
 うん。
 太宰作品は、その先にあるものこそを、すっと、見据えている。
 荘厳なんだよね。 そのみえてるものが、すごく。
 同時代の坂口安吾もそうだけど、私にもそれが、すごく。
 わかる。
 
 
 なんで、私ら、こんなに他の人のことが、気になるんだろ?
 
 それにはきっと、とてつも無く深い意味がある。
 
 太宰や坂口、そして私にとってのメインテーマは、「他者」と、そして「孤独」。
 
 
 その私達が見据える先のものと繋がっているのが、爽子。
 なんでこんなに私、必死なんだろう。
 どうして私、こんなに頑張れるんだろう。
 それは私が、他の人達と確かに深く豊かに繋がっているから。
 だから、頑張れる、ううん、頑張りたい。
 黒沼爽子を観ていると、自分の巡らすあらゆる哲学的「見抜き」が、なんのために為されているのか
 がわかってくる。
 なんのために葉蔵は道化的に自虐を行うのだろ。
 それはすべて、そう。
 諦める、ため。
 そして。
 その諦めは、なんのためにある?
 そう。
 それは。
 
 
 みんなに、観て貰いたいから。
 本当は、救われたいから。
 
 
 ・・・・。
 つまり、ツンデレ、と。 (メモメモ)
 だから、ツンデレでは無い、迷い無しに頑張れる爽子が、私には堪らない。
 爽子のあまりに爽やかで一途な、それこそ筋の通った心意気に周りの不良っ子達が「燃える」のも
 わかるし、私は実際応援したくなって堪らなくなるけれど。
 でも、それは本質じゃー無い。
 あれじゃ、あのままじゃ、爽子はその自らの潔い心意気と心中するだけ。
 爽子に、もっともっと、求めて欲しい。
 他者に対する尊敬が、好き、というその言葉に変われるように。
 その爽子が、やっと、その言葉を言えたとき。
 私は、泣いた。
 だってそれ、許しとか赦しとかじゃ無い、爽子自身の主体性の獲得の瞬間だもの。
 爽子が、恋をした。
 
 『一体、いつからだったのかな。
  憧れも尊敬も飛び越えて、生まれてしまった、もっともっと大きな、大好きな気持ちは。』 by爽子
 
 ・・・・。
 こんなの、応援しないわけ、無いじゃん絶対。
 まぁその前に。
 最近忘れがちな、表情の機微とかそういうのをもっとじっくり感じたいな、私。
 「君に届け」に於ける爽子の表情と、そして声の演技は、もう滅茶苦茶すごい。
 そして、なにより。
 あの爽子のポジティブシンキング自体の、その意味と価値を、私は改めて考えたいな。
 どうも最近、その意味と価値を忘れかけてんだよねぇ、私。
 忘れかけてるのに・・どうしてだろ・・席替えのときの爽子の「私、嬉しい・・」でこんなに泣けるのは。(涙)
 よっし、いっちょやったるべい!
 
 まぁ感想は書きませんけれどね。 (微笑)
 
 
 
 とまぁ、そういう辺りで、今日は終わりで御座います。
 はふぅ、一週間ぶりに書くのは結構きくのぅ。 (腰を叩きながら)
 
 では、ごきげんよう。
 
 
 
 
 

 

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                                 ■■送りバント!4 ■■

     
 
 
 
 
 ごきげんよう、紅い瞳です。
 
 
 さて長々とやってきた、というかやりすぎてきた前期感想も今日で終わりです。
 皆様お疲れ様でした、っていうか今何月何日ですか? (微笑)
 ということで、早速始めさせて頂きたいところなのですけれど、その前に今期のアニメ話を。
 まずは私の暫定視聴リストをば。
 
 
 月: 乃木坂2
 火: 君に届け・刀鍛冶・真恋姫
 水: ささめきこと
 木: (銀魂)・けんぷファー・にゃんこい
 金: ダーカー2・とある科学
 土: サンレッド2・青い文学・生徒会・(うみねこ)
 日: (ハガレン)・あらし2
 
                              :全16作品 ()付きは前期以前よりの継続作
 
 
 これにチャットで大鳥さんにお勧め頂いたそらのおとしものを追加する勇気が持てたら追加します。
 ていうか大鳥さん、どんなもん勧めてきてんねん! 色々困ったわっ!(ちゃぶ台返し ぉぃw)
 戦う司書は切りまして、あとはにゃんこいと乃木坂2が様子見という感じで、あとはもうほぼ視聴継続
 決定に近い感じですね。 割と結構早く決まりました今期は。
 ・・・・・・もう視聴数を減らす努力は諦めたんですね。 (溜息)
 
 で、今期のこれだという作品は、うーん。
 なんだろ、娯楽的な側面でぐぐっとくるものに偏ってる感じで、私的にテーマ的にびびっとくるものは、
 これは逆に皆無。 えー・・。
 そういう意味では、とある科学の超電磁砲とダーカーザンブラック二期が、出来として魅せ方としては、
 作品的には今期のトップ。
 表情と声演技で感情をぐぐっと描き出して感じさせてくれるという意味では、君に届けがぶっちぎり。
 ささめきことは、やりたいことはわかるんだけど、まだ技巧的さしか感じられないので、あと一歩。
 コメディ分としては、今期は生徒会の一存に一任。 これを美味しく育てていきたいです。
 真恋姫無双は、第一期頼みからどれだけ脱却出来るかが肝なので、むしろ未知数的期待株。
 あとは、勢いというか、私的に今期らしい(?)感じで浮き上がってくるのは、けんぷファーでしょうか。
 あれだけどこにでもあるアニメ的な感じでありながら、あそこまで独特な感触あるのは、なんかとっても
 不思議で面白い。
 って、あ、そういえばまだ青い文学観てなかった。 はよ観んと。(汗)
 
 
 という感じですね。
 また次回辺りからぼつぼつ今期アニメについては語っていきましょう。
 では、前期アニメ最後の感想を、どうぞ。
 
 
 
 
 ◆
 
 かなめも:
 不思議なもので、私はたぶんこのアニメだけ観ていれば、アニメ的にお腹一杯になれる自分の事を
 容易に想像出来てしまいます。
 そしてなんだか、この作品を観ていると、その自分を想像して感じることがメインになっていたりします。
 なんだろう、この作品は、なんだかなにかに対するアプローチの仕方が根本的に違うし、また絶妙の
 半歩の距離を置いての、そのなにかとの繋がりを有している。
 自分でもいきなりなにを訳のわからない事を言い出すのかと思いますけれど、なんだか知らないけれど
 こういう風に書き出している事自体に驚いているのですから、処置無しです。
 なんだろう、このアニメ以外に、観るものなんて、無くね?
 ただ私はそういう自分を選択しなかっただけ、というよりは、それは常に自分の可能性として、いつでも
 併用可能なのだけれど、それを「優しく」「暖かく」、そっと半歩の距離を置いて保留しておける、
 そういう感じなのでしょうか。
 なんにも考えること、無いじゃないの。
 私達が辛辣に厳しく、そして徹底して考えたり感じたりしなければいけないという、そういうものは実は
 あくまで私自身が作り出している「現実」なのだというのが、なぜだろう、いくらでもその厳しいものを
 サボったり休んだりのらくらしたりする事にさえ智恵を使えるときに、そう、うっすらと、わざわざ「サボる」
 などという言葉を使わなくても、自分の感じて実際している「厳しさ」が、それが自らの作ったものもしく
 は作らされたものであるという、たったひとつのその冴えた自覚があるだけで、なんだろう、あっさりと
 私は、私達には、この作品の提出する「現実」が、紛れもない本物であるという事がわかる気がして。
 
 なんだろう。
 私は諸々のものに厳しさを感じるときに。
 それこそが「幼い」がゆえに、だというのを感じてしまいます。
 
 自分で「現実」を「規定」している私がいる。
 その「規定」で描かれたものでしか、目の前と接することが出来無い、自らの弱さと現実の大きさとの
 ズレによる「厳しさ」しか感じることが出来ずに、そうしてなにも考えずに現実=厳しい、としている、
 その子供な私を感じてしまう。
 人は成長するにつれ、その目の前から得る「情報」量の総量を上げていくし、また自らもその「情報」
 の摂取量を上げるためにこそ目を凝らす工夫をしていくものだけれど、でもその「情報」を受信し、
 そしてそこから自らの描き出す「現実感」を作り出す、その当の本人自体の成長が無ければ、それは
 ただ増加する情報に翻弄され、そして現時点で許容出来るものでしか構成されない、小さな「現実」
 の厳しさしか捉えられなくなってしまう。
 それは、大きな子供に他ならない。
 現実なんて、簡単だよ。
 さらりとそう言える、この作品が、私にはとても暖かく、優しく、そして、とても落ち着いてみえる。
 現実を知らないのは確かに子供だけれど、現実を知ってその現実とやらのままに生きていくのも、
 それはやっぱり子供。
 厳しさって、なんだろう? 現実ってなんだろう?
 大人って、なんだろう?
 私が人に厳しくしてしまうときに、なんだろう、ふっと、私が今やった事言ったことって、それって本当は
 なんなんだろう、どういうことになるんだろうって、考える。
 私のこの現在獲得している、人間的社会的な等身大な「自分」の価値というのは、それをさらりと、
 謙遜でも自嘲でも無い、本当に普通の当たり前の事でしかないとしてただ見つめることで、初めて私に
 とって意味が出てくるのじゃないかなぁ。
 かなめも見てると、ああ、いいなぁ、当たり前なんだよねぇ、なんか、結構私って驕ってるのななんだかん
 だで、謙虚としての自虐程度じゃまだまだな。
 それは、その「自分」を作ってきた努力とはなんの関係も無い、当たり前のもの。
 私は、「自分」を作るために頑張ってきたのかな? 人に誇れるようになるために必死になるのかな?
 違う、よね、全然。
 ううん、あるいはこういうこと。
 「自分」を作るために、人に恥じないように頑張り必死になるのは、それは。
 ただ。
 暖かく、優しく、そしてただ、楽しく生きるため。
 「厳しい」現実を生きる努力は、そのための、そのための愛しい「手段」のうちのひとつにしか、過ぎない
 んですね。
 だから、それ自体がなんらかの理由で出来無くなっても、何度でも、諦めずにトライ出来る。
 そして、だからこそ。
 改めて、厳しく必死に懸命に頑張ることに、それ自体にもしっくりと価値を感じても良いのかな、うん。
 この作品は、ひとりの女の子が「働く」ということが、「どういうこと」か、それを描いた作品でした。
 天晴れ! すっごいたのしかった!♪
 
 
 咲 -saki-:
 なんだかんだで、「勝負」とは「どういうこと」か、という問い自体は適度に抑えて、まぁその辺り保留で、
 まぁ取り敢えず楽しんどきましょう、そうしましょう、と、そう言いながら、言いつつ、全力で勝負に臨む
 その舌なめずりもかくやな熱気が、それそのものが観てるこっちの胸を熱くしてくれました。
 正々堂々、という言葉を、久しぶりにアニメで感じたなぁ、うんうん。
 いざ尋常に勝負、というか、麻雀にすべてを命を「賭ける」という「卑怯」な事はせず、けれど断然、
 命を「懸ける」という「堂々」さに犇めいている。
 なんか、それに尽きるなぁ、この作品は。
 自分のしたい事に、真摯に向き合ってる。
 なにかをしたいという、その欲望こそが、なんというか、私達が私達でいることに意義をもたらすのかな。
 いやいや違うな、欲こそ私という主体、そしてその私のままに真摯に生きることで、「自分」という熱い
 世界とのみんなとの繋がりを生んで、それを感じていく事が出来るのじゃないかなぁ。
 自分がなにをしたいのかがわからないとき、人は自分を見失う。
 自分を見つめたくないからこそ、自分が自分でありたくないからこそ。
 欲を、捨てる。
 勝負を、捨てる。
 だから戦おう、ううん、私は戦いたいよ、自分から逃げたくないよ、原村さん。
 咲という主人公を、なんだかんだでそういう風に成長させたりもしつつ、まぁそれは取り敢えずいいから、
 さぁ麻雀しましょう、べつに麻雀にすべてがあるなんて言わないわと部長風にどんどんと動いていくし、
 そのための勝負の設け方も実にスムーズで、なんだろう、王道といえば、この作品ほど王道な作品は
 近年お目にかかったことが御座いません。
 私は麻雀自体はさっぱりのド素人ですけれど(というか全くわからないっすw)、でも勝負事に於ける、
 この作品に於いて、「男」では無く、「女の子」を使ってきたことは、ただの萌え目的というだけでは無い、
 いえ、むしろ「萌え」というものが一体誰がなにに感じているのかを、改めて深く感じさせてくれるもの
 だったと私は感じました。
 私はね、それは。
 「私」が。
 「生活」に。
 萌える、と、そう思いました。
 
 
 蒼天航路:
 笑わせるな。
 そうあっさりと笑われて、冷や汗だらだら。
 曹操がなにを思っているのか、この作品がなにをやりたかったのか、ようやく最終回でわかった。
 というより、あれは物語的にはとんでも無いブツ切りな終わり方で、ある意味驚天動地だったのだけど、
 でも、それでひっくり返ってる暇は無い。
 正直、文醜がどういう武将か、すんごくわかる。
 ていうか、それ、私だ。 (ぇ)
 武と智との二項対立図式に於ける、その風貌からして武の方かと思いきや、きっちりと智の方であって、
 しかし理詰めに息まきながらも、それを越える枠組みのものと出会ったときには、そこで智に陥ちたまま
 に折れる事無く、大きくひとつ息を吐き、蒼天を駆けるひとつの鷹を見、そうすることで、己が姿を
 体感し捉え直すことで、武と智をまとめた一個の将として目覚める事が出来る。
 『文醜は、見事すぎるほどに袁紹の武将だ。』 by曹操
 ・・・・。
 『お前という人間を武と智で割れば、綺麗に割り切れて残るものが無い。』 by曹操
 ・・・・。
 そうなんだよねぇ。 (溜息)
 勝負事のある生活に萌えたり燃えるだけでも、「それだけ」でも、なんだか、それだけなんだよ。
 武と智の側面で、それをいくらパラメータ的に捉えることを愚とみなして、ただそう認識することだけで
 戦っても、それは同じこと。
 戦ってるのは、「誰」?
 そして、一体なにと戦っているの?
 文醜は、見事。
 けれど、その戦うべき相手を探す範囲が、どんなに広がっても戦場の中ででしか過ぎず、その中からで
 しか、それを拡大した世界と社会と個人をしか見定める事が出来なかった。
 曹操のいう心の闇とはすなわち、「私」という「存在」に関する「不安」。
 存在していること、そのものから見えるものを以てでしか、曹操を越えることは出来無い。
 このアニメ版蒼天航路は、見事に「英雄殺し」としてのダーティヒーローとしての曹操を描くことで、
 その役割を完遂しました。曹操が破格であるのは、それが曹操が武将であり為政者であり、しかし
 武将でも為政者でも無い、曹操という「存在」そのものとして、「曹操」という化物として確かに武将達
 為政者達の間に存在しているがゆえ。
 それは武将として為政者として、他を隔絶するほどに圧倒的に優れていた、ということから来ての、
 その破格というものでは無い。
 そういう意味では、この作品は紛れも無く、三国志というものが生み出した、「曹操」という破格な
 「キャラ」を燦然と描き出すことにも成功したのだと思います。
 荀攸達曹操の軍師達の根源的な「恐怖」もよく伝わってきていましたし、そういう意味では、曹操と
 いうどうしようも無い「眼差し」に照らされているものがなんであるのかを、それをこそ私達に再考させ
 るという意味では、この作品は傑作でした。
 が、それだけで終わってしまった感も否めませんし、また曹操自身の不安が、そうして文醜や荀攸達
 と同じフィールドにいないという孤独ゆえのものなどでは全然無いという、その圧倒的境地から見た
 不安がなんであるのかとか、その辺りからも含めて、これこそは、この作品こそは、さらにここから
 原作たる漫画版を視聴者には読んで欲しいと、私に言わせてくれるものになりました。
 ていうかまぁ、アニメでやって欲しかったんですけど、ハンカチは噛みましたけど。 きぃーっ。
 
