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◆◆◆ -- 2010年9月のお話 -- ◆◆◆
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■■ ぼちぼちとアニメ ■■ |
ごきげんよう、紅い瞳です。 |
ええと、なにか最初にお話しようと思っていたことがあったのですけれど、 |
最近あまりに激しい物忘れの御陰様で、その、完全に忘れました。 (溜息) |
ごめん、昨晩もお風呂入ったときにシャンプーしたの忘れて二度シャンプーしたりとかした。 |
ということで、たぶんそのシャンプー二度洗い事件の事をお話しようとしていたんだろう、 |
ということにして、本日の本題を始めさせて頂きましょう。 |
はい。 |
◆ |
今日は先週の予告通りに、今期アニメの各感想をさせて頂きましょう。 |
一回で全作品を語るのはどだい無理なお話ですので、何回かに分けてお話させて頂きます。 |
今回は、「オオカミさんと七人の仲間たち」、「黒執事Ⅱ」、そして、 |
「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」の三作品の感想を書きましたので、 |
どうぞお暇な方は適当に読み散らかしてやってくださいませ。 |
んでは。 |
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オオカミさんと七人の仲間たち: |
うん。 |
なんだろ、それは同意でも納得でも無い、そういう頷きで。 |
毎回見終わるたびに、一回だけ、ちょっとだけ、頷いてしまう。 |
健やか? 気持ちいい? |
なんだろ、違うな。 |
登場人物のひとりひとりが、自分のそれぞれの物語を抱え込んでいて、そしてその物語の主人公で |
あって、けれど、みんなが集まりみんなの中で行動するときは、その物語は、鞄の置くに突っ込まれた |
本の中の世界でしかなくて。 |
でもその物語は、確かにある。 |
どうしようもなく、必然的に、切実に、みんなひとりひとりが、主人公であって。 |
なんだろ。 |
この作品は、それぞれの登場人物が持っている物語での苦しみなりなんなりを、みんなが集まって |
為す別の物語の中で生きることで癒す、という形式であるはずなのに、あまりその辺りの感動は |
少なくって、逆に、ひとりひとりががっちりとそれぞれの物語の主人公であり、その物語は絶対に |
消えない、という、そのそれぞれの背景にある物語の絶対性が、なんていうのかな、とってもこう、 |
私を頷かせてくれる。 |
うん。 |
癒しはしないんだけれど。 |
みんなと一緒にいる物語を生きることで、ひとりひとりの物語に変化を与えてはいる。 |
それは作為的にも意志的にでも無い、ごく自然な変化で。 |
それが私を頷かせるし、この作品を最後まで私に観させてくれた由縁なのですよねぇ。 |
これから登場人物達がどう変わっていくのか、ということには興味は無い、けど、次々と続いていく |
物語そのものは、ずっと観ていたい。 |
そういう感じがする。 |
この作品は、各キャラが御伽噺の登場人物にちなんだ名前を持っていますけれど、いまいちそれが |
作品に効果的に組み込まれていない、という評をよく見かけますけれど、私はむしろ、 |
このラフさこそが、変にひとりひとりの物語が、みんなと一緒にいる物語に回収されて、再構成された |
結果として癒され成長していく、というありきたりなものになることを明確に防いでいる気がします。 |
あくまで名前は名前にしか、過ぎない。 |
それがいっそ清々しいままに、この作品の底には流れていますし、そしてそれが同時に、 |
しかし物語自体はそれぞれ影響を与え合い変化していく、というものを表してもいる。 |
だから妙に、生々しい。 |
恋姫無双なんかは、武将の名にちなむというか、まんま萌えキャラ化して、けどちゃんとその武将 |
っぽさを表現してたりして、きっちり作品に組み込まれていて、それはそれで面白かったのですけれど、 |
この作品の場合は、どんどんと御伽噺の登場人物の名前からはみ出し、というかほぼ完全に無視 |
して、それこそなんのために御伽噺の登場人物の名前にちなんだのかわからないくらいになってきて、 |
そして勿論、ああでも最終的には名前の通りになったね、という気配さえ無く。 |
きっちりと、名前をただの文字列に落として、それを履いている。 |
名前って、そういうものだよね、って最近思うんですよね、私w |
私は私の名前はHNもリアル名も好きだし、へんな話、名前負けしないようにとか、或いはもっと自分の |
名前の意味を考えられないかとか、そういう縛りというか拘りみたいなものもあるのだけれど、 |
でも本当にその名前を清々しく名乗れるときは、むしろその名前の意味から完全に逸脱し、 |
そこから思い切りジャンプしている自分を感じられるときだったりする。 |
名前は名前にしかすぎない。 |
つまり、名前とは、自分の「一部」でしか無い。 |
全部じゃ無くて、一部。 |
そして名前がかすんでしまうくらいに、色々な自分になれたときに、さらりと。 |
自分の名前を名乗ると、ああ、うん。 |
ひとつ、頷ける。 |
自分の名前という物語は、誰でも持っているものだからね。 |
この作品は、そういう作品で御座いました。 ごちそうさま。 続編希望♪ |
ちなみに私は勿論オオカミさん派。 多くはきくな。 (ぉぃ) |
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黒執事Ⅱ: |
大好き。 |
その一言で終わらせてもいい。 |
けど終わらせない。 だから語ります。 |
シエルは、一体なにがしたかったのか。 |
正直あまりその問いに答える意味は無いように感じられる。 |
そもそもこの作品の醍醐味は、テーマの解題そのものには無いからね。 |
でもだからこそ、敢えて問いたい。 |
シエルは、一体なにがしたかったのか。 |
わからない。 |
シエルは、生きたかったのだろうか。 |
シエルは、死にたかったのだろうか。 |
私は想う。 |
シエルは、生き方を知らなかったのだろう。 |
シエルは、死に方を知らなかったのだろう。 |
だから、永遠に死ねない生を生きる事になり、そこに己のアイデンティティーを感じ、おぞましく笑った。 |
シエルはほっとした。 |
絶望に、ほっとした。 |
シエルを縛り、シエルに縋らせる希望は無くなった。 |
だからシエルは、ほっとした。 |