 
 
 以上、前期感想でした。 終了♪
 ということで、今日はここまで。
 次回から通常営業に戻ります。
 ちょこっとだけ前期のまとめとかもしてみますけどね。
 
 では、また。
 
 
 

 

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                         ■■紅いのの電フェスれぽ〜と♪■■

     
 
 
 
 
 ごきげんよう、紅い瞳です。
 
 本日はアニメ感想をちょっとお休みさせて頂いて、痛、ちょっと石投げないで、ただでさえ更新遅れてる
 のにお休みもなにもあるかって、それはそうですけど急がば回あちょ帰らないで後生ですから!
 
 という感じで(どんな感じだ)、今回はやると言っていた電フェスのレポートをさせて頂きたく思います。
 最後にちょこっと今期開始アニメの感想とかもつけてみたりしますので、どうぞよろしくお願い致します。
 ほんとお願いします。 タイトル馬鹿っぽいですけど馬鹿ですけど、どうぞお願いします。
 
 
 
 +
 
 まぁうん、行ってきました、電フェス。
 電撃キャラクターフェスティバル。 10月3日、4日に開催していました。
 散々今までこういうイベントには行かないと駄々をこねていたこのたわけな紅い人が、
 なんで今更行くことになったかと言いますと、
 それは勿論狼と香辛料への愛ゆえに決まっているじゃないですか!
 狼グッズを買い求めるために決まってるじゃないですか!
 なぜ電フェスに行くのか、それはそこに狼があるからだ!!
 現金な奴めっていうか、現金使ってきましたよなんか文句ありますか? (微笑)
 
 まぁ落ち着け。 (どうどう)
 
 盲目なのはわかったから、アホなのはわかったから、だから落ち着けな。
 私としてはこれでも嬉し恥ずかしで、出来れば恥ずかしの割合が上だと良かったのに、
 狼が絡むと完全に盲目っていうか紅い瞳の名に恥じぬほどに、いやほんと恥じないねこいつは、うん、
 恥じぬほどに目を血走らせて普通に行ってきちゃったわけ。
 節操無し。
 うん、ぶっちゃけ可愛い我が子のためならなんだってやる、みたいな心境に近いです。
 まぁ狼自体はもはや恋b(中略)みたいなものですけれど、
 我が子っていうのは、その狼に盲目になっている私自身のことで、
 それを親御さん的な眼差しで見つめて、そしてなんとかしてあげたいと思う感じな私がいるのです。
 ・・・・・普通に考えるとただの過保護な親なんですけど、場合によってはモンスターですけどなにか?
 という感じで、私的にはすっかり狼馬鹿。
 なのにそれにちょっと抵抗はしておきたい、そんなに安い奴じゃないのよ、べ、べつにあんたのために行く
 わけじゃないんだからねっ!、というツンデレもかくやなアレなわけで、もうわけがわかりません。
 いやもう自分で書いてて頭痛くなってきた。
 
 そんなこんなで、ほんとは初日の3日土曜に行くはずだったのに、
 初日の方がグッズの売り切れとかも無いんじゃないの?、という冷静思考と、
 だけど狼のイベントって二日目にあるんだよね?、観覧者はもう事前に抽選で決まっちゃってるから
 あれだけど、雰囲気だけでも感じるなら二日目の方がよくない?、じゃあぶっちゃけ両方いけば、いやそ
 れは無い、という葛藤モード(葛藤?)に突入してしまい、最終的には、いや一応初日は丁度近くに
 行く用事あったし、早めに切り上げて行けば、わざわざこのためだけに二日目に出てく必要無いんだし、
 初日行くで良くね?、てかそれで収まりつかなかったら、二日目もいけば良くね?、あ、それは名案ね、
 と、理屈は通っているけどなにも考えていない答えに辿り着き(一番ラクで狼的に万歳な答えですね)、
 そしてそのプランを決行することになんの異存も無くウキウキしている私はアホ可愛いやらでどうしようも
 無く、いやもうほんと別の意味でもうどうしようもないですね、そして、決行。
 初日当日。
 
 いつもの「今日はちょっとこれから大事な用があるので」が、通じず、早期撤退に失敗。 連行。
 収まりがつかないどころか、欲求不満度、無限大。 酒如きでは誤魔化されぬっ! (お前・・)
 
 二日目。
 前夜欲求不満過ぎて興奮し過ぎて、おまけに飲み過ぎ気味で(ぇ)逆になかなか寝付けず、寝坊。
 目覚ましは枕元から数メートル離れたところに転がっていました。 またやりましたね自分。 (溜息)
 さぱっとシャワー浴びて、いそいそと慌てて身支度を整えて、ってなんかこういうところ行くときや寄るとき
 って、アニメ○トのときもそうですけど、妙にお洒落キメて行きたくなっちゃうんですよね、
 オタクでもダサくは無いんだゾ、というよりは、もっと見栄っ張りななにかに近い気がするんですよね、
 ていうか私オタク違うし、あなた達とは違うんです、みたいな、ほんと素晴らしいですよね(微笑)、
 でもそれが私の場合さらに変な回転がかかって、たぶん恥ずかしさだと思いますけど、べ、べつに私は
 ちょっと立ち寄っただけで、こ、こんなの、べ、べつに興味なんて無いんだからねっ、え?、じゃあなんで
 グッズ買おうとしてるのって?、こ、こ、これはあれよ、そ、そうお土産よお土産!、私の友達にこういうの
 好きな子がいるのよ、な、なによ、なんか文句あるのっ?
 ・・・・。
 
 そういう感じで、電フェス会場ど真ん中でひとりでおろおろしてた人がいたら、それ私です。 (微笑)
 
 結構こういうとき逆に私は澄ました仏頂面下げて、普通に歩いてるから、
 端から見てるとわからないものらしいですけどね、でも、よく見てると、あ、この人さっきもここのブースの
 前通って無かったっけ?、あ、また来た、なにやってんだろあの人、みたいな感じで、
 普通にバレるんですけどね証拠付きで。 (笑)
 実際問題、同じとこぐるぐるやってた。 盛大に回ってた私。 うはー頭ぐるぐるー。(大丈夫か?)
 でも自分のそういうところ結構自覚していたりする百戦錬磨ですので、主に某アニメ○トで鍛えまし
 た(微笑)、何度寄ったブースでも、まるで初めてきたみたいに珍しそうに商品を手にとってみたり、
 お品書きをわざとらしく確認してみたり、そっと浅く微笑んでみたり、そういう小芝居をしながら、
 さっとごきげんようもかくやに立ち去るのですけれど、バレバレです。
 そんな事やっても何回も来てるの自体バレバレですから。 むしろ余計恥ずい。 お疲れ様です。(微笑)
 とまぁ、たぶんきっとバレバレなんだろうなぁ、恥ずかしい、恥ずかしいけどそれが気持(中略)、
 でもなんでそうなのかというと、私基本的に優柔不断なんですね。 基本ていうか優柔不断。 ぐるぐる。
 恥ずかしさもあるんだけど、むしろもうなんかあれもこれも欲しい。
 てか全部買っちゃおうと思えば買っちゃえるほどにお財布の口が全開なので困りものなのですけどね、
 それで懐寒いとか言うからぶん殴ってやりたいほどにそれが可愛いんですけどね(いい加減にしなさい)、
 しかしそこはほら愛というか、なんかちょっと沢山ある中からこれはというのを選びたいじゃないですか、
 だから選ぶんですけど、だからぐるぐるになるんですけど。
 うはー決められないー、と喜び勇んでいるうちはまだいいのですけど、そのうち時間かけすぎて、
 ああはよ決めんと、なんかいつまでも商品見てるのも怪しいし、ああはよせんと、となるとこう、
 ふっと、その店から離れてしまうのですね、ごきげんようって。
 長時間いるからアレなら、ちょっと時間置いてまた来ればいいんじゃね?
 ・・・例の如く理屈は通っているけれどなにも考えていない状態発動。
 何回も来てる方がより怪しいって。 (笑)
 
 とかいうことを考えながら、ひとつ目のア○メイトのブースに来て。
 速攻で、なんの迷いも無く、狼ストラップを手にとって、これくださいって言った私はなんなのだろう。
 
 あれ?
 あれ? おかしいな、こんな即断即決なの私じゃ無い。
 そう、実は何度も同じとこ回ってたのは、ごめんなさい、ふたつ目以降のブースからなの。
 一番最初のときは、あっさり即決でした。 しかもそのあとアニメイ○のブース寄って無い。
 敢えて分析すれば、限定商品のコイン入れが売り切れていたことでトサカに来て(ああ初日に来てれば
 こんなことにはこんちくしょうという感じ)、でもその反動で、他のどのアニ○イトでも見たことの無かった
 バージョンのストラップがまだ売り切れてなくて、それで速攻それを買う権利を行使した、ということなの
 かもしれないし、そのストラップの溜息ホロのあまりの可愛さにぞっこんやられたからなのかもしれない、
 ていうか狼ストラップ史上最可愛ですこれ。
 ということで、なにはともあれ電フェス初グッズゲット。
 そしてある意味、ここからやっと視線を上げて、電フェス自体と出会った感じ。
 うわ、色々お店っていうかブースあるじゃん。 (遅)
 そうして、途端におろおろとし出す私、っていうかそうか、最初即決したのは、いつも行き慣れてる
 アニ○イトだけしか見てなかったからっていうのもあるのかもですね、うん、で、他のブースを回り出したら、
 まぁいくつか狼商品もありましたし、Tシャツは最後まで買おうかどうか迷って最後には買わないままで、
 で、電撃屋本店というところでは、逆にたっぷりと購入。 ていうか買った。
 ていうか、狼スポーツタオル買っちゃった。 急に可愛いホロがきたので。
 前に見たバスタオルの裸ホロには食指が反応しませんでしたけど、このホロには参った。
 片手でリンゴ食べて片手は後ろに回して、なんかゆったり見てる。 ええと、これください。 (微笑)
 そんで、調子乗って、どこにでも売ってるホロお守りと下敷きとブックカバー(白)を買って、まぁこんな
 ものでしょう、と思ってたら、また急に可愛いホロがきたので。
 あー・・・買うよね、これは ←髪を触りながらリュミオーネ金貨を眺めるホロのクリアファイルを手にとって
 もうなんか、今日ほど某サッカー選手の気持ちがわからない日は無かったですよ、だってしょうがないじゃ
 無いの、ちゃんとお財布の紐閉めてても、急に来ちゃったんだもの。 (閉めてないだろ)
 って、結構買っちゃったなぁえへへ、と思ってカウンターにまとめてお出しして、さておいくらかな、とかもう
 これ財布の紐を閉めてる人の思考じゃ無いですよね、で、おいくらかと。
 ・・・・。
 樋口が! 樋口が狼に喰われた!! (あーあ)
 ・・・。
 まぁ、うん。
 これはな、ちゃうねん。 (無かったことに)
 
 
 ええまぁ。
 電フェスって、結構楽しいですよね、いろんなのあって。 (目を泳がせながら)
 お店だけじゃ無くて、色々と展示物もあって、海外で出版されたバーションとかあって結構笑っちゃった
 ものもあり、それに原画とかもあって、テレビやネットで見るとそんなものべつに興味ねーし、とデレ無し
 完全ツン発動で突き放していたのに、実際会場で生で見てみたら、べ、べつに興味無いわよ、で、でも
 せっかく来たんだし見ても損は無いって思っただけよ!、という純粋ツンデレへとジョブチェンジしてしまう
 ほどに、すっかり迫力あって、あーなんか来て良かったというしんみり気分になる始末。
 なんか書いてて楽しくなってきた。 (ぉ)
 あー、ほんと色々あるね、なんかゲームみたいなのもあるし、でもなんかハッスルしてる方々沢山いらっ
 しゃって、私はご遠慮させて頂きますわ(あなた達とは違うんです)で立ち寄らず、そして他になにか無い
 かなーっと見回していたら、イベントをやっていて、じゃあちょっと見てようかなって思、いやちょっと待て。
 
 
 な ん で イ ベ ン ト 丸 見 え で す か ?  
 
 ↑ 思わずぎょっとして立ち止まってしまった人
 
 
 え・・・あれ?・・・確かイベント観覧って抽選だったよね?
 えーと、その、それがなんでこんなに余裕で見え・・・いやそれ以前にスクリーンに映し出してて、見せる
 気満々なのは気のせいデスカ?
 近寄ってみれば、なにこれ、なによこれ、これ、当選した人は座れて? それでそれ以外の人は立って
 見られるって、これ座席か立ち見ってだけしか違い無いじゃないですか。
 むきーーー!! ←澄まし顔仏頂面で内面で怒り狂ってるアレな人
 っていうか!
 狼終わってるし、狼どうせ見られないと思って会場着いたのそもそもお昼余裕で過ぎてからだし、
 いや寝坊しただけだけどそこは黙っとき、もう狼やってないし、これなら余裕で狼立ち見出来たじゃん!
 むきーー!! 狼むきーー!! ←略
 怒れば怒るほどに(理不尽)、ていうか事前にちゃんと調べておけとあれほどと小一時間ほど問い詰め
 たくなってきて(全く正しい)、ていうか問い詰められました自分に、うん、狼悪くないよ、いや狼は元々
 悪くないよ悪いのは全部私ですそんな私をどうか踏(以下自重)、となんだかんだと適当に楽しく流し
 てしまいました。
 うん、むしろ、私はほんとはあまり狼のイベントは観たくは無かったんです。
 わしは、こんなとこ、きとうはなかった! (ネタも大概になさい)
 だって声優の顔出しって私はあんまし好きじゃないし、それにイベントで変なノリで狼を公衆の面前で
 やられるのもなんか不安だったし(ネット上で感想ぶちまけてるお前がいうな)、というかそういう理由は
 いくつでも挙げられるけど、なんか実際のものとして出会うことにまだ若干気恥ずかしさというか、
 ていうかぶっちゃけ、中の人=ホロじゃ無いし、だけどなんかついそういう目で見ちゃうというか。
 まぁ、そんな感じの葛藤(?)が色々とあって、だからこうして既成事実的に、イベントを諦めることが
 出来たので心のうちではほっとしていたりするたわけな私はだから小一時間問い詰められたい、
 むしろ追い詰められたい、出来れば怒り狂ってわなわなと肩を奮わせる狼に。 (微笑)
 
 まぁ、ね。
 うん、色々回ってて、色々感じたよ。
 うん、私さ、電フェスで初めて生でコスプレ見たよ。
 コスプレ風の人とか(アレンジレベル?)、ゴスロリの人は見たことあったけど。
 ガチで生は、初。
 カルチャーショック。 文化ショック。 電撃。 ここは電フェスです。
 どんだけだよ、アニメファンとか散々言っといて、どんだけカルチャーショックだよ私今更かよ。
 驚いた、なにこれ、こんなにクオリティ高いの? こんなに本格的なものなの?
 企業ブースの前にいたとある科学の超電磁砲の初春や黒子コスの人は、あれは個人でのって訳じゃ
 無いんだろーけど、それがレベル高いっていうのはなんとなくわかるけど、ていうか初春の花飾りすっげー
 、ていうか可愛い、可愛かった、似合ってるしさ、うん、だけどたぶん個人だけど、何人か歩いてた人の
 コスもレベル高、っていうか全然違和感無し。
 すげー・・・・・すっげー。 ← 思わず感心していちいち立ち止まるめんどくさい人
 そして、なんというかその、なにより感じたよ。
 その人の本気さっていうのかな、そういうのをなんか感じて、不覚にもちょっと恥ずかしかったよ、私。
 なんかひとりで色々恥ずかしがって本気出して無い自分のことが恥ずかしかったり、いやもうある意味で
 は全力過ぎて目も当てられませんけどそれはそれこれはこれ(どれ?)、うん、なんかコスの人もそう
 だけど、会場にいる人みんなが、活き活きとして輝いてる感じがして、なんかこう、少しずつ私自身も
 その熱気に染まってきたというか、うん遅いよ、遅いよ私、会場入って1時間近く経ってからそれかよ、
 どんだけガード堅いっていうか鈍いん・・・・・・・そうか、ツンデレか! (ぁ)
 
 そのあとは全くのデレ発動で、またぐるぐると会場内を旋回開始。 デレ過ぎです落ち着いてください。
 なんかもう観てるだけで楽しいというか、顔がにやけてくるというか、もうなんか滅茶苦茶不審者一歩
 手前ですけれど、なんだか逆にそれで、会場に馴染んできて、展示物とかとの距離も、なんかまた
 変わってきて、ていうかダンボーいたのね、もっと段ボールに近いのイメージしてたから気付かなかっうわ
 目ーひかった!!、あとホロもいたし、あ、いたんだやっぱり、ていうかさっきは気付かなかったのかよ、
 ええ眩しすぎて(微笑)、うん、なんか狼と香辛料って私はアニメ絵が好きなんだけど、でもこうして
 「イラスト」やグッズとして魅せるときには、原作絵の方がいいなぁと改めて気付いたり。
 なんか、あったかいなぁ・・
 ちょっと休憩と洒落込んで一旦会場を出て、入り口のとこでちょっとお茶して(缶コーヒーだけどなんか
 文句ある?)、そして電フェスのガイドブック(無料)を読みながらしばらくくつろいでたら。
 あー・・・なんかこの感じ、この空気、いいなぁ、って。
 アニメって、こんなに色んな人が関わって繋がってて、出入り自由で、ハマる深度もよりどりみどりで、
 そしてなにより、やっぱり作り手の側も、それを作品として提示するだけで無く、それを一緒に受取り手
 と一緒に楽しめるっていうのは、これはとっても素晴らしいことだなって、たぶん初めてこういうイベントに
 来てみて実感しました。
 それは、受取り手が作り手の側に寄り添わずに厳正に作品を評価する事とは、これは実は対立する
 事じゃ無くて、全く共存可能なことだったんですね。
 私は作り手の側に立って作品を受け取ることは選びませんし、それは作り手の怠慢を生み、そしてなに
 より評価者としての受取り手の育成を妨げると思っていましたけど、なんだ、たわけだなぁ私、それだけ
 しか無いなんてこと、あるわけ無いじゃないのと、こうして初めて実感しました。
 楽しいじゃん、これ。 全然、全然楽しいし、それは評価とは全然別のことじゃないの。
 
 当たり前じゃん。
 私はアニメを評価したいんじゃ無くて、アニメを楽しみたいんだから。
 楽しいからこそ、厳正に評価することに意味があるんじゃん。
 
 つくづく、萌えってすごいなぁというすごい結論に辿り着く私の思考回路を誰か止めてお願い。(微笑)
 わかってた、わかってたわよそんなこと、でも・・・・恥ずかしかっただけなのよ! (ツンデレもほどほどに)
 そうだよねぇ、馴れ合いや傷の舐め合いをする気は欠片も無いけれど、楽しさを共有して一緒に熱く
 盛り上がったりすることは、これは絶対に私にとって大切なことだし、それが、それこそがアニメという
 ひとつの文化の核にあるものなんだよね。
 はぁ、うっかりしてましたよ、本当に。 (溜息)
 でもなんか、その私と同じような溜息を、きっとこうしてアニメでみんなと盛り上がることと、初めて出会った
 人達は感じたんだろうなぁ、と、そのなんというか、そういうその嬉しい溜息で出来ている、このいい感じ
 の空気の歴史を、私は目一杯感じた。
 嬉しいなぁ、そしてなんだか静かにゾクゾクする。
 そしてひと休憩終えて、しばらく回ってるうちに、なんか狼のプチイベント、というか商品のお渡し会
 なるものがあって、それをホロ役の小清水亜美さんがやるみたいで、なんか行ってみたいなと思って。
 よく考えたら、というか、実は前にカレイドスターのWebラジオであるすごらじで、広橋涼と大原さやかの
 コンビが、それぞれの役としてでは無く、私達と同じカレイド馬鹿として、その役のキャラを含めて熱く
 楽しく語っていて、それでもうわかってはいたんですけどね、今回それを改めて実感。
 
 
 そう。
 声優も、私達と同じ、作品の、キャラのファンなんですよね。
 
 
 いざお渡し会が始まって、小清水さんが登場して(可愛らしくてだけどどこか凛とした感じの方でした)、
 それで周りのファンの人達が、なんだろう、小清水さん個人では無く、狼そのものへとその眼差しが
 向いているような、だけどいざ小清水さんの前に立って商品を渡されると途端に緊張して、みたいな、
 まぁ私はそれを列の向こうでにやにやしながら観てたんですけど(お前・・)、なんだか、その空気の中で
 楽しく翻弄されてる狼馬鹿達が暖かくて、なんだかすごく嬉しかったよ。
 私は商品事前に買ってなかったし、暖かさを確認してからすぐに帰ったので、その後どうだったのかは
 知りませんけれどね(結構はっちゃけてたりしてましたか?)。
 うん、なんか、私が色々囚われていたものが和らいだ気がしました。
 なんだろなぁ、私ひとりで作品を、ある意味背負い込み過ぎていたのだと思います。
 アニメとの対面に拘り過ぎていたという感じでしょうか。
 画面の中のアニメと私だけの対面でしか、私がアニメと向き合いそれと共に生きていく事が出来ないと、
 そう私が言うのなら、それこそ。
 それこそ、大嘘です。
 まぁむしろ、私の場合、ついそうして純粋にアニメの「中身」だけと向き合うことに逼塞してしまうという、
 それこそが、私の「弱さ」なのだとも言えますし、だから逆にその私の弱さとも向き合ってこその、
 私にとってのアニメという文化の価値なのだとも思いました。
 べ、べつにあんたに完全に気を許したってわけじゃないんだからねっ! (お疲れ様でした)
 
 
 
 うん、まぁ。
 そんな感じ。
 あとは適当に、電撃一億冊突破記念とかで、各作家のサイン色紙公開とかあって、うはー文倉十の
 ホロ美麗過ぎーふるえるー、あ、あずまきよひこもおる、え、我が家のお稲荷様って電撃系だったの?、
 って、ちょwwwwwまいたけさんwwwなんかいるwwww
 うん、びっくらこいたw
 いえ、まいたけさんというのは、私が結構昔からWeb漫画を拝読させて頂いていた方で、私はマリみて
 漫画からだったですね、で、その方が電撃のコミック(って大王?)にデビューしたのは知ってたのですけ
 ど、まさかサイン色紙がここにあるなんてww
 いや連載していらっしゃるのですから当然ですし驚くの自体失礼なのですけれど笑うのはなんか許され
 ると思いますいやほんとごめんなさいお腹痛い。 (本当にごめんなさいw)
 他意は全く御座いませんので、ただ、急にまいたけさんがきたので。 (ネタの使い回し禁止)
 機会があれば、連載されている漫画も読ませて頂きたく存じます。
 大奥チャカポン、でしたよね、どんなタイトルだwww中身が想像出来過ぎて困りますww
 ちなみに「大奥チャカポン!」は、ココで試し読みが出来るようです。
 
 んで、その辺りで切り上げて、んで帰りにアニメ○ト寄って、探してたけど見つからなかった狼定規と
 狼蛍光ペンをゲットして、んで、実はツンデレめいて流してたけど、ほんとに友人にグッズ頼まれてて、
 うん、よつばとのなんだけど、会場じゃよつばとなんてダンボーがあればいいじゃない、的なノリで完全
 スルー状態でよつばグッズは影も形も無かったし、なので代わりにお土産的にエヴァのキーホルダー
 (確かエヴァ観たことあるって言ってたし。観てればなんとかなる!)をついでに買って、んで、帰宅。
 手に入れた狼戦利品を広げて、にやけながら転げ回っている私の背景にエンドロールが流れたところで。
 
 
 

 以上、紅いのの電フェスれぽ〜と♪、終わり!

 
 

色々失礼致しました♪

読んでくださった方、ありがとねん。

電フェス開催に携わった方々、そして全ての参加者に、ありがとう御座いました、お疲れ様。

 
 

 またイベントあったら、行くか行かないかと花占いしまくって悩んだ末に、どうにかなります。 (微笑)

 
 
 
 
 
 
 
 ◆
 
 最後におまけ、ほんとおまけ。
 さすがに今期開始アニメに一言も触れて無いのが残念過ぎなので、ちょろっと遅ればせながら
 書いときます。 まだけんぷファーとにゃんこいと超電磁砲しかほんとに触れて無かったし。
 すんません、いい加減ですけど。
 
 
 戦う司書: ・・・なんか駄目。受け付けない。頑張れない。ごめん。
 
 天体戦士サンレッド第二期: ・・・第一期となんにも変わらないっていうかただ休んでただけね。
 
 生徒会の一存: ・・・大爆笑。 どんだけネタ並べる気だwwていうか大体わかった私もなかなかw
 というかハーレム志向男子がこんだけ面白いのは私的に初めて。
 ていうか女の子達がその御陰で伸び伸びしてるし、なんか確かにほんとにあったかい。
 これはなんていうか、愛せるギャグコメディな。 ノリの独特さとボケツッコミの説得力も◎。
 
 夏のあらし 春夏冬中: ・・・あれ?まだこんだけやることあったんだ。
 要するに、女の子全員イジる訳ですね、わかります。 ひとりだけ扱いが違うのですよね、わかります。
 
 乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ:  ・・・なんかもう最終回でよくない?
 ていうかあのふたりはもうくっついてたんじゃなかったですっけ?
 