シエルには燦然たる未来があった。 |
父と母に囲まれ、暖かく、優しく、一片の疑いも無く。 |
それが崩壊する。 |
復讐。 |
シエルは復讐というものを元々持っていた訳では無い。 |
シエルには、幸せの崩壊により、なにも残されなくなった。 |
その無の中で、新しく、そして唯一手に入れたものが、復讐。 |
悪魔で執事。 |
シエルは、復讐することしか知らなかった。 |
生きるのでは無く、復讐することがすべてになった。 |
生きるために復讐するのでは、無い。 |
復讐だけ。 |
セバスチャンがいる。 |
セバスチャンは、シエルを映す鏡。 |
セバスチャンの憂いを滲ませた笑顔が、坊ちゃんの背を照らす。 |
坊ちゃんは、本当に素直では無いのですねぇ。 |
復讐しか無い。 |
だから、死すらも知らない。 |
死の代わりに、契約の完了としての終焉があるだけ。 |
坊ちゃん・・ |
ただ生きて死にたかっただけなのですよね。 |
復讐と終焉しか無い、なのに確かにシエルは己の知らぬところで生き、死ぬ。 |
ならば、その坊ちゃんの知らぬ坊ちゃんの生と死を、私がお預かり致しましょう。 |
ファントムハイブ家の執事たるもの、それくらい出来無くてどうします。 |
悪魔達が、シエルから生と死を奪ったのは、すなわちシエルの知らぬまに、 |
シエルの生と死が消化されてしまうことを防ぐため。 |
シエルの復讐は終わり、そしてシエルの死も消えた。 |
残ったのは、シエルの生と新しい契約。 |
ああ・・・ |
し び れ る 。 ←我慢出来無くなった人 |
要するにシエルは悪魔になった訳だけど、なんだろ、不思議とバッドエンドな感じもしないし、 |
むしろ良かったじゃんっていう風にさっぱり私は思えたのだけど、どうだろ? |
たかだか悪魔、じゃん。 |
悪魔になったシエルが、永遠にセバスチャンと生きる。 |
どう生きるかは、シエル次第。 |
シエルは生きている。 |
シエルがそう自覚したのが最重要な事。 |
そしてシエルとセバスチャンはあくまで主従関係。 |
はぁ、面白い。 |
すごいなぁ、これ作った人。 |
この主従関係は実に味わい深い。 |
ほんとうに、またお会い出来る日を楽しみにしておりますよ。 |
ちなみに私は断然セバスチャン派。 異論は認めません。 |
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学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD: |
最初観たときは嫌な感じがしたのだけれどね。 |
どーせ現実は厳しいのどうのこうのと、そういうくだらないお説教モノになるのだろなぁ、という感じで。 |
でも、いざ見始めてみれば、とんでもない、そういうお説教を口走り実行しなければ生き残れない、 |
いえ、生きたいという想いを実現出来無い、そういう世界が現出して。 |
そしてそれ以上に。 |
一瞬で壊れた世界と日常の中で、それでも生きなければならないんだ、という、そういう生に対する |
義務のような、そういうなにかにしがみついたような後ろ向きなものは一切無くて。 |
あるのはただ、己の初めて知る、己の情熱、熱情、そして力。 |
生きたいとか生きたくないとか、そんな思想としての生き死にによらず、圧倒的に自らのうちから迸る、 |
未知のそして未踏の力が全身全霊に満ち渡ったとしたら・・・ |
もう、生きたいとか生きたくないとか、そういう問答に対する価値を、誰が求めるだろうか。 |
少なくとも、私は求めなかった、いえ、求めなくなった。 |
力のままに、突っ走ってみたい、もっともっと、自分を生きてみたい。 |
世界が滅びても、常識が覆っても、その中にがっちり適応して生きようとする、その凄まじい力、 |
それが自分のものであると、そして、その力を使って、自分の世界を切り拓いていけるとしたら。 |
この作品は、紛れも無く、その欲望の魅力を熱く描き出した作品。 |
言い方を変えれば、「変われる」男と女の魅力を力一杯描いた作品。 |
やべー最近こういうのに弱い、っていうかめっちゃハマる。 |
ちょっと前までは絶対に諦めない頑張りっ子に魅力を感じてたんだけど、今はしっかり諦めて、 |
次々と変わっていける人に魅力を感じるよ。 |
というかまぁ、変わっていける人もまた、どんな状況にも対応して自らを変えて生きていく事を諦めない、 |
という意味では同じなのだけれどもね。 |
毒島先輩は言うに及ばず、孝の冷静だけど推進力の凄まじさとか、こーたちゃんの可愛さとか、 |
なんかもう、どんどんやれ、どんどん変わってけ、迷わず進め、っていうか。 |
うん、そうね、迷ったら死ぬぞだから迷うな、っていうんじゃなくて、今感じているその狂気とか熱情とか、 |
そういうのを恐れずにがっちり身を委ねてもいいんだよ、っていう、そういう感じなのよ。 |
だってさ、狂気とか暴力とかが無ければ生きられないとかじゃなくってさ、狂ったり暴れたりする、 |
そういう自分も自分じゃんっていうか、つまり自分の多様性を受容して、そして変容進化していけ、 |
っていうか。 |
なんかね、思想的哲学的な成長では無い、もっと深いレベルでの、無意識とかそんなの?、 |
そういうところの「成長」というものをぞくぞくするほどに描いててさ。 |
それがたまらなく、スリリング。 |
狂ったからって、暴れたからって。 |
それで自分が消える訳じゃ無い。 |
それどころか、今までの自分さえも、それで消えたりもしない。 |
そしてなにより、そうして変容して得た新しい自分を、認めてくれる人達がいる。 |
なんだ、なにも終わって無いじゃないか。 |
『そして今はすべてが終わってしまったのかもしれない。それでも、いやだからこそ、僕らは。』 |
硬直した日常から、流動的な日常の生産。 |
豊かだなぁ。 |
・・・・まさかゾンビアニメでそんな事をおもう日がくるとはねw |
という感じで、今回はここまで。 |
残りは次週以降にぼちぼちと書かせて頂く事と致しましょう。 |
ぼちぼち。 |
では、ごきげんよう。 |
最近ちょっとあっさりしすぎな、うん。 |
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■■報告と予告とぐだぐだ■■ |
どうも、紅い瞳です。 |
ごきげんよう。 |
残暑というには少々暑すぎる今日この頃ですけれど、皆様如何お過ごしでしょうか。 |
いったいこの暑さはいつまで続くのやらとも思うのですけれど、 |
基本的に私は暑い暑い言いながらも、実は夏の暑さは好きだったりして、 |
割と元気だったりするので、それほど気になってはいません。 |
と、毎年調子に乗っていて、気温がぐっと一気に下がったときに体調も一気にぐっと下がる、 |
というのを毎年繰り返している私でもあります。 |
むしろ調子悪くならないと、調子が出ない、そう解釈して、この秋も楽しくやっていけたらな、 |
とそう思っています。 |
大丈夫。 |
きっと楽しい。 |
楽しいはずだよ。 ←ぐっと拳を握りしめて |
さて、ということで、今日はなにを書きましょうか。 |
前回追記としてちょっと書いただけでしたので、今回はちゃんとご挨拶させて頂きましょう。 |
以前にサイト更新を一時停止する、ということを書きましたけれど、 |
このたび改めまして、その件は中止になりました。 |
色々と大幅に生活環境が変わる環境に身を置くつもりだったのですけれど、 |
そのために受からなければならない試験に落ちたから、という理由です。 |
よって、日記はもとより、チャットもBBSも今まで通りの通常運転をさせて頂きます。 |
改めまして、ご迷惑をおかけ致しましたこと、謝罪致します。 |
まー・・試験はね、受かると思ってたんだけどね、色々手違いがあってね、そのまぁ・・・・(なにか言えよ) |
今のところその試験への再挑戦の予定はありませんけれど、またべつの形とやり方で、 |
自分の歩きたい道を歩いていこうと思っていますので、どうぞ生暖かい目で見守ってやってください。 |
といいつつ、まぁそれはあくまでリアルの話ですので、どうぞお構いなく。 (自分で言っといてこいつは) |
改めまして、色々すみませんでした。 |
◆ |
さてはて、今日は一応お知らせ関連からお話を始めたので、 |
次はこれからの予定についてちょこっとお話させて頂きましょうか、せっかくですから。 |
今のところ、私の状況はそこそこ忙しい、というところで落ち着いていますので、 |
更新ペースとしては、週に一回を目指しているところです。 |
週二回はちょっと無理ですねぇ、なので、なんとか週一回を守れるように努力していきます。 |
おそらく来期は連続感想を書けそうなアニメ作品は無いと予想していますので、 |
基本的には毎回の更新は今回のような適当な雑日記中心になると思います。 |
無論、もし来期アニメに面白いのがあれば、感想を書く可能性はありますので、 |
そのときはまたそのときにて。 |
それで。 |
まだ、私が感想を書くと言って全然書いていないものがあるのを皆さんは覚えていらっしゃいますか? |
残念ながら私は覚えていますので、書かないと胸の中のぞわぞわとしたものが止まらないので、 |
それに追い立てられるようにして書くつもりです。 |
要するに小心者なのです。 それが良いのか悪いのかわかりませんけれど、どっちでもいいです。(ぉぃ) |
ええと、確か刀語の第五話「賊刀・鎧」から今月放送された第九話「王刀・鋸」までと、 |
ネット配信された化物語の「つばさキャット・其の伍」の感想が残っておりましたよね。 |
エンジェルビーツはこの間書いたので、それはそれで終了、と。 |
ということで、毎週とはいかないとは思いますけれど、 |
出来るだけ早く全部の感想をUpし終えるように頑張りたいと思っています。 |
順番としては、刀語を書きつつ、合間に一回どこかで化物語を挟んでみる、 |
という感じにするつもりです。 |
ただ、その前に。 |
今期のアニメが今週辺りから続々と最終回を迎えますので(もう終わっている作品もちらほら)、 |
その各感想を全部書き終えてから、刀語と化物語の感想は始めることになります。 |
10月上旬から始められれば良いのですけれど、遅ければ中旬以降になってしまいますが、 |
その際はご容赦ください。 |
という感じで、お知らせは以上。 |
◆ |
あとなにか書くことあったかな。 |
あ、そういえば最近読書欲がもりもりなのです。 |
なので、読書リストを残してみましょう。 |
基本図書館で本は借りて読むので、もう返してしまったものは割愛ということで。 |
・岩井志麻子 「五月の独房にて」 |
・板東眞砂子 「天唄歌い」 |
・同 「傀儡」 |
・小野不由美 「屍鬼 上巻」 |
・皆川博子 「少女外道」 |
・西尾維新 「トリプルプレイ 助悪郎」 |
・同 「刀語 第一話 絶刀・鉋」 |
・中野富男 「ザ・鬼退治」 |
・三宅孝太郎 「北条綱成」 |
・白石一郎 「戦鬼たちの海 織田水軍の将・九鬼嘉隆」 |
・千草子 「翠子 清原宣賢の妻」 |
・宝珠なつめ 「くちなわひめ 佐馬之助無頼流始末」 |
・岩井三四二 「村を助くは誰ぞ」 |
相変わらずジャンルもなにもバラバラですね。 |
基本的に図書館の棚にずらりと並ぶ、背表紙に記されたタイトルにぴんときたものを選ぶので、 |
ジャンルがバラバラになるのは必然ですけど、ほんとバラバラな。 (うん) |
と本に関してはこれくらいでしょうか。 |
特に書くこともなし、貪るように読んでおります。 |
|
あとは、来期アニメについてちょこっと展望というか希望というかメモというか。 |
視聴予定リストは前回Upしたので、今回はその中での注目作を考えてみます。 |
ここのところ私の感度がだだ下がり状態なので、 |
右を見ても左をみても全部どうでもいい作品にしか見えなくなっちゃってる、という自己認識の元、 |
少しでも興味を持って見ていけたらいいな、という気合いを入れています。 |
頑張ります。 |
そういうとこでは頑張ります。 ←得意げに |
と、そういう意味では、敢えて注目作を挙げるとしたら、 |
まずはそらのおとしものfですね。 |
ギャグというか馬鹿一直線でありながら、シリアスでもかなり泣かせてくれる作品ですので、 |
おそらく私の感度をぐいぐいと引き上げてくれると思って、割と期待はしています。 |
あとは、それでも町は廻っているが一体なにをしてくれるのかという期待と、 |
とある魔術の禁書目録Ⅱがどこまでやってくれるのかという期待がある程度、ですね。 |
あとは・・・ |
まぁ・・・なんとかなるさ (希望) |
それでは、ぐだぐだながら、本日はここまで。 |
また来週お会い致しましょう。 |
来週はたぶん、今期アニメの感想になると思うデス。 |
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■■ なう ろーでぃんぐ ■■ |
はーい、紅い瞳です。 |
ごきげんよう。 |
最近溜息ばっかりついてるんですけれど、如何なものかと小首をかしげること三秒、ええいままよ、と、 |