 聖剣の刀鍛冶:  ・・・意外に良い。
 刀剣に頼ってる時点で駄目と思ってる時点で、刀剣に頼れない自分の駄目さを映し出すよね。
 ましてや頼れる刀を打って貰うために自分を見て貰うって、なんかすっごい燃える。
 うん、進む方向はそっちでいいと思うよ、新米騎士殿。
 あと普通に刀打つんじゃ無くて、なんかあのファンタジーな魔法な打ちっぷりに萌え。
 
 真恋姫無双:  ・・・一期の最終回のいちゃいちゃがまだ終わってないの? 出直してきます。(私が)
 プチ感想は第二話でお話が動き出してから書くかどうかを判断します、っていうか第一話でいちゃいちゃ
 し過ぎだばかもの。 ←にやにやしながら
 
 ささめきこと:  ・・・えーと、すごいな。
 女子部がどうのこうのと、おちゃらけモードで始まるかと思いきや・・・・ごめんなさい乗り遅れました(汗)
 でも女の子が真剣に好きな子、を好きな子視点で描くのは、ある意味危険でもあるかも。
 正直、すごく「上手い」とは思ったけど、あれ?、なんかちょっと重心ズレてない?、というか、あれ、
 なにが言いたかったのかわかんなくなったぞ?、いやこの作品はそういうアプローチなだけか、うーん。
 ・・・乗り遅れてる状態で偉そうに語ってんじゃないよ。 (はよ乗れ)
 
 ダーカーザンブラック 流星の双子:  ・・・タイツはいてるから恥ずかしくないもん!
 まぁそれよか「お前の子を産むつもりなどまだ無いのに、こんな事してても無駄だ。」にときめいた私は
 そろそろ完全体になるかもしれない。 (なに言ってんだ)
 冗談か本気かわかる話は置いといて(本気なんですね)、うん、第二期としてかどうか以前に、ひとつ
 の作品としてのこのダイナミックな流動性には唸らざるを得ない、なにこの完璧な第一話はっていうか、
 これもう圧倒的に第二話に繋がってるっていうか気になりまくり。
 素直にこの作品にはすべて委ねたい感触ですね、そして冷徹に合理的に裏切られたい。 (微笑)
 
 君に届け: ・・・能登すごいよ能登。
 ていうか、感動。 やばいこの子好き過ぎる。 ていうかこの作品自体が既にすごすぎる。 感動。
 なんだろなぁ、健気、とはちょっと違うよねぇ、なんだろ、謙虚?、違うなぁ、なんだろこれ。
 なんだろこれ、この感触、色んなものが混ざってるんだけど、なんだか一言ですっぱり言いたいような・・
 なんだろう・・・
 私にはこの主人公の女の子が、うん。
 とっても、爽やかにみえる。 名前の爽子のまんま。
 見た目暗いけど(ていうか貞子w)中身は明るい、っていうのはそうだけど、なにかこう、なにかの反動
 としての明るさや、暗さを払拭したい明るさとか、そういうんじゃ無い、なんだろ、切実に、やらなくちゃ
 いけないと思うものを真摯に誠実に必死にやろうとしているというか、すごく、そう、爽やか。
 こういう子好きな私。 他の子達が応援したくなるのもとってもわかるよ、うん。 これは燃える。
 作品の演出のテイストもそれを前面に出してて、とっても涼やかで良し。
 男の子の方もいいな、この人いいな。 ていうかこの先どんなドラマになるんだろ。 どきどき。 おーい。
 
 
 
 全然一言じゃねー。 というかどんどん加速すんなっ! (はい)
 結局今日は、だらだらごろごろしながらこれ書いてたら、一日終わってしまいました。 おーまいごっと。
 レポってさりげにすらすら書けないものだということを思い知りました。
 
 では、そういうことで、ごきげんよう。 (オチ無し)
 
 
 
 
 
 
 

 

-- 091009--                    

 

         

                               ■■ 送りバント! 3 ■■

     
 
 
 
 
 ごきげんよう、紅い瞳です。
 
 さて、今日はちょっと時間が無いので、さくさく行かせて頂きます。
 今回は、ファントムと、化物語と、カナンの三本でお送り致します。
 それでは、早速。
 
 あと今週チャット全部サボっちゃってすみませんでしたいや違うんですよ出ようとは思ってたんですけど
 いや違うんですよほんとにただちょっと書いてたら調子乗って息抜きがてらお酒を(以下削除)
 
 ・・・土曜出ます、明日は出ますほんに堪忍な。 (土下座)
 
 
 
 
 ◆
 
 Phantom -Requiem for the phantom-:
 評価するって、どういうことだろう。
 この作品を観ていると、まずそこを考えてしまう。
 アニメとはかくあるべし、というイメージがまぁ曲がりなりにも私の中にもあるのだけれど、それとの距離
 を量る中に評価というのはあるのだろうか。
 それとも、このアニメを使ってどれだけ私が色々なことを考えられ感じることが出来たかという、その深み
 と総量に於いて、その評価されるものはあるのだろうか。
 なんだろ。
 私はこのアニメを見終えたあとに、もっと単純かつ明快に。
 面白かったか、面白くなかったか、ただ自分がそう思ったか思わなかったかで、評価を下したいと
 思った。
 好きでも嫌いでも無く、ただ面白いと素直に言えるかどうか。
 なんで、そう思うのだろう。
 逆にいえば、他の作品に関しては、そういうやり方で評価する事は無いのだろうか。
 いや。
 他の作品でもやっている。
 ただその上で、アニメとはかくあるべしとか、私が考えられ感じられることを見つけることを為している。
 そういう意味で、この作品には、面白いか面白くないか、ただそれだけしか無かった。
 私は、この作品を面白いとは思わなかった。
 理屈でも感情でも無く、ただ好奇心としての興奮をなにひとつ覚えなかった。
 期待はしていたけどね。
 正直、つまらない。
 なんだろう、この作品は、考えすぎというか、ただ色々と計算した「演劇論」で演じているだけの、
 魂そのものの叫びが全く無い、それこそ仕組まれた人形劇だった。
 つまらない。
 そしてなにより。
 この作品のために新しく用意する評価方法を、私は築く気にはなれなかった。
 エルカザドのときには、えもいわれないぞくぞくとしたものがあったからこそ、よっしゃこの作品の評価方法
 を開発してみよう、うわ無理、無理だ今の私じゃ力不足、と再起を誓うことは出来た。
 でもこのファントムには、私にそうさせるものが無かった。
 淡々と、やっている。
 なにをやっているのかわからない、じゃ無い。
 淡々とやること、それ自体がこの作品の目的にして唯一の指針。
 演出的に語れることと、ドラマ的に語れることを語り尽くしたら、それでお終い。
 あとにはなにも残らない、まさに消費されるだけのもの。
 清々しい。
 その感触こそが、この作品の魂。
 そしてその魂は、決して叫ばない。
 なによりこの作品の描き出したものが。
 日常だから。
 まさに、ド素人の芝居。
 玄人が、素人の演技をして素人芝居を演じるのでは無い。
 素人が、カッコ付けて懸命にけれん味の真似事をして、玄人目指して頑張って演じている。
 それが、日常。
 私達が、平凡な私達が、輝かしいなにかを求めて生きるその姿そのもの。
 私は私の人生を面白いと感じることなど無かった。
 演じてなど、いないから。
 様々な役を演じながら生きる、そのド素人な私そのものは決して演じることは出来無い。
 アインとツヴァイを演じ続ける、江漣と玲二が、互いに互いの築いてきた役を最後まで演じ切り、
 そしてさらに「江漣」と「玲二」という素人であるはずの役を演じ続ける覚悟の中に、ひっそりとなにも
 示さずに淡々と生きていく。
 ああ
 
 いやだなぁ
 
 最終回を観て、この作品と出会って初めて、私はそう呟いていた。
 ここから、だろうにねぇ。 (溜息)
 まぁもっとも、野球娘の評価と同じで、こういう「哀しみ」を徹底した筆致で描いたモノ、としては評価
 出来ますけれどね。
 みんなそういうの好きだものね。 (そういう言い方はやめなさい)
 
 
 化物語:
 前期最高評価のアニメは、私的にはこれ。
 いやオタク諸賢の衆目の一致するところの最高作も、やっぱりこれでしょう。
 評価者としては、少なくとも今の私のスタイルにはぴったりの作品でしたよ、このやろう♪ (嬉しそうな)
 たいへんよくやってくれました!
 うん、この作品の語り口の上手さ、まぁ演出はかなり無駄なものが多いけれど、語りを支えるための
 見事な捨て石になっていたと言えばまさにそうで、そうして無駄に散っていくものどもを踏みつけにして
 立っている、この作品の正々堂々っぷりが鮮やかで。
 かゆいところに手が届く阿良々木君のツッコミが私達視聴者を、その世界の中に引き込んでくれて、
 阿良々木君視点からの戦場ヶ原様や神原の徹底したはっちゃけっぷりを、その世界の顕れとしつつ
 もけれど余裕でツッコミ対象として自分の目の前に連れてきてくれる。
 でもその世界は怖いモノ。
 怪異とは世界と繋がっているもの。
 上手い。
 この作品は、この作品のすべてを使って、そう、なによりボケとツッコミも刹那的な萌えも含めて、そうし
 て一目散にこの作品がやりたかった事に収束していく。
 すごい。
 なにひとつ断絶していず、ボケとツッコミもただの単発では無く、あのノリで無ければ視えない世界という
 ものを見事に私達の前に連れてきてくれる。
 そしてなにより、戦場ヶ原ひたぎ視点で、その恐ろしい世界の中に埋没し捕らえられているひたぎ自身
 として、阿良々木君という世界の可能性の前に連れ出されていく感触が、なによりこの作品を
 阿良々木君視点の一方通行では無いものに素晴らしく仕上げている。
 ひたぎからすれば、阿良々木君ってば、立派に「優しさ」という怪異でしょ。
 それは恐ろしくもあり、けれど上手く付き合えば無限の可能性、いやさ、自分自身が世界と繋がり
 直せるという事への直結をもたらしてくれるかもしれないもの。
 ボケとツッコミの掛け合い、そしてオタ的視点思考も交えながら、それ自体がもう重要なコミュニケー
 ションとして花開き、そしてそれこそが実はこの作品の中にそれらを行う担い手としての、「キャラ」として
 の役たる登場人物を存在させている。
 そして。
 その登場人物という役の中に、確かにひたぎはいるのですね。
 コミュニケーションという名の演技を続けている、紛れも無いそのひたぎ自身が、その演技を通して
 世界と繋がっていく感触が、この作品の最も根幹にして、最も根源にあるパワフルなもの。
 そしてなにより、それがこの作品の唯一という意味でのメインテーマ。
 この作品は、その一点目指して全霊で収束しているのです。
 そういう意味では、この作品の主人公、阿良々木暦には、「阿良々木君」という役しか無い、つまり
 暦という自身の姿が見えてこないのが、とても不思議な感触を与えてくれる。
 まるで、ひたぎ達にツッコミを与えるために、喜んだり怒ったり優しくしているだけに見えるというか、
 まさに、ヒーロー。
 暦自身が、みえてこない、なんでだろ、ひたぎ的にはあんなに嬉しいことは無いのに、そうね、
 私ばっかり楽しんじゃって、阿良々木君、正直あなたの事を忘れていたわ。
 ひたぎはまだ、阿良々木君を喜ばせることで喜べる、その自分のことしか考えていませんもの。
 ある意味阿良々木君の、その総称といえる「優しさ」は、言ってみればオタク男子的なもの。
 自分無き奉仕。 奉仕こそ自分。
 その自分に満足してしまう、そう、すべての意味のおいて。
 自分はそれでも、いるのにね。
 ひたぎさんにイジられるだけでは無い、ひたぎそのものに見つめられている、その暦自身がさ。
 そういう意味では、阿良々木君の「優しさ」こそ、阿良々木君の照れ隠し。
 優しさを隠れ蓑にしてでしかひたぎと向き合えない自分なら、その優しさはいつか恐ろしいだけの怪異
 へと成り果てる。
 そう、戦場ヶ原様は、最初に言ってたものね。
 
 『銅四十グラム、亜鉛二十五グラム、ニッケル十五グラム、照れ隠し五グラムに悪意九十七キロで、
  私の暴言は錬成されているわ。』
 
 『ちなみに照れ隠しというのは嘘よ。』
 
 阿良々木君は『一番抜けちゃいけないのが抜けちゃったーっ!』と的確に腕白にツッコミを入れて
 いた訳ですけれどw、でもひたぎはそこで本音をちゃんと言ってたんですよね。
 戦場ヶ原様の圧倒的クオリティの暴言は、確かに阿良々木君達と繋がり直すためのコミュニケーション
 ツールであり、しかし同時にそれに頼ることで自分を見失ってしまう新たな「怪異」でもある。
 けれど、ひたぎはなによりもそれこそを自覚していたからこそ、その照れ隠しとして暴言を隠れ蓑的に
 利用しているだけじゃ無いのよ、阿良々木君、ときっちり宣言していたのかもしれませんね。たぶんw
 でも、ひたぎが結局一度も阿良々木君を暦と呼ばなかったのは、逆にその辺りのことを阿良々木君
 自身で気付いて自分で考えて欲しいと思っているからとも思えますね。
 あー・・
 なんだ
 これ
 
 狼と香辛料とおんなじじゃんか。
 
 最終回で、阿良々木君はひたぎの存在をやっと噛み締めた。
 戦場ヶ原ひたぎとの出会いがもう、阿良々木君の中に隠れている暦の存在を、その必然性と必要性
 を、阿良々木君が感じていないことは無かったんですね。
 あー、こりゃロレンスだわ。
 戦場ヶ原様は賢狼ホロじゃないの。
 作法と流儀は違うけれど、このふたつの作品がやっていることは同じもの。
 やっべー、私、このふたつの作品を偶然選んで感想書いてきたんだよね。
 狼と香辛料と同じだから化物語を選んだのじゃ無いし、同じだとは最初は思ってなかったもん、それが
 こうして気付いてみたら、私は同じものを選んで感想書いてたわけね。
 あー・・・なんか・・・嬉しいなぁ・・・
 なんか、私も星空を見上げてる気分・・・・
 そう。
 私がすごいと感じたふたつの作品が、同じものを目指して頑張っていただなんてさ。
 嬉しいねぇ、興奮するよねぇ、たまんない。
 狼と香辛料のやりたいものを、もっと違うレベルで、違うやり方で、それこそオタク的なやり方でも見事に
 こなした化物語。
 そして全く逆に、もっとシンプルに、もっと「落ち着いて」、静かにテーマそのものに染まって生きたいと、
 そういう特化したファンの受け入れ先として、化物語は狼と香辛料という作品を手に入れている。
 狼的にはひどく安心するよね、さらなる可能性の飛躍を得られるのだから。
 化物的にはひどく自信持てるよね、自分達のやっていることの根幹にいつでも立ち返ることが出来るの
 だから。
 狼はひとりという存在、化物は世界という物語。
 うわ、なんか私の感想世界的にリンクしまくる単語がぞろぞろやんけ。 (そりゃそーだ)
 存在するだけじゃ悲しい、語るだけじゃ頼り無い。
 だから。
 ただ存在しているからこそ語ることが出来、語ることが出来るからこそ存在し続けられる。
 ファントムでいやだなぁと感じるものを、私はそうして、狼と化物を使ってなんとかしようとしてる。
 狼と香辛料は存在の側から、化物語は物語の側から、色々とやっていたのですね。
 まぁうん。
 そういうことでは、化物語に於ける「戦場ヶ原様」と「阿良々木君」というキャラは、ホロとロレンスに
 並び立つほどに刺激的なものになりましたね。
 阿良々木君の優しさは滅茶苦茶考えて深めて行きたいし、それになにより。
 
 私史上、戦場ヶ原様が最高の暴言キャラになりました。 (報告)
 
 圧倒的wwwwかつてないクオリティwwwもう正直ほんとは戦場ヶ原様だけでも私はいけるwww
 化物語はギャグ物語としても最高峰の出来でした、ほんとうに。
 むしろ私の笑いの深度では、戦場ヶ原様と阿良々木君の掛け合いが一番深かったかも。
 あ、そういえばホロは暴言キャラ、とはちょっと違うので、ってそういえばホロのあれはなんて言えばいいん
 だろね?、ということで戦場ヶ原様とは若干競合するフィールドが違ったりします。
 敢えていえば罵倒キャラ?、ちょっと違うか。
 具体的にいえば(あ、語り出したw)、戦場ヶ原様は基本的にツッコミ受け付け可という意味での、
 ツッコミ前提としての、冷徹なボケとしての暴言であって、ホロは基本的にツッコミ不可、というかどうしよ
 うもなく反撃出来ないほどにぐぅの根も出ないほどに論破する、いわば説教なんですよね。
 言われた方はだからはっと目が覚めるか己の愚昧さに気付かずにはいられないって感じ。
 と。
 もうなんか全然関係無いこと話し始めてしまいましたねwすまんこってすw
 という感じでまぁ、改めまして、化物語には拍手を贈りたいと思います。
 28日のWeb配信楽しみにしてますよ! (そっちかいw)
 それ観たあとに、またちょこっと感想は書かせて頂きますね、どうぞよろしく♪
 