思い切り最近溜息ばっかりついてるんですけれど、と、こうして書き出してみればなにか起きるのじゃ |
ないだろか、いや起きない、という感じでまぁ今日も今日とて私は全開です。 |
いやね、まぁリアルの方が色々と激変してるので、こちらの紅い瞳の方もぐぅの音が出たり喉に |
ひっかかったりしてたりね、なかなかその、筆が走らない以前になにを書けばいいのかとか、 |
おおい変わりすぎだろ私、状況とか環境に影響受けすぎだろ私、ていうかなんかもう、そういうの |
ばっかりしか書けないと身構えちゃって、当たり障りの無いことどころかなにも書かなくなりそうな |
その私の前に、どちゃっとこうしていっぺんに吐きだしてみると、気持ちいいですか? (疑問形) |
今なんていうのかな、私の頭に想起されてくる事とか、一秒たりとも頭の中に留めたくないっていうか、 |
要するに思考の溜めみたいなのをしたく無いっていうか、ぶっちゃけだだ漏れというか、だからこう、 |
ひとつの書きたいこととしてまとまらないのだろね、でも嫌やねん、なんかもうほんと吐き出したいっていう |
か、それで全然駄目なことしか書けなくても、全部そのままノーチェックで吐き出したいねん、みたいな、 |
ひとりで背負いたくないみたいな、いや自分のことやろ、でもなんかひとりは嫌なんですのよ、 |
いやいや吐き出された人の気持ちにもなりなさいよ、じゃーこんなサイト見なきゃいいじゃんか、 |
ああそうですかじゃあ見ませんよこんなサイト、上等だよこら、とまぁ。 |
おい、落ち着け私。 (まぁ落ち着け) |
いい加減落ち着いてしっかりまとめないと、あれ?紅い瞳って子供な人なん?、あれでしょ?、 |
永遠の五歳児とかいう人でしょ?、みたいな噂がまことしやかに流れたりして、私としてはなにを今更 |
と真顔で応えたりするだけで処置無しだったりして、でもさぁ。 |
無理にまとめたり落ち着いたり前向きな事書いたりしても、なんだかなぁ、みたいなさ、ていうか、 |
逆にさ、ここで無理してそういう事書いたら、今まで前向きな事とか書いていたのがさ、そういうのも |
無理して書いてたんじゃないの?みたいな、ほんとは前向きな事なんか無かったんじゃないの?、 |
みたいな、そういう事になってしまうような気がして、私はいつだって本気だし素直だしあけっぴろげだし |
ていうか下手に隠してもバレバレで痛いだけなので進んで自己告発してるだけっていうか、 |
なんかねー、やっぱし今こういううだうだした事しか書けないっていうのなら、それが素直な状態だと |
いうのなら、おうよ、それでいったるよ、いけいけ、みたいなそんなノリになっててさ。 |
・・なんかそこだけ見ると普通に前向きな、私。 |
いやいや、だからそこで色気出して前向きとか言うなよ私。 |
わかってる、わかってるで私、あんたそうやってつらつらと書いてくと、しぜんに自分が前向きなオチを |
付けられるの知ってるから、その筆の勢いに乗って、私は元気です☆みたいなアピールしたいだけ |
なんでしょ、心配かけたくないっていうか見栄っ張りなだけなんでしょ、図星だろこら、やんのかこら、 |
あーはいはい落ち着けな、とか、あー。 |
要するに、なんていうのかな、私がモノを書くって、ひとつの癒しでもあってさ。 |
正直、文章書く前は最悪の気分だったときも、じゃあそこからどう抜け出るか、どう考えていくべきか、 |
と、そういうスタンスで書いていくうちに元気になったとかね、そういうのはやっぱりあるのよ。 |
勿論逆に最初は最高の気分だったのに、書いてるうちに鬱になったりとかね、なにやってんだあんた、 |
そういうのもあったけど、つまり、なんていうのかな、今私にとって、なかなかこう、どう抜け出せばいいのか |
、どう考えていくべきか、というそういうまずスタンスそのものが形づくられていない状態でね。 |
ノープランっていうか、ノープランのままでいけいけいうか、むしろノープランで行った方がよくね?、 |
ていうかモノを書くことで癒してしまうことで、逆に今まで見えなくなってしまったものがあったんじゃね?、 |
だから今こうして素直にそれを拒否ってるんじゃね?、と、そうも思うのだよね、実際。 |
形はどうあれ、なんていうかこう、モノを書くことに切実さというか、それに応じた必然を発生させて |
いたというか、うーん、だから勢いのままに書き進めていけたし、いくらでも言葉に想いが吸い寄せられる |
ようにして描かれていったんだけどさ、でも、なんつーか、もう、それだけでモノを書くのを、この際やめた |
方がいいというか、それに頼り切ってるだけの自分の殻を破ってみたくなったというか、なんだろなぁ、 |
今もそうして書いてみてちょっと前向きになってるんだよね、言葉に吸い寄せられるようにしてさ、 |
でも、なんていうか・・・ |
今度は、私の想いこそが、言葉を吸い寄せてみたくなってね。 |
そのための準備中、ってことなのかな、今の私は。 |
どんだけかかるか知らないし、どんだけかかってもべつにいいんだけどね、ただ、このまま行ったれ、 |
という自分の思いが、たとえ本来的には投げやりなものなのだったとしても、それと同時に、そうでは |
ない、真逆の思いが自分の中には確かにもうひとつあるはずと、それこそ信じていってみたいっていう、 |
そういうなんていうのかな、純粋な自分への信仰みたいなものがあるんだよね。 |
なんていうか今まで、自分で自分を引っ張りすぎたというか、それでいて、自分に縋って頼って依存 |
していたというか、うん、つまりなんていうのかな、自分を待てなかったというか、だから焦って自分を |
引っ張って蹴り上げて、意地でも前に進めていこうというか、だからそういう風に自分を奮い立たせる |
自分と、奮い立たせられる自分の存在に頼り切っててさ。 |
ラフじゃなかった。 |
ラフという言葉にただ吸い寄せられて、ラフになっている気になってただけで、そこには本当のラフさは |
隠れて無くなってたんだじゃないかなぁ。 |
だから今は、待つ。 |
べつに前に向いたり歩き出したりしなかったら、それでもいいや、っていう、そういうラフさで自分を |
動かしていきたい。 |
自分を尊重する、っていうのかな、むしろ、私の知らない私にお任せみたいな、今そういう感じで、 |
実は割とらくちんだったりするんですよね。 |
どうにでもなれー、っていうんじゃなくて。 |
どうにかなるさ って |
あーこれだ。 |
この感覚、昔からずっとなりたかった感覚に近い感覚かも。 |