 
 CANAAN:
 希望って、なんだろう。
 私はたぶんそれをずっと知らなかった。
 希望こそ、人を殺す。
 この作品と出会って、私はなんというか、初めて自分の愚かさに気付いた。
 希望を捨てる? 希望にいつまでも縋るな? 
 おっかしいの。
 そう言うのは、希望がくだらないまやかしでもなんでも無い。
 他ならない、現実だからじゃないか。
 その希望を捨て希望に縋らずに生きる、その絶望こそを「現実」と呼んでいただけ。
 だから、その「現実」に逼塞してはなにも変わらない、希望を持って、その光を求めなければいけない
 と考えていた。
 おっかしいの。
 「現実」に逼塞するのには、ちゃんと理由があったからなのに。
 希望こそ、真実恐ろしい。
 だから、その希望を絶つためにこそ、等身大の、自らの築いた強固な「現実」という城に閉じ籠もる。
 そのことを正当化することでしか、本当に希望を絶つことは出来ない。
 希望を捨てろ、可能性など求めるな、執着するな、未練を捨てろ。
 ・・・・。
 そうまでするのは、そうまでして必死になるのは、なぜ?
 絶望の恐ろしさに立ち向かう事で、真に恐ろしい希望の存在を紛らわすことが出来るから。
 色々なものを諦めていく「哀しみ」に立ち向かい戦うのは、色々なものを諦めてはいけない「悲しみ」
 から逃げるため。
 なんのことは無い。
 私こそ。
 私こそ、その「哀しみ」に逃げる私を責めることに囚われて、その囚われ自身が、なにより「悲しみ」その
 ものと向き合わなければいけないという事からの逃避を、見事に呼び込んでいた。
 本当に向き合うべきは、絶望では無く、希望。
 諦めるための戦いは、諦めないための戦いからの逃亡にしか過ぎない。
 ああ
 極限だな
 ほんとうに
 私だけが
 私だけが
 
 希望の姿を見誤っていた
 
 アルファルドとは、孤独の意。
 本当に絶望した者は、なぜ自らが絶望するのかを問うに至る。
 絶望とは、なにか。
 それは、私がひとりだということが、私が私というひとりであるということが怖いからこそ生まれいづるもの。
 希望がそれを照らす。
 絶望がそれを隠す。
 ひとりじゃ無いと、等身大に色々なものを築き上げることで、その中で自らの絶対的孤独を紛らわそう
 とする。
 それが、絶望。
 絶望こそ、あったかい。
 希望こそ、恐ろしい。
 そうか。
 私は孤独だったのだな。
 いや、なによりもそれこそをわかっていたのだろうな。
 アルファルドは呟く。
 なぜこんなにも自分が絶望しないのかを考える。
 答えは、簡単だった。
 それは、絶望すれば、それはなにかを隠そうとしている証拠になるから。
 私は絶望すれば、私は私がひとりだということを認めてしまうことになる。
 絶望を、絶望を否定するために・・・私は、希望を、カナンを求め続け・・・そして・・・
 どうしようも無く、その希望の光にこそ、この身を焼かれていたのだろうな・・
 この作品は、ひとりを知るための作品。
 自らの孤独を知り覚悟し、そこからでこそ、見上げるその希望と向き合うことが出来るのだと。
 絶望の淵から見上げるだけの、その希望の光は、ただただその身を焼くだけのもの。
 希望は救いの光などでは無い。
 希望が、希望こそが、人を殺す残忍な光。
 そして。
 
 なによりも希望こそが、それと向き合う者を主体的にさせる、圧倒的な光。
 
 光が救ってくれるのでは無く、光を求め続ける者自身が己を救う。
 光を求め続け、希望の剣と鍔迫り合いを重ねながら、ときに絶望し、けれど諦めないために必要な
 ことに徹し続け。
 その戦いの中にこそ、私はいる。
 そしてそれは、己ひとりがただ頑張れば良いというだけなのならば、それこそ希望を捨て絶望の中で
 「現実」的に生きていくのを選んでしまうだろう。
 おっかしいの。
 なんのために、頑張るのやら。
 希望が。
 希望が、そこにいてくれるからじゃないの。
 私達は、ひとりなんかじゃ無い。
 ひとりのみんなが、其処此処に、あんなにもいるのだから。
 この作品は、その事を徹底的に描き出した。
 何処にいても、どうあっても、私達が希望の光に晒される事に変わり無い。
 私達は孤独。
 だからこそ。
 そうして、みんなひとりひとりが、おのが「ひとり」のままに、希望に立ち向かっているのがわかる。
 私のひとりがわかるから、みんなのひとりもわかる。
 この作品の圧倒的な豊かな息づきが、私には堪らない。
 街の狭間で、繁華街の影で、ビルの谷間で、みな静かに、静謐に。
 神々しく、ひとりを感じている。
 
 『ばーん。』
 
 『あれ、わたしのだ。』 byカナン
 
 はぁ。 (溜息)
 まったく、ほんと前期のアニメはどれこれもなんちゅうことしてくれんのさ。
 最高作は化物語だと比較的簡単に決められたんだけど、問題はそれ以外よ。
 はぁ。 (溜息)
 己のひとりを見つめるからこそ、希望と向き合える。
 逆に己のひとりから目を背けるからこそ、望みを絶つという絶望に浸る。
 私は、私というひとり。
 私はひとりを生きる義務がある。
 そのためにこそ、希望がある。
 そして希望が其処にいるからこそ、私は深くひとりを感じて懸命に生きねばならない。
 自らの孤独を生きぬ者が目指す希望は、ただ絶望の淵へその者を叩き落とす刃になる。
 それを以て、だから希望を捨てろ絶望のままに生きろというのは、紛れも無い、欺瞞。
 絶望を共有しひとりを忌避して築いた城に籠もるだけの住人に、未来は無い。
 そして。
 その城を築きながらも、そこからひっそりと抜け出すひとりとひとりが、何処にいてもどうあっても、
 どうしようもなく繋がっていることが。
 ただ、暖かい。
 いや。
 それこそ、希望。
 いつだって、力になれる、いつまでだって待てる、どこにいたって私達はみんな・・・
 ひとりをちょっと横に置いて、こうしてしっくりと力を合わせて頑張ることも出来る。
 また、遊ぼうね、カナン。
 三文小説を書き上げようと、バイト生活に勤しもうと、出家しようと、テロに徹しようと、兵士であろうと、
 日常に帰ろうとも。
 みんなひとりなのは、同じなんだね。
 生きてる。
 カナンという名のそのひとりの女の子の瞳は。
 希望の光を受けて、輝いていた。
 目が潰れそうになっても、私はマリアと共に、その輝きを見つめることが出来た。
 だって。
 私達こそ。
 
 希望そのものなんだから。
 
 
 
 という感じです。 今回はここまで。
 アニメ感想はあと一回で終わりそうですね。
 あとはかなめもと、咲と、蒼天航路を残すのみです。 もうひと頑張りじゃ♪
 
 それでは、また。 ごきげんよう。
 
 
 
 

 

-- 091007--                    

 

         

                               ■■ 送りバント! 2 ■■

     
 
 
 
 
 ごきげんよう。
 
 はや10月を迎えてしまいましたが、でっかい台風などが来ていらっしゃるようですけれど、
 私は元気です。
 元気過ぎてあまりに元気すぎて、すっかりいくつかの予定があることを忘れていて、現在やっていたことと
 それを並行してやる羽目になってしまい、只今絶賛忙殺中。
 こ・・こんなはずじゃなかったのに・・・・ (全部お前のせいだっての)
 
 ということで、更新予定が遅くズレ込んでしまい申し訳ありませんでした。
 だがこれだけ忙しくてもこうして更新している私は偉いよ、とか平気で言う私に誰か天罰を!覿面で!
 まぁ忙しいからこそ現実逃避してこんなん書いちゃってる訳ですけどねあはは。(まず落ち着け)
 
 
 さて、あ、そうだ。
 電フェス行ってきたよ、電撃フェスティバル。
 結論からいうと、すっげー!
 すっげーたのしかった!!
 うん。
 結論の詳しい中身は今ちょっと書いてる余裕無いので、今週末辺りに一回レポ的に書いてみようと
 思っていますので、今私に言えることはこれだけだ。
 すっげー! (あーはいはい)
 
 
 
 んでは、お約束していた前期アニメ感想の前に、今期始まって既に観たアニメのちょこっと感想を
 書いとくよ。
 ていうかまだ全然観てねーっす。
 あ、電フェスのレポと一緒に、今期発のアニメの残りの感想は今度まとめて書こうかと。
 ていうかレポはそんな大したものでもないしちょこっとだけよ。
 
 
 けんぷファー: ・・・『この田村ゆかり声がぁ!』『振り回すんじゃねぇ、この堀江由衣声がぁ!』
 これで爆笑した私はもうどこに出しても恥ずかしく無いオタク。 やったね♪(orz)
 とにかく声優ネタには噴いたけれど、他にも色々なんだかわからない面白さがある。
 基本的にはおもいっきりテンプレ的作品だし、基本的には捻りもなにも無いのだけど、けど。
 応用が、なかなか絶妙にキマってて、それがなんだか面白い感触を与えてます。 うわ印象だけな。
 臓物アニマルとか、妄想エロから下品女へと性格が変わるってある意味変わってねーよとか、結構女の
 子かわいーとか、ていうかあの会長もしかしてストライクじゃね?とか、踏みつけられて罵られて怨みを
 買って暗殺されてとか、ていうか妄想女子がノンストップ過ぎる、発情期の獣じゃあるまいし、会長強し、
 うわ早速冷徹に罵ってるなにあの薄笑いを浮かうわなんだこのアニメ。 (お前がなんだ)
 たぶんかなり積極的に視聴継続したい作品。 ・・・私もなかなかやるようになりました。 (お辞儀)
 
 にゃんこい: ・・・微妙。
 ていうか、けんぷファーと似たようなテンプレっぷりなんだけど、ていうかふたつ連続で捻りの無い作品な、
 木曜夜のTBSは、なんだこれ。
 けどにゃんこいの方がテンプレ自体からの脱却は進んでて、なのに不思議なことにけんぷファーの方が
 より強く個性を感じられる。 ようはテンプレをどう使うかという話の典型なのかもね。
 つーかぶっちゃけあんまし面白く無いって話なんだけど。 (ぁ)
 まぁもうちょっと観てみるつもりではあります、っていうか少なくとも印象以外のことが少しは語れるくらい
 までは。
 
 とある科学の超電磁砲: ・・・過去最高レベルの第一話。 最高。
 こんだけ第一話でビビったのは久しぶり、完璧じゃないの。
 お姉さまはすきっとカッコいいし、黒子は拍手モノの変態っぷりだし、新登場の初春と佐天もいい味出し
 てるし。
 『つまり、大人しくて分別ある友人を利用して、自分の変態願望を叶えようと・・・
  読んでるだけで、すんげーストレス溜まるんだけど!』  byお姉さま
 ・・・。
 黒子合格。
 なんかもう逆に敢えて語ることも無し、な感触。 合格。 (なにがだ)
 それこそ劇場版並のクオリティと話の滑らかに流れるような繋がりっぷりだけで酔える。御飯三杯いける。
 あとさりげに音楽が絶妙だったりする、使い方上手くて、実にお話に乗りやすい。
 お話の中身自体はただの勧善懲悪モノなのに、こんだけ絶妙に魅せられたら、逆にこれでこそと
 思えてきたよ。 まぁ第一話だからこその単純話なのだろーけど。
 うん、これはまぁ、お勧め作品ですね。 こんだけきちっとアニメされたら観なきゃ損ね。
 ていうか黒子が面白過ぎる。 (やっぱそこか)
 
 
 
 
 ◆
 
 では、前期感想をっと。
 今回は、うみものがたり、狼と香辛料U、パンドラ、野球娘の四作品をまとめさせて頂きます。
 それでは、どうぞ。
 
 
 
 うみものがたり 〜あなたがいてくれたコト〜:
 好きで好きで堪らない。
 なんだろう、この当たり前の感触。
 だって、私があなたのコト好きなのは当たり前過ぎて、嬉しすぎて・・・・
 だから。
 怖くて。
 好きって、怖い。
 それが失われてしまうことがじゃ無くて、嫌いになってしまうことがじゃ無くて。
 私が、あなたのコトを好きだということ、それそのものが怖くて堪らない。
 こんなに、好きで・・
 こんなに、あなたと生きたくて・・
 怖い・・・
 それと向き会い続けることが、それから目を逸らせないことが、怖い。
 辛いことや悲しいことがあったとき、私があなたのコトを好きだということは、恐ろしいコトに変わる。
 こんなに私は駄目なのに、私はこんなに辛いのに、どうして私はあなたのコト好きでいなければ
 いけないの?
 守らなくてはいけないものがある。
 好きだという気持ちを、自分がどんなになっても守り続けて、ずっと笑顔で、でも、そんなのは嘘で、
 泣いたっていい、正直になったっていい、でもそういうことを。
 そういうことを、辛いとき悲しいとき、自分ひとり生きることさえ苦しいときに、やらなければいけない
 なんて。
 怖い。
 死にたい。
 愛が怖い。
 優しさが痛い。
 嫌、嫌だよおねえちゃん
 おねえちゃんが泣いてる・・
 おねえちゃんと出会わなければよかった・・
 好きって思うのが、怖い。
 
 でも
 おねえちゃんが
 私の前で
 私のことが
 好きだって
 絶対に 絶対に 諦めないって
 大好きだって
 愛してるって
 
 痛い 苦しい 冷たい もう嫌
 だからそこにかなしみが生まれる。
 希望の前で怯える私に、絶望がその救いの手を差し伸べる。
 かなしみは絶望、絶望は・・・
 私は・・・どこにいるの・・・・
 おねえちゃん・・
 
 +
 『やっぱり さよならしたくないよぅ・・』
 +
 
 涙止まらない。
 このシーンを何度観たことか。
 このシーズンで最も涙が止まらなかったのは、このアニメ。
 かなしみって、絶望ってなんだろう。
 それらは、私自身から生まれいづるもの。
 愛が、優しさが、希望が、怖い。
 此処に弱い自分がいることが、弱い自分しかいないことで、それらに見合う自分であれないのが
 怖くて、それらを捨てる道を「自動的に」選んでしまう。
 それが、絶望。
 闇の心。
 愛から希望から逃げるためにあらゆるものを培うことに、いつのまにか臨んでいる自分のことに気付かなく
 なる。
 絶望は、闇は、あったかい。
 だから私はそのまま死んでしまいたい。
 生きるのが怖い。
 怖いから、どうしようもなく怖いから・・・・
 生きることの荘厳さを、なによりもしらしめる、生の存在を照らすその希望がこそ最も恐ろしくなる。
 優しさがあるから愛があるから、諦められない。
 諦めれば、楽になれる。
 ・・・でも
 悲しみって・・・・悲しいって・・・・ほんとは・・・・
 そう考えることしか出来ない、そう考えてしまう、その自分こそが悲しいんだよ。
 哀しいから、諦めようとする、諦めずにはいられない、だから見ていて、私の最期を。
 でも・・・
 でも
 おねえちゃんが、あなたがそこにいてくれたから・・・・
 
 悲しい
 私はこんなに 生きたいのに
 諦めたくない
 こんなに
 こんなに
 おねえちゃんと生きるのが 嬉しいのに
 私はどこにいるの・・・・
 
 私は
 おねえちゃんの目の前で
 泣いている
 死にたくない
 諦めたくない
 おねえちゃんと一緒に まだずっと生きたいって
 やっぱり やっぱり 泣いている!
 