ほんとはラクになりたいくせに、このツンデレが。 |
なんていうか、現在状況激変の渦中にいる私が、今までの私と同じような事言って、他人や自分を |
責め立てて前に無理矢理進めようとしている人達の姿を見て、なんていうか、深く、そして、 |
ようやく、気付いたというか。 |
改めて、自分でもう一度自分を責め立ててみて、そしてそれに同調して応援してくれる人を見て、 |
そしたら、素直に、率直に、こういう言葉が胸に灯ったのね。 |
無責任、だなぁ、って。 |
なんていうか、みんな、私も含めて自分から逃げてるなぁ、って。 |
うん、ひとりだけ、まともな人と出会って。 |
や、そういう言い方は他の人に失礼なんだけどさ、敢えてそう言わせて貰うね。 |
うん、なんか、その人と出会って、話して、当たり前のことを、あっさりと指摘されて、 |
納得させて貰って。 |
なんか、なんていうか、嘘みたいに、自分のこれまでの人生に張り詰めていた、刃のような張り巡らされ |
た糸が、いっぺんに、そして爽やかに、安堵したように断ち切れたのね。 |
なんていうか、来るべき出会い、みたいな感じでさ。 |
自分が今まで接してきた人達とは違う、でもずっと、私が、私こそが、こういう風な人がいることが |
当たり前だと思って、なのにそういう人はなかなかいなくて、諦めかけてた頃に、ひょいっと。 |
出会いが、縁が、ありました。 |
そしてなんていうか、私の頭の中だけにあった世界の入り口が、初めて現実と繋がった、というか。 |
あー、ほんと、人との出会いって大切だなぁって、どんどん、どんどん、自分とは直接の繋がりの無い |
人達のところに飛び込んで、そしたら簡単に、今までの当たり前が当たり前じゃ無くなって、 |
当たり前じゃ無いと諦めていたものが当たり前になって。 |
それは、私が言葉で練り上げたモノでは無く、紛れも無い、現実で。 |
だからねぇ・・・なんていうか、焦らなくなったっていうか、だからむしろ逆に、人との出会いを放り出して、 |
あっさり引き籠もったりしてももう平気、みたいな、だって、そういう私の世界の扉を現実の中に開かせる |
人達の存在を知ったのだからねぇ、なんていうか、拘りとか執着とか、なんだか随分と軽くなった気が |
するよ。 |
うーん、いいねぇ、人と話をするってのは、改めて、そう思うよ。 |
みーんな、大好き☆ ←胡散臭さ爆発 |
◆ |
という訳で、紅い瞳の人がよくないハッスルをきめてしまいましたので、本日はこの辺りにて、 |
と言いたいところですが、来期と今期のアニメのお話をちょっとさせて頂きたいと思います。 |
えーまず来期。 |
・・・。 |
チャットで某銀光さんが、来期こそはなにも観るものないのぅ(溜息)、と宣っておられたので、 |
私としてはそんなこと無いもんきっと良い出会いはあるもん!、とばかりに頑張って面白そうなものを |
あれからかき集めてみた結果がこれです。 |
・・・・。 |
取り敢えず、来期も連続感想は無しな。 (溜息) |
そらのおとしもの フォルテ: |
パンツどころの騒ぎじゃない byキャッチフレーズ |
も う や め て く れ (褒め言葉) |
キャッチフレーズひとつでこれだけお腹抱えて笑い転げたのも久しぶりw |
第一期であそこまでパンツ一杯の馬鹿をしておいて、あくまでまたそっちの線で行く気かよ!、と、 |
もうほんとこの作品の一直線ぶりには相変わらず脱帽で御座います。 |
楽しみっつーか、なんか怖いな始まるのがw |
えむえむっ!: |
義務ですから。(ええほんとうに) |
しかしよく考えたら、私はMだから他人のMっぷりを見るよりもそのMを如何にSの人が苛めてくれるのか |
が興味ある訳でだからタイトル的にはえすえすの方がむしろ義務というかまぁ観ます。(ええほんとうに) |
薄桜鬼 碧血録: |
まぁ第一期が途中で終わったようなものですからね、続きを素直に観るという感じで、素直に観ます。 |
あんまり期待も心配してないっていうか、魅せたいものを魅せてくだされ。 |
俺の妹がこんなに可愛いわけがない: |
要するに、リア充妹が兄にオタバレしたって話? |
い い じ ゃ な い で す か 、 そ れ 。 |
・・・・なんか最近私は自分もオタバレしたがってるっていうかもうとっくにバレてるよねきっと(溜息) |
あとタイトルは最初観たときはすげーおもたけど、慣れたら逆に個性無いなこれ(ひどい) |
百花繚乱 サムライガールズ: |
なんかサイトが上手く表示されないんだけど、ええと、戦国版恋姫無双?ちょと違うか。 |
でもまぁ、取り敢えず観てみます。面白ければいいな☆ ←割と期待してる人 |
荒川アンダーザブリッジ×2: |
これの続編をやるより他に続編をやるべき作品はいくらでもあるんだけどな・・ |
つまりこの作品の続きは別に無くてもいいっていうか、この作品がどういう作品かわかった時点で |
この作品は終わりっていうか、でもまだなにかやってくれるのなら見てしんぜよう、みたいな。 |
・・・・ほんと感想下手になったのな私(今更) |
ヨスガノソラ: |
タイトル。 |
おとめ妖怪ざくろ: |
妖怪モノなので。あとサクラ大戦っぽいなって感じがしたので。 |
大正浪漫みたいな、そういうの好きなので。 |
侵略!イカ娘: |
イカってあなた・・これ考えた人は、え、なにイカになにか思い入れあるの? |
とにかくイカ、はてしなくイカ、まったくもってなぜにイカなのかという事で頭がいっぱいになってしまったので、 |
思わずチョイスしてしまいました。不可抗力! 不可抗力ですから! |
まぁでも侵略しにきたのに駄目っ子過ぎて全然駄目みたいな、そういう駄目っ子は好きなので、 |
ありだな、あり。(納得) |
それでも町は廻っている: |
確か原作はお気楽ぼんくら脳天気メイドの話、だったような気がしたんだけどなにこの公式サイトww |
原作は前から読んでみたい思っていたので、丁度いいや、よし、これひとつ頂きますw |
とある魔術の禁書目録Ⅱ: |
あー、そっか、私は確かインデックスのハムスターみたいな可愛さに飢えてたんだ、って、 |
久しぶりに公式サイト見て思いました。(真顔) |
レールガンの女の子達の濃さ(?)に良い意味でも悪い意味でも食傷気味だったから、うん、 |
丁度良いときに来たな第二期、あと当麻の人のワンパンチも久しぶりに観たら私はどう感じるか、 |
とか、なんかほんと、この作品が帰ってきたっていう感じで、割と感慨深い。 |
それにこの作品、ストーリー的には全然進んでないんだよね、ほんと全然。 |
な ん と か な る さ 。 |
次。 |
今期アニメ。 |
正直、最初は駄目かと思ってたんですけど、回を追うごとにどんどん面白くなってきて、 |
豊作とまでは言えずとも、なかなか楽しい感じになりました。 |
詳しい感想は、各作品の最終回が終わってからじっくり書けたらいいと思っています。 |
今のとこ、というかもう最終回も近い作品ばかりですけど、けいおんはもとより、あそびにいくよ、 |
学園黙示録、黒執事は文句無しに面白く、また、セキレイはやっぱりこうじゃなきゃという感じで |
セキレイらしいぐっと来る熱さが復活して、屍鬼はホラー的怖さはいまいちだけれど、次がどうなって |
いくのかというその展開の面白さは尽きず、生徒会役員共はここまで下ネタも続ければそれなりに |
もう必要不可欠どころかそれ中心で廻っている感じが大変に味わい深くw、ぬらりひょんの孫も |
なんだかよくわからない気持ちの良さがあって、うん、なんか色々書きたい事一杯出てきましたよ。 |
狼さんとオカルトは・・・最終的にはあと一歩という結論。いやまだ最終回があるさ!(うん) |
なんだかたのしくなってまいりました。 (しみじみ) |
P,S: |
えー・・ |
まことに申し上げにくい事なのですけれど。 |
以前に、半年から一年くらいの規模でサイト更新停止したりチャットBBS削除したりするとか言った |
事をどのくらいの方が覚えていらっしゃるでしょうか? |
出来れば誰ひとり覚えていらっしゃらないという事を願うばかりなのですけれど・・ |
まことに申し上げにくい事なのですけれど。(二回目) |
あれ、無しになりました。 |
・・・。 |
ぶっちゃけ、試験に落ちた。 落ちちゃった。 |
なので、普通に自分探しの旅に出る(嘘)という企画自体が白紙になりまして、ええ、 |
基本的な生活スタイルと環境に変更が生じなくなったので、その、ええと。 |
無しになりました。 (微笑) |
ということで、これからも変わらずにサイト更新及びチャットBBSなどの管理も行っていくことになりました |
ので、どうぞよろしくお願いします。 |
正直、ごめんなさい。 ご迷惑おかけ致しまして。 |
では。 |
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-- 100908-- |
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■■ きこえてきた鼓動 ■■ |
- Angel Beats! より発生 - |
私はね |
私は |
きっと、囚われとか執着とか、そういう言葉で誤魔化してたんだと思う |
正直、なんにもわかっていなかったのに、なんだか胸の中にあるもやもやとしたものにね、 |
そういう言葉をぶつけて、形にしていただけなのよ。 |
ただ |
わからないだけなのに |
なのに |
素直にわからないって 言ったら・・・ |
それでなにもかもが決まってしまうかもしれなくて |
私ね |
お姉ちゃんだった |
妹と弟がいて |
私はお姉ちゃんだった |
べつに、立派なお姉ちゃんになりたかった訳じゃ無いのよ |
でもね、この子達を守りたいって、とにかく事あるごとに頑張れて、頑張ったのは事実 |
暖かった |
これでいいんだろうか、って、そういう疑問はね、一度も沸いたことが無かった |
弟達のために身も心も捧げます、みたいなそんな事は思ったこと無いのに |
私には、自分が無い、なんてことも思ったこと無かったのに |
私には、弟達のために頑張れる、そういう優しくて逞しくて、そして嬉しい自分がいた |
それじゃ・・・・駄目だったのかな・・ |
駄目・・・なのかしらね・・・ |
幸せだった |
ただずっと、弟と妹達がいて、お父さんとお母さんがいて、友達がいて、ただずっと・・・ |
私はそれまでの私を、ずっとこれからも育てていって |
幸せだった |
なにより なにより 幸せだったのに |
なのに |
弟が |
妹が |
殺された |
ってだけで |
私は |
私の無さを知ってしまったのよ |
弟と妹の、断末魔の指先すら、私には届かなかった |
なのに、私は、弟と妹を守れなかったという想いにすべてを縛り付けて、逃げてしまった |
私は、弟と妹に、縋っていた |
いいえ、弟と妹達の死を想うことの出来る、その自分に依存していた |
それだけしかなかったという事と、向き合えなかったのよ |
いつも頭の奥底では、燃え尽きることを、死ぬことをうっすらと考えていた |
どうして、弟達のことを想うことでしか生きられないの? |
楽しいはずだった |
幸せなはずだった |
気付いたら、私は死んでいた |
死んでもなお、私は死ぬことで頭の中身を支配されていた |
私は・・ |
私を・・・愛せなかったんじゃないかって |
私は醜い |
弱くて、情けなくて、とてつもなく酷くて |
なにもできない、取り替えも出来無い |
私は、だから、戦い続けた |
そういう恐ろしい自分を受け入れるしかないから、戦い続けた? |
違うわ |
私はずっと、自分を受け入れることが出来無いから、足掻き続けていたのよ |
それを、弟達の死への想いと絡ませて、上書きして、誤魔化した |
受け入れたいのに |
たったひとりの私 |
取り替えがきかないからこそ、唯一無二の私だからこそ |
その絶対的な自分の存在があることが、嬉しかったはずなのに |
でも、きっとそれは実際は、とんでもなく辛いことで |
私は私でしかない、これが、これがこんなにもひどいことなんて・・・ |
弟達を見殺しにすることしか出来無かったという、そのたったひとつの体験だけで、 |
そのひどさを語り切れる訳が無い |
私が私であるという事の受け入れがたさこそ、絶対だったのよ |
戦うしかなかった、足掻くしかなかった |
自分のことが嫌な訳じゃ無い、むしろ愛してる |
なのに |
なのに |
気付いたら 私はずっと 戦っているの |
戦い続けることの出来る、その自分を愛し守るために戦った |
戦えてしまうのよ、私は |
だから、気付けない、いいえ、気付こうとしない |
私がいつまでも、自分の無さと向き合えていない、ということに |
全知全能の神になりたいと叫べば、全知全能の神という存在がある事に気付かねばならなくなる |
みんなを守るために、みんなのために、私は神になる? |
もしそうなったら、私はその神としての己、神としての孤独と向き合わざるを得なくなる |
ふふ、同じなのよ、自らが神になることを否定するのも、神になろうとすることも |
みんなのために、神になることを否定する? |