 かなしみは 闇は 私達が海に流してきた涙。
 そうして私達は、絶望しながら、命を振り絞って希望と向き合っていく。
 光と闇、希望と絶望、それの交わるところに人はいる。
 『ウリン、おかえりなさい。』
 光があるから闇はあり、闇があるからこそ光はある。
 なんだろ、今たぶんやっと初めて、それが本当の意味で私の中で、ただの光と闇の戦いというものから
 の脱却として、美しく暖かく花開いた気がするよ。
 希望は人を絶望の海に突き落とし、しかし絶望が人を希望へと繋ぎ止めていてくれる。
 絶望ってさ、闇ってさ。
 人が、人が希望に晒されながらも、それでも生きて生き続けるために必要な。
 最も根源的なパワーなんだよね。
 そして、生きて、此処にいるから。
 あなたの、その優しく愛しい、希望に溢れたその笑顔は、其処にいてくれるんだよね。
 悲しみを流した分だけ、絶望の闇に染まった分だけ。
 私達は、強く、深く、その希望と向き合って、そして生きていける。
 うん。
 うみものがたり、最高ですね。
 海は綺麗だし空は青いし、なんか光が爽やかに透明だし、女の子は可愛いし、絵も全然崩れないし、
 ノリもなかなか、夏音さんは結局最後まで亀を亀呼ばわりでしたね、諸々の魅せ方もしっとりあっさり、
 そしてなんかもう涙に濡れる泣き顔の描写がピカいち、ぞっとするくらいに引き込まれたし、夏音さんも
 好きだけどやっぱり私はマリンが一番好き、っていうかみんな大好き。
 昨今のアニメにしてはシンプルで、いや魔法少女に変身する迷プレイはありましたけどw、作品としての
 そしてラインも一本で幅も狭いけれど、でも、この優しく、そしてなによりも深い力強さを描き出すことに
 於ける、その入魂振りには、まさに他の一切の追随を許さない、圧倒的な迫力がありました。
 傑作とか名作とか、そんな言葉はいりません。
 みーんな、愛してる♪
 なんだかどうしようもなく。
 ほっと、しちゃったよ。 ありがとね、うみものがたり♪
 私も、この夏のことは忘れません。
 『ずっと あいしてる』
 はぁ、すごいなぁ。 (溜息)
 
 
 狼と香辛料U:
 この作品に関しては、散々語ったので、というかむしろ散々語ったせいで変にエンジンがかかって、
 逆にこの作品を語ること自体では無く、他の事や他の作品について語ることにそのエネルギーを使い
 たい感じです。
 なので、ここでは作品の評価的なことを少々。
 うーん。
 どうでしょうか、色々な意味で第一期よりは作品全体で突き動かしていくなにか、というものには
 欠けていたような気がします。
 ホロとロレンスのいちゃいちゃな掛け合いの妙自体は、もの凄くレベルが上がった上に、見事に萌えを
 花開かせていたので、それは合格点以上の出来なのですけれど、それらが確かに作品のテーマと
 繋がっているということはそうなのですけれど、それだけというか、そこから発散されてくるパワーという
 ものが無く、どうしても断裂的な感じを受けます。
 それが良いか悪いか、という話はしません。
 逆にいえば、第一期と第二期とでは、「舞台」がそもそも違っている気がしましたし、それに合わせての
 この第二期の感覚だったでしょうからね、第一期と同じ基準で比較すれば劣る判定を下さざるを
 得ませんけれど、この第二期の有り様そのものを否定することとは、それはイコールではありません。
 そういう意味では、この第二期は第二期の提出したテーマに徹底的に添い遂げる、そういった体裁に
 徹した上で、尚まさに萌え的な掛け合いの妙をおまけして付けてくれた、とも言えましょう。
 が。
 少 々 作 画 の 崩 れ が あ っ た の は 頂 け な い 。
 なんかロレンスはともかく、ホロの顔は全然安定してなかったですねぇ、ロレンスがほとんど変化しなか
 った事と合わせると、より気にはなりました。
 そういう意味では、第一期の全くブレ無い圧倒的な作画クオリティには完敗です。
 しかしまぁ、「崩れ」という明かな失敗はともかく、表情が一定しないという意味での「変化」そのもの
 は、逆にこの第二期に於ける、あのくるくると良く動くホロの「豊かさ」の萌えにひどく貢献しているので、
 それは評価出来ることでもあります。
 うん、ホロの所作言動そのものの有様を愉しむのだったら、断然私は第一期より第二期を推します。
 第二期によって、萌えキャラとしての「キャラ」を獲得したホロは、まさにその可能性を大きく広げた
 ことになります。
 それと、演出として、過去の回想シーンに於いてのホロが、こっちを向いて現在のロレンスにどうじゃ?、
 というシーンは、これはこの狼と香辛料という作品にとって画期的なものでした。
 うーんうんうん、この作品ってこうやって幅を広げていける素質もある作品だったとは、正直第一期の
 ときのそのままの圧倒的さに身を浸していたときには、全くわからないものでした。
 私は第二期を観たからこそ、狼グッズを買う自分にゴーサインを出すことが出来たような気がします。
 
 もっとこの狼は、色んなことをやってみてもいい。
 
 第一期のどうしようもない素晴らしさを知るからこそ、それを守りたい壊されたく無いとも僅かなりとも
 思っていた私の哀しみを、まさにこの第二期こそが打ち破ってくれました。
 散々今まで感想で綴ってきたテーマ的なことでは無い、そういった外的な萌え的な演出的遊びの
 膨らみによってこそ、なんだか私の狼馬鹿としての幅も広がりました。
 勿論、テーマそのものも次の段階に進んでいて、もの凄い涙でした。 どんだけ泣いたよ私w
 そして、そのふたつのものが、ひとつになったこの第二期って・・・・
 あれ・・・・? もしかして、第一期より評価上じゃなくね? (ぉw)
 一見すると第一期のダイナミックな流動性によって、第一期が上と思うのですし、また気持ちとしては
 それを評価したいのですけれど・・・理屈でひとつひとつ詰めていくと、この第二期はとても沢山の
 「評価すべき」ものがあるのだと、改めてこうして書いて気付きました。
 狼の可能性に、乾杯♪
 もうすっかり、やられているようです。 (微笑)
 とはいえ、まぁまだほんとに狼はそういう意味で出だしの段階ですので、慌てず騒がず、けれどしっかり
 たっぷり取り乱してなにも言えなくなるほどに、着実にその進化を深めていって欲しいと思います。
 まだまだ狼は、これからですよね。
 第三期はほぼ確実にあるでしょうし無かったらあなたを殺して私も死にます。 (落ち着けw)
 
 
 PandoraHearts:
 どうやったら、生きられるか。
 どうやったら、自分の存在を保証出来るか。
 誰か俺を認めてよ、受け入れてよ、と、そういう風にはならずに、けれどどうしようも無く、生きるために
 存在保証を手に入れるために足掻いている。
 足掻いているのだけれど・・・・心の底は・・薄く・・・諦めている
 しょうがないんだ、受け入れるしかないんだ、それが俺だ。
 その俺が、好きか嫌いかも、問う事無く。
 主人公、オズ・ベザリウスはただただ、自らの生存と存在保証を求め続けるという、その「形式」の
 中で、しっかりと諦めている自分のままに生きて、そうして生きている己の存在保証を自動的に受けて
 いた。
 諦めるために、諦めているままに、諦めない理由を探していた。
 諦めていないのなら、諦められないのなら、諦めない理由を探す必要など無いはず。
 だからオズは、諦めている。
 しんみりと、儚く、笑うオズのその微笑みが、ただ、罪深い。
 『オズ、お前は他人に認めて貰えなければ存在出来ないのか?』
 オズはみんなに守られている。
 そしてそれを口実にして、オズはみんなを守るために自らの命を投げ出そうとする。
 みんなは、オズにそうして貰うためにオズを守っている訳では無いのに。
 ただオズと同じように、自らの諦めに囚われ。
 けれど、そのあらゆる諦めに囚われる自分を見つめ直すためにこそ。
 オズを守る。
 一番諦めているオズを、諦めさせないために。
 みんなが守ってくれるから? みんなが優しくしてくれるから?
 だからお前はみんなを守るのか? だからお前はみんなに優しくするのか?
 巫山戯るな!
 お前はどうなんだオズ、お前こそ、どうしたいんだ!
 お前は、みなに守られるお前こそを守りたいとは思わないのか?
 お前は、みなに優しくされるお前こそに優しくしたいとは思わないのか?
 お前が、お前こそが自分がどうしたいのかを見つめなければ、みながなにを望みなにをしたいのかを、
 それを本当に実感することなど出来無い。
 オズがオズのことを好きで無ければ、皆がオズの事が好きということがどういうことかをオズが知ることは
 出来ない。
 オズは、皆がオズのことを好きだというから、自分の事を好きに「ならなければならない」と思っていた。
 そして。
 オズは、父親がオズのことを嫌っているというから、自分の事を嫌いに「ならなければならない」と思って
 いた。
 
 お前は、どうなんだ?、オズ。
 
 これは自分探しの旅、では無い。
 これは、自分探しにかこつけて自分から逃げ回っていた者の物語。
 そして、そのことにやがて気付き、その自分に立ち向かっていく物語。
 なんだか、オズのあのしんみりな笑顔に、なんかこう、紅いなにかがゆっくりと浸みていく感触が、
 私としてはなんかもう、堪らない。 なんか趣味に目覚めそう。
 そうして自らから逃げていて、それと向き合った、そして現在向き合い始めている、その自分自身の
 感触にこそしんみりと、熱く、そう、静かな落ち着きと共にあるその血潮の疼きが、あのオズに、
 そしてなによりアリスを見つめるそのオズの眼差しに満ち満ちている。
 そうなんだよねぇ、みんな、同志なんだよねぇ。 (しんみりと溜息)
 アリスにしろブレイクにしろギルにしろ、色んなものを抱えつつ、それから逃げたり向き合ったり、あらゆる
 レベルとスピードで、自分と生き、そして自分を生きている。
 それがこうして、連れ立って歩いている。
 オズの深い胸のざわめきが。
 その紅い興奮が、私には切なく、けれどなによりも。
 気持ちいい。
 狼狽えながらも、躊躇いながらも、刻む一歩は僅かでも、折れたり曲がったり負けたりもしながら、
 そしてオズは、アリスに戦えと叫び、そして。
 一歩前に踏み出して、父親と向き合う自分に、出会いにいく。
 うん。
 拍手。
 この作品を私が迎え入れるに、拍手以外に必要なものは、なにも無かったよ。
 ・・・。
 ていうか、その最後のオズの宣言をみつめる、ブレイクと、ギルと、アリスの表情萌え。
 やっば、このオズは嬉しすぎる。
 このオズは、守りたい。
 
 
 大正野球娘。:
 素直って、なんだろなぁ。
 正直、いや正直もなにも、私はこれはすごく楽しかった。
 楽しくて、なんだか嬉しくてすっきりするような、すごく、気持ちいい。
 でも、あの最終回で女の子達は負けて良かったのだと思う、というような言葉を余所様でいくつか
 見つけたときに、なんだか少し悲しいような寂しいような、そういう気持ちになるのはなぜだろ。
 あの最終回が、このアニメがどう観られているのか、気になる。
 不思議だなぁ、私自身はすっきり爽快にこの作品を楽しめたのに、そしてたぶん、勝てなくて悔しくて、
 けど一生懸命戦ったことに悔いは無く、そしてそれは決してなにかを受け入れるための「諦め」なんかじゃ
 無い、ってそう思えるのに。
 いやいや、それ以前に、負けて良かったという言葉こそ、実は勝つこと自体で自分達の地位を手に入
 れるという、そういう自発的な、既存のなにかへの参画を否定する言葉であるのだから、むしろ私のこの
 想いと同じはずなのに。
 うん・・・
 それでも
 それでも
 勝ちたかった。
 すごくすっきりしたのだけれど、すごく心地良かったのだけれど。
 だけど。
 なんだろう。
 勝ち負けに拘るとかじゃ無くて、勝てなかったことが、悔しい。
 あの子達は確かに野球を真剣な「遊び」として楽しめたし、あの子達はそもそも「なにか」に囚われる
 事も無く、勿論男性の身勝手な押し付けにもちゃんと毅然と向き合いつつ、自分達らしさを失って
 はいない、そういう意味で私はこの作品はまさに私の好きなものだし、それを否定するつもりは無い
 どころか全肯定している。
 けど。
 けど、なんか。
 ここまで出来たのなら、うん、ほら、あと一歩。
 この作品は、綺麗に楽しくまとめすぎた。
 拍手喝采、文句なんかひとつも無い、完璧、そして完璧であること自体を批判はしてない。
 むしろ私はこの作品が大好き。
 けど。
 だからこそ。
 自らそれを、壊して欲しかった。
 「大正野球娘。」という、この素晴らしく完璧な作品にこそ、それが出来たはず。
 負けて良かった、その言葉が完璧なものを完璧で終わらせてしまった、なによりこの作品がその完璧な
 まとまりこそを目指していたものだという事を、なによりも視聴者たる私達自身が発してしまったことで、
 それを表していたのだと、そう私は感じました。
 娯楽としてはパーフェクト。
 だけど私は、この作品に娯楽で終わって欲しくないほどに、ぞっこん、入れ込んでいたのですね。
 娯楽であることと、「なにか」と向き合うことは、決して矛盾しないのよ。
 だから、どちらかひとつに拘り、完璧というか潔癖を貫く必要なんて、どこにもなかったんじゃないかなぁ。
 そういう意味で、この作品は極限ではあるけれど、その限界を突破することは出来なかったし、また
 突破しようとしなかった、ということで、最終的には傑作の評を与えることは、私には出来ません。
 ま。
 でも。
 だからこそ。
 純粋娯楽作品、としてのその完璧さによって、この作品は多様なものであるべきアニメの中で、
 がっちりとその役割、いえ、ひとつの立脚点としての地歩を築いてくれたのだとも思います。
 そういう意味で、私はこの作品には、しっかりと傑作の太鼓判を押したいと思います。
 たいへんよくやってくれました! (拍手)
 ・・ああ、なんか嬉しいなぁ・・(最終的には涙 笑)
 