それは違うわね |
私は、私はそうして、そういう選択をした私自身から逃れられない |
ああ 逃れられない |
音 |
響く |
心臓の 音 |
みんなへの想い |
弟達への想い |
みんなと肩を並べたい? |
みんなを守りたい? |
そうね、それは否定しないわ |
でもね |
私はね |
ただ |
みんなと同じくらいに |
- 自分を生きられるようになりたかったの - |
戦って |
戦って |
なにも出来無いままに死んでいって |
ただ私にあるのは、出来るのは、諦めずに戦い続けることだけで |
誰かのために生きることしか出来無くて |
誰かのために涙を流すことしか出来無くて |
誰かを想うために言葉を積み上げることしか出来無くて |
どくん |
胸が泣いている |
どくん |
鼓動で泣いている |
誰かのために生きることが出来る自分が愛しくて |
誰かのために涙を流すことが出来る自分が大好きで |
誰かを想うために言葉を積み上げる事が大切で |
ないている |
激しく |
ずっと |
黒い悪魔の娘のように |
私は神の存在を、神という無を保障するために戦い続ける悪魔 |
死ぬために、燃え尽きるために、己を消すために生き続ける人間 |
駄目よね |
ほんとうに |
私だって、ただのひとりの女の子なのに |
戦えちゃったのよ |
なんでか知らないけれど、私はとてつも無く、みんなのために戦えてしまったのよ |
自分を、ほっぽり出して |
わかるわ |
今はとてもよくわかる |
誰かのために戦える、そんな自分など、この世に存在しない |
誰の中にも、そんな自分は無いんだって |
それは須く、すべて、自分の無さの顕れだって |
無たる自分の顕現を阻むために躍動する、恐ろしく絶望的な戦士の雄叫びなんだって |
その雄叫びに押し潰され、犯され、汚される、私の中の断末魔は、ずっといたのに |
とくん |
大切な仲間達 |
愛しくて堪らない、二人の妹と、一人の弟 |
どうしてよ |
どうして |
私はただ、あいつらが、あの子達が大好きだっただけなのに・・・・ |
私は・・ |
私は・・・・ |
ひとりは 嫌だったのね ・・・・ |
私は私と向き合えなかった |
お姉ちゃんだから弟達の面倒を見なければいけなかった、というのは言い訳にしか過ぎない |
私はね |
私は |
私と向き合えずに、私から逃げていたのよ |
私は、この世界に、私を実現する事が出来なかった |
だから、みんなのために頑張れるお姉ちゃん、という像に頼ってしまっただけ |
その像は、私自身じゃ無いのに |
私の中には、ちゃんとみんなのために頑張りたいという想いはあったのに |
でも、みんなのために頑張れる、その愚かなお姉ちゃんは、その私の中の想いとは違うものだった |
私にはもっと、私なりの、私にしか出来無い、私がやらなければならない頑張り方があった |
そして・・・ |
誰かのために頑張りたい、という以外の、私の想いも沢山あったのに・・・ |
私は、それを見つめなかった |
私は、みんなに、世界に、合わせることしか出来無かったのよ |
怖かった、のかしらね |
怖くて、怖くて、唯一無二の自分を受け入れられなくて、足掻いて戦い続けてた |
取り替えのきかない自分を、この世界の中に降り立たせ、そして生活させるための、 |
そのための戦いをすることは、全然全く、出来てなかったのよ |
ずっと、逃げてた |
逃げ回ることしか出来無かった |
戦って、戦って、限界以上に頑張って |
逃げた |
どうしてもっと はやく・・・ |
自分に気付けなかったんだろう |
悔しくて |
悲しくて |
でも |
でもね |
報われた |
報われたのよ 私は |
ありがとう って |
お疲れ様 って |
大切な 愛しくて 大好きな 弟達に |
私のしていたことは、良い意味でも悪い意味でも、無駄じゃ無かったのは確か |
私は、変わりたい |
変わっても、私は変わらない |
だってね、私は報われたんですもの |
私が私であることは変わらない、だから、私は変わっていけるのよ |
報われなきゃ、無理だったわ |
なにが、って? |
そうね・・・なにが無理なのかしらね・・・ |
たぶん・・・ |
自分のために涙を流すことが、かもね |
行くわよ、先に |
報われないなんて事、絶対に無いのよ |
先に行きたいと思えたからこそ、報われるのだから |
変わりたいと思えたからこそ、変わらないって信じられるのよ |
ありがとう |
みんな、ありがとね |
ほら |
私には、ありがとうって言える人達が、こんなに、こんなに沢山いるのよ |
ありがとう |
ありがとう |
ありがとうっ! |
なんて気持ちのいい言葉なのかしら |
私はずっと、ありがとうって、言われたかったのよね、たぶん |
でも、どんなにありがとうって言われても、私は・・・・・ |
誰にも・・・・心の底から、ありがとうって、言えなかったのよ・・・ |
自分を・・・自分の存在を受け入れられなかったから・・・ |
だから、私のありがとうという言葉は、ずっとただの、お礼の言葉でしかなかった |
ずっとそれは、私の鼓動の想いにはなれなかった・・ |
だから、私には、誰のありがとうの言葉も、届かなかった |
そうね・・・私はみんなのために頑張ったから、ありがとうと言われる回数は多かった |
けど・・・・全部・・・・私は言葉以上の物としてそれを受け取ることは出来無かったのよ |
ありがとう |
私は・・・ |
私は変われるし、変わった自分を受け入れてみせるわ |
だって、その変わった私は、絶対不変の、私の存在が産み出したものなのだから |
私はそして、絶対不変にして、唯一無二の私の存在を・・・・受け止められた気がしたのだから |
変わったのよね、私 |
ううん、気付いたら、変わってた |
でも私には、変わったという自覚は無い |
私は私、でもきっと、私という物語を書き記してみたら、私の変化は流麗な変化を魅せて、 |
いろとりどりにその物語を輝かせていることに気付けるのじゃないかしら |
不思議よね、今はその私の物語を読みたくて、堪らないのよ |
次にどんな世界が待っているのか、もう、うずうずして堪らないわ |
今のこの世界にだって、やり残したことは沢山ある、でも、それでいいのよ |
そういう、物語なのよね |
後悔たっぷり未練たっぷり、でも |
不満は、無いわ |
満ち足りた |
あーあ、色んなことほんとだったらもっと出来たはずなのにね |
勿体無い、残念無念だわ、もっと時間があればいいのにね |
でも |
不思議ね |
そう想えた自分のことは なぜだかとても すっきりと 受け入れられたのよ |
なぜなら 私が ずっと前を向いて歩き始めていたのだから |
ありがとう |
今までずっと |
私も楽しかったわよ |
どくん |
胸の高鳴りと 鼓動が |
初めて |
ひとつになって |
そして |
綺麗に |
消えた |
-- 新しい物語の中に、今度こそ、自分だけの世界を築きにいこう -- |
|
-- みんな いくわよ -- |
◆ ◆ |
やっぱり、笑顔だよね。 |
最終回の、最終回での、EDでの、あの初めて魅せたあのゆりっぺの笑顔・・・ |
やっぱり、いいよ、やっぱり、ほんとは、そうじゃなくちゃ、やだよ。 |
ひとりだけ、しんみりと、みんなの笑顔を聴きながら、耳を澄ませてるだけなのは、やっぱり・・ |
なんていうか、またひとつ私変わったというか、なんていうか、わかったというか・・・ |
笑顔、なんだよねぇ、本当というか、一番胸の奥底から自然に溢れる笑顔というか・・・ |
みんなの幸せで笑顔になれる、のじゃなくて・・・・ |
自分の幸せで笑顔に・・・・・・・・・・・・・涙止まらぬよわたしゃ(滝涙) |
しんみり笑顔じゃ、もう、足り無いよ。 |
心の底から、笑顔と幸せが一緒になるような、そんな全開の笑顔がもう、私には堪らない。 |
ゆりっぺの笑顔をただ、よかったねよかったねと涙する、それだけの私の涙ならきっと、ずっと止まらない。 |
私は最近、妙に涙の切れがいい。 |
なんていうか、私も笑いたい、みたいな、そういうこう、ぐぐっとくる力が瞳に宿ってきて。 |
よく考えると、私ってばほんと、誰かのために流す涙がほとんどだったんだなぁ、って。 |
でも、九割がたがその涙で支配されてても、残り一割で流す涙は、凄まじい悔しさで出来ていて。 |
悔しい。 |
なにやってんだ私、なに泣いてるだけでなにもしないんだ私、アニメを他人事で片づけるな私。 |
悔しいったらない。 |
アニメみて、泣いて、それで終わりだなんて、ふざけんじゃない。 |
ラストの音無君とかなでちゃんのあれもさ、なんていうか、ぐぐっときた。 |
泣いて、泣いて、愛する対象を守り続けるのでは無く。 |
泣いて、泣けるからこそ、愛する対象へ涙を流せたからこそ、その想いこそが一番大切で。 |
私はたぶん結構支配欲とか所有欲とか、めちゃ強い。 |
私だってたぶん、かなでちゃんを守るためならなんだってやっただろうし。 |
でも大切なのは、一番私にとって大切なのは、かなでちゃんを守ることでは無くて、 |
かなでちゃんへの想いを叫ぶこと、いいえ、叫んでこの世界に宣言する事なんじゃないかな、って。 |
音無君に守られるかどうかは、かなでちゃん自身が決めること。 |
そして同時に、音無君がかなでちゃんを守るためにかなでちゃんの意志を尊重するかどうかを決める |
のは、音無君自身が決めること。 |
私はどうもその辺りがいびつに混乱してて、たぶん、自分でもあんましわかってないとこあったと思う。 |
|
泣け。 |
泣けよ私。 |
愛してると叫べよ私。 |
その涙が、叫びが一体なんになる、と考えすぎなのですよ、私は。 |
自分の想いを、それを完全に形にして完璧に誰にみせても恥ずかしく無いものにしないと、 |
誰にも伝えられない発表出来無い。 |
じぶん、不器用ですから。 |
なんだかんだで私はそうで、だから。 |
こんなん書いてる訳よ。 |
こんなサイト書いてる訳よ。 |
それじゃいかんおもてるから。 |
自分の想いを、なにも考えずに表明すること、自分で認めること。 |
それがこの世界に自己を実現する事の大切な礎だと思うし、逆にそれが出来無いと、 |
いつまで経っても、自分を自分の世界の中にしか生きさせる事が出来ないまま、 |
結局のところその自分を受け入れられずに足掻き続けることになってしまうんだろなぁ。 |
まぁ要するに、いつかはきっと、自分の世界を頭の中に留めておくだけじゃなく、それを頭の外の |
世界に出して、それをひとつずつ実現していかないと、色々とおじゃんになる、いうか。 |
まぁ人間誰しもそういうときが来るっていうか、ぶっちゃけ私も相当粘ってきたけどね、借り物の世界 |
っていうか、その借り物を生きる事の出来る自分だけを愛して守ることをね、でもまぁ無理ですね、 |
無理なんですよねぇきっと、まぁ私もある意味無理がきてて、この辺りで人生の転機っていうか、 |
私の場合リアルでそういうのが私以外の因子から起きてて、それに対応してるうちに目覚めたって |
いうか、一度は諦めた自分だけの道を歩く意志が、今度はもう絶対に逃れられない感じできてて。 |
あー・・ |
ほんと今まで、長かったなぁ・・ |
よく頑張ったっていうか、必死すぎいうか、ていうかほんとどんだけ粘り強くしがみついてたんだっていうか、 |
でも逆に言えばそんだけのエネルギーを全部、これから私が行く私しか歩けない、私が歩くべき |
道を歩くためのエネルギーに使えたら・・なんかほんと、世界変わるな私(ぉ) |
うん・・ゆりっぺもきっと、弟と妹達が死ぬまでは、完璧なお姉ちゃんという借り物の自分を生きられてた |
けど、弟達がいなくなった途端、とてつもない不安に襲われてて、それは最愛の弟と妹が死んだという |
事実よりも遙かに巨大で、そしてゆりっぺがリーダーとしてあんなに奮闘出来たのは、その不安を打ち消 |
し、弟や妹達に代わる仲間達を守るという、完璧なリーダーという借り物の自分をまた手に入れよう |
という、そういう闘争だったんだよね。 |
借り物の自分に必死に縋り続け、縋りつこうとした、そのゆりっぺの本質が、なんだかなぁ、 |
私にはよくみえて・・ |
ゆりっぺがその借り物の自分から手を離して、ひとりの女の子を生きようとしたら・・・ |
そっちの方が、うん、私は魅力を感じるな、うん。 |
私も魅力的な人間になりたいって、おもいました、まる。 |
・・・・先は長いなぁ・・・っていうか先あるのか?これ (知らんよ) |
っていう感じです。 |
エンジェルビーツの感想にかこつけた、私の心境報告でした。 |
ていうかこれ、エンジェルビーツの話ってわかる人いるやろか? |
天使ちゃんって単語出してないから検索にもかからんぞこれ、ゆりっぺ頑張れ!(違) |
結局エンジェルビーツは感想書くって言っときながら、最初と最後しか書けなかったですけれど、 |
まぁでもその分、自分が抱いていたエンジェルビーツへの想いの変化がはっきりしていて、 |
なんというか、いいなぁ、っておもいました、まる。(いいなこのオチ付け方) |
んでは今回はここまで。 |
ごきげんよう。 |