 
 
 と、いう辺りで、今回は終わりです。
 うわ、まだまだ感想終わらないなぁ。
 遅くとも、来週中には終わらせたいと思います。 ていうか今週中は無理っぽいですすみません。
 
 では、また。
 
 
 

 

-- 091002--                    

 

         

                                 ■■ 送りバント! ■■

     
 
 
 
 
 どうも、ごきげんよう、紅い瞳です。
 
 はい。
 今期はどうもお疲れ様でした。
 ほんっと最後の最後まで狼ではしゃがせて頂きました。
 ということで、残りの今期、というかもう前期になりますけど、アニメの感想をひとつひとつやっていこうと
 思います。
 並行して来期、もう今期になりますけど、新しく始まったアニメの感想もやっていきますので、
 どうぞよろしくお願い致します。
 が、結構ローペースになると思います。
 あー・・更新ペース自体は一、二日置きくらいにUp出来ればと思うのですけれど、
 逆に一回の更新分は少なくなると思います。
 忙しくは無いのですけれど、ちょっとまとまった時間が今少し取れないので、これが精一杯です。
 すみませんが、それでお付き合い頂ければ幸いです。
 
 さて、ではまずは全体のスケジュール。
 感想を書いていくのは、以下の通りです。
 最終版です。

 
 ・青い花
 ・シャングリ・ラ
 ・うみものがたり 〜あなたがいてくれたコト〜
 ・狼と香辛料U
 ・PandoraHearts
 ・大正野球娘。
 ・Phantom -Requiem for the phantom-
 ・化物語
 ・CANAAN
 ・かなめも
 ・咲 -Saki-
 ・蒼天航路
 
 +
 
 ・東京マグニチュード8.0
 ・宙のまにまに

 
 放送終了順です。
 この順番で感想を書いていきます。
 銀魂とハガレンと、それとうみねことハルヒはまだ放送継続のようですね。
 そして、下二つの作品は、実はこっそりしっかり途中から観ていた作品だったりします。
 一応最後までの観たので、ちょっぴりだけ感想を書いていこうとか。
 では、まずはそのふたつから少し始めさせて頂きましょう。
 
 
 東京マグニチュード8.0 ・・・チャット中に皆さんと観ることになったので、ちょっと手を出してみた。
 特筆すべき事は無いのだけれど、なかなか真に迫ったものはあったかな。
 説得とかそういうんじゃ無くて、なんかこう、じわっときた。 (説明になってませんな)
 
 宙のまにまに ・・・姫可愛いよ姫。・・やっぱし姫可愛いよ姫。(もう一回観直してみて)
 面白いとか面白くないとかじゃ無くて、なんか観ちゃった。なんかアニメじゃ無いみたい。(ぉぃ)
 というか姫可愛いよ姫に全部尽きちゃって、感情移入したり応援したり応援したり、なんかほんと、
 すっきりそんな感じだったなぁ。 ←爽やかに星空を見上げながら
 なんかこう、私はゆるゆるロング天パで、おでこギザギザカットなシルエットに弱いみたい。 (ぇ)
 ちなみに後半からしか観てないので、詳しいこと訊かれてもわかりません☆
 
 
 という感じでしょうか。 いい加減ですね。 (自分で書いといて)
 では、いよいよ本番に参りましょう。
 今回は、青い花とシャングリラの感想でいきます。
 すみません、ちょっと今回は、化物語最終回のプチ感想でハッスルし過ぎて(そちらを先に書いてました)
 、ちょっと時間が無くなってしまいましたので、二つと少ないですけれど、ご容赦ください。
 それでは。
 
 
 
 ◆
 
 青い花:
 お話をまとめてしまうと、だからなに?、という感じな幕切れなのですけれど。
 物語として聞いた場合、ふーん、という感じなエンドなのですけれど。
 でもさ、これ。
 滅茶苦茶、深かった。
 というか、お話とか物語じゃ無くて、全部のあーちゃんとふみちゃんの築いてきた、それぞれの「感触」
 が、しっとりと深く息づいて、そのふたりの感触を最後にすっと、私達もこの作品のすべてとして
 受け取れた、という感じだったのじゃないかな。
 なんだろう・・・ふみちゃんが主体なのは間違い無いんだけど・・なんだろ・・
 ふみちゃんの物語として捉えるとなんか足りないというか・・・
 むしろ・・ふたりの間にある・・というか・・・ふたりがそっと、同じものを求め同じものに辿り着いた瞬間、
 というか・・・なんだろ・・・
 なにも変わってはいないようにみえるのに、確かに変わった、というのじゃ無く・・・
 もうなんか、どうしようも無く変わった中で、変わっていないようにみえるものを見つめているというか・・
 なんで、変わっていないようにみえるんだろ
 日常って、なんだろ
 もう主体が、変化したものの方になってて、だから、そうだな、なんだか安心して変わらぬ日常を見つめ
 られるという、そういう安堵がこう、深くある。
 変化が、もの凄い瞬間的な単位で起きてて、だからもう、変わることを変えられないというか、そして
 だから、そうね、だから「変わらないようにみえるもの」という「日常」を楽しむことも出来たのじゃない
 かなぁ、ふみちゃんは。
 あーちゃんは、どうだろ?
 
 そう、そこであーちゃんなのよ。
 
 あーちゃんがいるから、ふみちゃんは、自分がひたすらドラマチックな変化の中に生きていることを、
 なによりも瑞々しく感じられるのじゃないかな。
 ふみちゃんは日常に閉じてなんかいないし、日常に帰ってきた訳でも無い。
 だから、日常って、なーに?
 日常ってさ、変わり続けるふみちゃんとあーちゃんが、まったくしょうがないよねぇ、ねぇ、と頷き合って
 小さく笑い合うためにこそある、「行事」のようなものなんじゃないかなぁ。
 あーちゃんとふみちゃんが、制服着て鞄下げて、電車の吊革に捕まりながらする、その日常的な会話
 をしている、そのふたりの胸の中には、しっとりと瑞々しい青い花が咲いている。
 ふみちゃんにとっては、あーちゃんだって日常の一員。
 だって、あんなに日常的などうでもいい会話が出来るんだもん、それはあーちゃんにとってのふみちゃん
 も同じ。
 でも。
 そうだよね、じゃあ他の日常的なものの、実はちゃんと、それぞれの中に青い花が咲いてるんじゃない
 の?、私はそれをちゃんと実感してるじゃない、と、そういう世界の中にいる自分だけじゃ無くて、
 世界という、そのふみちゃんとあーちゃんと同じものが、無数に沢山響き合っているという、そのこと
 そのものを感じられるんだよねぇ。
 繋がっているというより、そうだねぇ、そっかぁ、みんなちゃんと其処にいたんだなぁ、私はずっとそれと
 触れ合い続けていたんだなぁ、という、その自分と世界の「歴史」を暖かく感じられるっていうか。
 みんなちゃんと、胸の中に青い花を秘めてる。
 そう、「秘め」るからこそ、見えないからこそ、それがあると信じられる、妄想出来る。(ぉぃ)
 そう。
 なにも変わっていないように見えるのは。
 それが、確かに変わったよという、そういうもの達のサインだからなんだ。
 変わっていないように秘めて隠している。
 或いは。
 必死に、変わっていない、変わってなんかいないんだと叫びながら、必死に変わってしまったものを
 隠すために、変わっていないように振る舞っている。
 
 だから。
 どんな言葉でも、なんだか、信じられる。
 
 なんかこう書くと、ツンデレみたいだね。
 ツンデレキャラの世界たん♪
 ・・・・まぁ冗談はよしといて
 でもまぁ、ラストのあの雪降る夜の学校の中で、あーちゃんと観た、あの自分の「歴史」の「幻」は、
 どうしようもなく、とっても大切な、ふみちゃんの生きるよすがでしたよねぇ。
 私はさ、どっちかっていうと、いやむしろ確実に、一人称で感想書くとしたら、ふみちゃんよりあーちゃん
 なのよ。
 あーちゃんが、なにを「秘めて」隠しているか、私にはとっても良くわかるから。
 軽快に、明るく、楽しく、そう頑張ってカラっと生きるのは、そう。
 まさに、ふみちゃんこそがあーちゃんを含む日常と世界にあると信じていた、その「青い花」が、
 紛れもなくあーちゃんの胸の中にもあるから。
 そして、あーちゃんこそ。
 なにより、ふみちゃんを含む日常と世界に、その信じられる「青い花」があることを、深く感じているから
 なんだって、うん、私はほんとうにもう、しっくりと感じました。
 そのあーちゃんの前に、ふみちゃんがいて。
 そして。
 そのあーちゃんが、ずっと、自分の前にいたことを、なにより深く感じたふみちゃんがいたのですね。
 これはもう、折節に触れてまた何度でも観たいアニメになりました。 まさに珠玉! 最高!
 
 
 シャングリ・ラ:
 これって・・・・ナウシカ?
 そう、漫画版の方の。
 作品的設定の辻褄合わせ、としてのまとまりが出来てたかどうかとか、そういう話はする気は無い。
 この作品は、結局なにが語りたかったのだろ?
 そういう意味では私は珍しくこの作品には、そのメッセージを読み込もうとした。
 でも・・・よーわからん
 えっと、アトラスってなんのために作ったの?
 そこからして、私には根本的にわからない。
 そもそも誰も救わないっていうか、漫画版ナウシカのラストでも思ったけど、基本的に選ばれた人だけ
 が生き残る、つまり、「人類」という種の保存のためにしか無いというか。
 人類という「種」を守ったって、誰も救われない。
 ていうか人類守るために生け贄を捧げまくった挙げ句に世界滅ぼすって、訳わかんない。
 私にはだから、そもそもアトラスを守る根拠がさっぱりわからないし、迷うことなんかなんにも無い。
 でも。
 なんだろ、だから、アトラスをぶっ壊すこと自体は、べつに当たり前すぎて、逆にどうでもいいことな気が
 するのだけれど・・
 アトラスを破壊することそのものが、なんか主体になってない?
 逆に言えば、それはアトラスというものに囚われて、ある意味自分を生きてない気がする。
 そういう意味で、なんかこの作品は、古い。
 最後の國子の定義したシャングリラ(楽園って意味だっけ?)も、それってただの反アトラスってだけで、
 なんかこう、もっとこう、「自分」という「個」を主体に持ってきて貰わないと、ただのこれ、アトラスvs反アト
 ラスであって、そんなの私という「自分」からしたらどっちも同じもの。
 ナウシカのラストのときも、なんか、悲しさを感じたし、この作品のラストには、なんか虚しさを感じた。
 ナウシカは色んなものを背負って噛み締めて、それに囚われながら生きているでも囚われている、
 國子はからっと色々なものを背負いながらもそれに負けずに明るく生きていく、でも明るく生きるのは
 その背負っているものに囚われていても「仕方がない」から。
 なんだろ。
 私にはそれ、全然楽しそうには見えない。
 幸せそうにもみえない。
 楽園作ることで頭が一杯で、誰が楽しく幸せになる主体なのか忘れてる。
 そういう意味では、確かにアトラスは楽園だった。
 少なくとも、アトラス建設を楽しく感じてやっていた者にとっては。
 ぶっちゃけ、この作品で一番「自分」を楽しんでたのは、涼子なんじゃないの?
 まぁ、自分「を」であって、自分「で」では無いところは、やっぱりこの作品的ではあるのだけれど。
 それはつまり、この作品が、自分か世界かという二項対立的な図式しか無い前提でやっていたから
 なのじゃないかな。
 自分を選びたいのだけれど、でもみんなのためには世界を選ばなくちゃいけない、そう私はひとりじゃ
 ないんだ。
 そう叫んで、自分を捨てる「哀しみ」を糧にして、ただ世界という存在しないものへ身を投げ出していく
 だけなんだもの、それじゃ私は全然、全然評価出来ないなぁ、やっぱり。
 もうその自分か世界かっていうの、やめようよ。
 結局それ、アトラスという全体主義の象徴を、みんなのためという別の全体主義の象徴と入れ替えた
 だけなんだもの。
 シャングリラだって、立派に新しいアトラスだよ。
 
 
 
 というところで、今回のアニメ感想は終わりです。
 次回はちょっと遅くなって、来週月曜になると思います。
 それでは、最後にひとつ。
 
 
 
 遅くなってしまいまして、大変申し訳ありませんでした。
 化物語プチ感想、つばさキャット第二話にして、全体の最終話。
 そう、最終回です。
 で。
 ・・・・・。
 ・・・・・・・・・
 大 爆 笑 。
 ・・・。
 ひぃひぃ、お腹痛。
 ・・・・・。
 wwwwww
 最初の15分間でこんなに笑ったアニメはかつてありませんwww
 ひぃwwひぃwww死ぬしぬwww
 ・・・あー・・ほんと笑い死ぬかと思った・・
 というか、この一週間この最終回の感想を書かないと、笑いが自分の中に鬱屈してどうしようも
 なくなるかもしれない感覚があって、怖いやらはやくすっきりしたいやら、ああもうあはははははっhwww
 ・・・・はー・・・笑った・・・すっきりした・・・お腹痛いけど・・w
 まったく、戦場ヶ原様がやってくれましたww
 化物語という作品が、紛れもないギャグ物語だということをすっかり忘れていましたwww
 戦場ヶ原様の阿良々木君イジりが半端無さすぎて、私は気絶寸前wwすごすぎるwwww
 いやもう、あれはひたぎさんですね、やっぱり。
 だってもうあれ、完全に阿良々木君イジりに特化してた15分でしたもの、はったりを豪快にかまして
 自分に振り向かせたり自らの圧倒的な気概を見せ付ける戦場ヶ原様じゃあ無く、ただ純粋に
 阿良々木君で徹底的に遊ぶあれは、そう、ひたぎさんと呼ぶに相応しい。
 違いがわかりませんか? 大丈夫、わかってもわからなくても私の話はわかりませんから。 (微笑)
 基本的に、ひたぎさんのそれはすべて計算されてるんだけど、だからこそ個々の要素をめっちゃ楽しんで
 るんですよね彼女。
 阿良々木君のほっぺたにおべんと無理矢理くっつけて、それをあむっと口で取ってあげるとみせかけて
 指で摘むだけで、おまけにぽいっとゴミ箱行き。ひどいwwwww
 その前にデートをしますと言い放って、阿良々木君を動揺させた上でのそれですから、どんだけ頭良い
 んだよこのひたぎさんwwwそりゃ阿良々木君ならなんも考えずに期待しまくりですよ裏切られまくりで
 すよwww
 そして、肝心のデートの誘い文句に悩む、ような素振りを見せつつ、最終的にはデートをしなさいという
 命令に自然に移行出来るようになるためにこその悩みだったといわんばかりのひたぎさん。
 でもあれ、実は悩んでるんですよね、ほんとは、というか悩んだ結果、実にひたぎさんらしい結果という
 かどう考えてもそれにしかいかないというところが面白いのかもw
 
 そして本番はここからww
 
 初デートに、彼女のお父さんが同伴してきましたが、なにか?wwwwwwww
 いや同伴っていうか明らかにひたぎさんが阿良々木君イジりのために連れてきた感満々www
 初デートの緊張とは違う別の緊張感に竦みまくりの彼氏君wwwおもしろすぎるwwwお腹痛いww
 しかも阿良々木君ったら素直に初デートだと浮かれてたところからの落差ですからww絶対なんかある
 って思っていても最終的には素直になる阿良々木君は本当にイジりやすくて楽しいwwww
 そしてツッコミだけは腕白な阿良々木君(ひたぎさん談)を思う存分楽しみながら、しかしひたぎさんは
 次の一手。
 『私のこと、好き?』
 お父さんっ!彼女のおとうさんの前でwwwこんなジャブはいらないwww
 ひたぎさん的には阿良々木君から好きだという言葉を引き出すがためなんだろけど、ついでに私も
 好きよと返すシチュエーションを獲得するがためなのだろけど、阿良々木君には地獄ww半端無いw
 そして今度は下の名前を呼ばせる事に強引に成功するひたぎさん。
 戦場ヶ原って阿良々木君が言ったら、自動的にお父さんに振るプレイを敢行するひたぎさん。
 というか阿良々木君のツッコミ次第で、お父さんに振るひたぎさん。
 逃げ場www無wwwww阿良々木君wwwwていうかどんだけひたぎさん計算高いのwww
 しかもひたぎさんほんとに楽しそうだwww
 さりげに彼氏をゴミ呼ばわりしようとしかけたり、阿良々木君は反応がいいからヘコましたくなっちゃうとか、
 本音とか建て前とか以前に本気さしか無いひたぎさんはノンストップww
 そしてちょっと反撃を(不用意に)しようとして、お前は俺のどんなところが好きかと訊く阿良々木君に。
 『優しいところ。』
 『可愛いところ。』
 『私が困ってるときにいつだって駆けつけてくれる王子様みたいなところ。』
 大 爆 笑 wwww反撃不可wwww恥ずかしいやら胸が痛いやら無理やらwwwというかやっぱり
 ひたぎさんのしれっとぶりの中にはっきりみえる確信犯ぶりが最高wwww
 そして最後は、エロ攻勢wwどんだけww
 まぁこれははったり的防衛行動じゃ無くて、明らかに初な阿良々木君をイジる目的の行動だねww
 そりゃ阿良々木君ならもうメロメロ以前にたじたじでしょしね、しっかり素知らぬ振りしながらもギリギリ
 逃げ出したい衝動に駆られてる阿良々木君を見抜きまくってるひたぎさんの遊びっぷりが楽しすぎww
 なんで神原はあんなにエロいんだと訊かれて、あの子は自分に正直なだけよと答えるひたぎさん。
 神原はただ隠して無いだけですからね、んで、隠して無いで外に出した分の一部を使って、阿良々木
 君イジりしてるだけだし。
 エロいのはそうだけど、それは人並でただ隠して無いだけで、エロ過ぎるという意味ではイコールじゃ無い。
 つまり神原をエロいというのは偏見で、不当。
 といっても、当然阿良々木君は「自分に正直」という表現に引っ掛かって誤解してるだろうとひたぎさん
 は見越して、というか、待ってましたと言わんばかりにw
 『どうするかって?』
 『阿良々木君の中の判断基準、価値基準を揺るがせておくのよ。そうすれば神原のことなんて、
  純真無垢な女の子に見えてくるはず。』
 そして阿良々木君の耳元で、滔々と卑猥な言葉を囁くひたぎさん。
 『もう、好きにしてくれ・・・ひたぎさん』 byショートした阿良々木君
 大 爆 笑 。
 そんなwww耳まで噛んでwwwwどこまで本気出すつもりなのwwww
 全然本気じゃ無いのがさすがのひたぎさんですけどwwwまぁ本気の意味が違うけどw
 そして誰もが忘れているだろけど、これも全部、お父さんの前でやってます、もはや地獄ですらないww
 もうなんか、ひたぎさんが教祖様にみえてきたwwなんか徹底的にイジり倒して虚ろになったところに
 色々吹き込んだりしようとしてる感じwww
 そして、ちょっと準備してくるとか言って、阿良々木君はお父さんと歓談でもしておいてと言って、ひとり
 だけどこかに言ってしまうひたぎさん。
 ・・・・・言葉も無いwwwww
 
 (CM)
 
 まぁうん、後半はもうどうでもいいっていうか。
 まぁそうだろうね、というか、今まであったものを敢えて詳しくわかりやすく表現してみただけって感じで。
 お父さんの話も、まぁ普通というか、まとめというか。
 そのあとのひたぎさんと阿良々木君のやりとりも、まぁ、感動しなかったといえば嘘になるけれど、
 それはあの場面の、「結果」としての、それだけで完結した部分での感動というか。
 ぶっちゃけ、あのラストのひたぎさんの想いは、それが言葉にされたという意味での感動はあったけど、
 それ以上では無い、逆にいえば、もう言葉にしなくても、これまでのひたぎさんの阿良々木君のイジり
 っぷりの表情の中や、戦場ヶ原様的な立ち居振る舞いのそのすべてにそれがみっちりと凝縮されて
 たから・・・
 そういう意味では、形だけ言葉だけ聞くと如何にも最終回っぽい最終回だったんだけど、これまた
 逆にいえば、これまでのまとめを発表しただけで、それ以上進んで無いという意味で、このエピソード
 を最終回として不適格なものは無いのだけれども。
 まぁね。
 繰り返し言うけど、あの戦場ヶ原様が、あのひたぎさんが、そのままきっちりと、話の内容だけ聞くと
 デレなんだけど普通に正直な話として素直に聞ける、その清々しさというか、やっと阿良々木君に
 それを伝えられたというひたぎの静かに深い安心と、意外なひたぎの素直さをツンデレ無しで聞けた
 驚きとそして嬉しさに満ちる阿良々木君の感じには、ぐっときた。
 きて、そして結構きて、結構私の中に残ったんだけど。
 ・・・・・。
 いや・・・まぁ・・・・・いいかぁ・・・それでも・・・・(ぇ)
 正直、私も今回の前半に於ける、デレなはずなのに滅茶苦茶怖いそのひたぎさんっぷりにがっちり
 やられたことでw、うん、私もなんか阿良々木君的に素直になれたというか、そしてだからこそ、もっと
 素直にひたぎ的に、当たり前で、ただ自分のそのままの想いなのだけれど、ただ自分の意志だけなの
 だけれど、その言葉自体がなにか新しい言葉を導き出す訳では無いけれど。
 
 その言葉を。
 その素直な言葉を。
 満天の星空の下で、好きな人とふたり手を繋ぎながら。
 それを発する私自身の存在を、感じずにはいられない。
 
 それは、ああ、堪らない感触。
 うん・・・・
 化物語、やってくれたなぁ・・・って、ほんとうにどうしようもなくおもったなぁ・・・正直
 つばさキャットなのに、委員長が欠片も出ないっていうか、前回私的に最終回に丸投げしたものを
 全回収不可になって笑えるに笑えないっていうか、それをひたぎさんがあそこまでとんでもなく笑わせて
 くれて、そしてはっと気付いたら彼氏と手を繋いで、見つめ合ってて。
 この作品の存在意義が、ああ、なんか、深くわかっちゃったなぁ。
 関係無いわなぁ、それぞれの個別の物語なんて。
 すべては深く結びついていながら、あくまでそれは染み出してきていながらも・・・
 でも、あの満天の星空の下の物語の中では、それらはただすべて、その中で囁き合う素直の言葉の
 ための、その添え物でしか無い。
 今までの忍野の語りとか、阿良々木君の悪戦苦闘ぶりとか、優しさとはなにかという問いとか、
 ああ、そうか。
 
 
 なんのために、そういうものがあるのか、阿良々木君。
 頭の悪いあなたでも、この星空の下でなら、考えずともわかるのではないかしら。
 
 
 
 『これで全部よ。』
 『私が持っている、全部。』
 
 
 
 それらの物語を持っている私が、此処にこうしてあなたといる。
 ひたぎにはひたぎの物語がいくつもある。
 本当に、色々。
 とても辛いものも、沢山。
 一度は捨てて、けれど拾い直したものもある。
 ひたぎはそれらの物語を捨てられない、いえ、捨てたくない。
 戦場ヶ原ひたぎは、諦めない女。
 だから。
 でも。
 
 『私はもう、阿良々木君を嫌いになることが、怖い。』
 
 『今私は、阿良々木君を失うことが、怖い。』
 
 
 『でもね、これまでの私の人生はあんまり幸福とは言えないものだったけれど、
  不幸だからこそ阿良々木君の気を引けたというのなら、それで良かったと思うの。
  それくらい私は、阿良々木君に参ってしまっているの。』
 
 『だから、それまで待っていて欲しいの。』
 
 
 戦場ヶ原は諦めない。
 そして、諦めないことで、目の前の幸せを逃すことも選ばない。
 だから、待っていて。
 諦めたくないものをしっかり解決してくるから。
 それは。
 ひたぎが、もう、ひとりでは無いと、思えたから言える言葉。
 阿良々木暦に、待っていてと言える、その戦場ヶ原ひたぎに、私は拍手と共に、涙を贈ります。
 そうなんだよねぇ、この人は、そういう人だもの、すごいよ、ほんとうに。
 マジで惚れちゃうぞ、どうすんのこれwww
 
 
 ということで、化物語終了です。プチ感想もこれでお終い。
 ふぅ。
 
 化物語、最高!
 
 なんだかんだで、今期は狼とこの作品が色々な意味でぶっちぎりでした。
 この作品と出会えて、こうして感想を書けたことをとても嬉しく思います。
 なんていうかその、この作品はある意味狼より胸に深く残った・・・というかねじ込まれた感じww
 これはアニメファン並びにアニメオタクにとっては、私達とアニメを繋ぐ、いえ、私達をアニメをひとつの
 フィールド上に繋ぎ置いてくれる、そういう稀有な作品だと思いました。
 こんだけオタネタを散りばめて、それを作品のテーマとも融合して、こんなに意外な膨らみを提出した
 のですから、そういう意味では私は、この作品こそが、今期ナンバーワンだったと思います。
 狼はオタ要素抜きでしたからね、その辺りは冷静に客観的に評価、というかまぁ、オタとしてもある
 アニメファンの私の見地、からした場合の評価、ですけどね。
 私という私の見地の評価では・・・・まぁここ化物語の欄では言わない方がいいですね (ぉぃw)
 ま、その辺りのことは、明後日以降に展開予定の今期アニメの個別まとめ感想の化物語編で
 語っていこうと思います。
 はい。
 では、まぁ、そういうことで。
 この私の感想を読んでくださった人に、感謝申し上げます。 なに書いてるかわかんなかったでしょ?w
 そして、この作品の制作に関わったすべての人に、拍手喝采を贈ります。
 こういう作品があるからこそ、アニメというのはどんどんと大きく膨らんで、そして長く深く繋がっていける
 と思います。
 まさに、グッジョブ!ww
 
 では。
 続編があるかどうかは未知ですが、またもしお会いすることがあれば、そのときはまたどうぞよろしく
 お願いします。
 私はまた、この作品の感想を書きたいです、なんかすごく限定的なことしか書けなかったし、
 ぶっちゃけ結構この作品に参っているしww
 
 
 それでは。
 
 
 と。
 思っていました。
 今日まで。
 
 「つばさキャット其ノ參〜其ノ伍」は公式HPにて順次配信予定です。
 詳細は近日中に本HPにてお知らせいたします。
 
 
 ・・・・。
 終わってねぇのかよ! 
 
 ↑ 阿良々木君風にツッコミ
 
 
 ということで、なんとつばさキャットは実は終わってませんでした。 (なんだってー)
 委員長の事を丸投げしっぱなしなのは私だけのようでした、ってそれで済むかい!(ぉ)
 なによそれWeb配信て! 気付いたのマジで今日ですよ今日!!
 こうしてがっちり最終回として感想書き切って、最終回っぽく納得して化物語終了って感じになって、
 ふと一息ついて公式サイト見てみたら、これだ。
 ・・・・。
 憤慨してるのに、これを観ないという選択肢が無いことだけは確かな私が私は好きです。(微笑)
 まぁ無料っぽいですし、とはいえ動画見るのはこのパソだと厳しいのだけれどっていうかまず観られるの
 かどうかも怪しいけど、おまけに観られても綺麗には観られそうには無いし。
 でもま、観ます、観ればいいんでしょみれば!
 ということで、少なくとも、あと三話はWeb配信で観られるようなので、それを観て、まぁほんとに観られた
 ら、臨時に化物語プチ感想をねじ込んで書いていこうと思ってますって放送日未定かい!
 あーあと、扇子とグラス買ったから。 (さりげなく)
 
 
 
 ・・・・なんか、一気に疲れました。
 あとはよろしく。 (虚脱状態 ぉぃ)
 
 
 
 
 

 

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