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◆◆◆ -- 2010年11月のお話 -- ◆◆◆
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-- 101125-- |
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■■間に合わせ一品■■ |
今日はアニメします。 |
アニメの事とか、アニメの話をします。 |
アニメします。 |
時間無いので、ちゃっちゃといきます。 |
まずは来期アニメから。 |
現時点での注目作と注目点を書いてみたヨ。 |
◆ |
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君に届け 2ND SEASON : 第一期でぼろぼろに泣いたから。愛したから。愛してる。(盲目) |
■
GOSICK
: 私なら観ますよね?(微笑) 好きなんでしょう?こういうのが。(微笑) |
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フラクタル
: ふわ・・・ ←世界観とか背景の水色に圧倒された人 |
■
放浪息子
: 「女の子になりたい男の子」、「男の子になりたい女の子」。 |
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レベルE
: いやだってみんなが名作って言うから。私も原作読んだ記憶が・・・・記憶が・・(ぉぃ) |
■
IS <インフィニット・ストラトス>
: 服のデザイン。白地に赤のアクセントがマイブーム。 |
■
夢喰いメリー : 夢喰ってるから。 |
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フリージング
: 柳の下の恋姫無双。だがしかし。 ←未練 |
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ドラゴンクライシス!
: だって金髪碧眼でドラゴンって。 |
■
これはゾンビですか?
: だってゾンビでド変態って。 |
■
魔法少女まどか★マギカ
: だって魔法syもとい新房監督とうめせんせと梶浦さんの合わせ技って |
■ 放課後のプレアデス : かわいい。 |
投げやりなのは仕様です。 いつものことです。 大丈夫。 |
来期もまたなかなか面白そうなのが揃っていますね。 |
無論私的には、君届二期がぶっちぎりの大本命ではあるのですけれど、だからこそそれは横に置く。 |
別格。 |
ということで、あとはGOSICKとフラクタルが頭ひとつ抜けて興味あり。 |
てか、このふたつ、特にGOSICKは連続感想執筆の対象候補に挙げたいくらいに、ちょと期待中。 |
それとテーマ的に放浪息子もなにかやってくれそうですし、ドラクラとこれゾンとまどマギは趣味で。(はい) |
という感じで、次。 |
今期アニメのいい加減な各感想をば。 |
いい加減だぞ、いい加減ですからね、覚悟しろ。 |
◆ |
薄鬼二期・・・ |
滅びの美学、というより、滅びの陶酔に浸り切る感じ。 |
けど誰も今滅んでいくという感覚は無く、ただ精一杯生きていて、けれど、誰もが滅びの予感を |
禁じ得ない、そういう甘美な、そして優しくてなにより自分達の世界への没入ぶりが気持ちいい。 |
この作品は評価するより、如何にあの登場人物達の輪の中に入っていけるかってところだよね。 |
話の筋はアレだけど。 そんなものは気にならない。 気にするな。 |
タクト・・・ |
今期私のお気に入り三作のひとつ。 これは化けたね。 |
化けたっていうか、世界観自体は独特なようでそうでも無いんだけど、小さな箱庭のような世界の |
中で、独特なリズムというか価値観というか、そういう新しい世界を描き直していこうという意欲が、 |
底流にしっかりと小刻みに入っていて、うん、綺羅星とかガラス越しのキスとか、ああいうのを |
一切のけれん味も用いず誤魔化さずに、しっかりと新しいスタイルとして描いてて、へー。 |
すごいな、これ観てるとどんどん自分の中のなにかが変わっていくというか、話としては王道っていうか |
典型なんだろーけど、それを全く違う文脈と言語と間合いで描き出していて、これはすごい。 |
最初はギャグ的に見ていたけれど、それは残念な見方だったっていうのが、段々わかってきたよ。 |
俺妹・・・ |
兄貴がやりすぎ。 兄貴を良く描き過ぎ。 |
んー、なんか妹のヲタバレがどうまともに受け止められていくか、っていうかヲタがどう生きていくか |
っていう話になるかと思ってたんだけど、今のとこ兄貴頑張りすぎ。 |
これだと、ヲタ妹よりも兄貴の話になっちゃってて、んー、兄貴のための話になっちゃってるよね。 |
むしろ、ヲタでは無い兄貴が、完璧超人の妹のヲタという「弱み」を握って、色々な意味で精神的に |
優位に立つ愉悦に浸る、みたいな感じでなんかつまんないなぁ。 しかもそれ自体は隠されてるし。 |
黒猫とかあやせとか、その子達の「痛さ」を俺は受け止めてやれるぜみたいな、そういう俺様な話に |
なってるとこがあって、んー、なんだかなぁ、安心して観られないよ。 |
兄貴の方には移入しやすいかもだけど、これだと妹の方には難しいっていうか、ぶっちゃけ今のとこ |
珍獣扱いになってる気が。 もったいない。 素材はいいからまだまだ期待は失っていないけれども。 |
べつに、私が兄貴の方に移入して、私もヲタじゃ無いですはい、とか思ってない逃げてない。 |
荒川二期・・・ |
どんどんつまらなくなってる気がするのは気のせいですか? |
ツッコミが入れずらいっていうか、ぶっちゃけ面白くないの一言で終わらすしかなくて。 |
もうこれ、終わってない?、ストーリー的にはまだ終わってないのだろうけれど、作品的には、 |
もう持ってるモノ全部出しちゃって、あとは全部それの二番煎じ三番煎じとどんどんと出涸らしを |
繰り返していっているような気がする。 |
でも観てる。 なんでカナー? |
ざくろ・・・ |
ざくろ可愛いよざくろ。 |
あげまき良いよあげまき。 |
ざくろがツンデレだという事にごく最近気付いた私の心の中では一体なにが起きてるのでしょね。 |
基本的にツンデレの魅力は、要は本音を言いたくても言えない、でも言わなくちゃ、ということで |
七転八倒四苦八苦してそれでも本音をほんとのことを言おうとする、そこなのだけれど、 |
そういう意味では、私はまずこのざくろって子が好きになったのね、でも私は一応ツンデレ好きとは |
言ってないから(意地)、ざくろがツンデレって事を認めなかったっていうか認識すらしてなかった訳なの |
ね、っていうかほんとに私ツンデレ好きなんだな。(本音) |
ちなみに、ツンデレの本音というのは、なにも言葉でしっかりと表現するだけでなく、自分のあるが |
ままを、そのまま受け入れられたいという想いそれ自体が満たされることでもあるので、なんかこう、 |
ざくろがあげまきになんだかんだで受け入れられ認められていく過程でみせる、あのほっそりとした |
微笑が私は好きなんだよね。 |
あげまきの優しさもいやらしくないし、なんていうか、あれ?、なんでツンデレ限定の話してんの?私。 |
・・どんどん自分が感想書けなくなってるのを実感している今日この頃でしたでも悔いは無い(溜息) |
イカ娘・・・ |
今期私のお気に入り三作のひとつ。 というかなんばーわん。 |
どこがお気に入りかって、そりゃイカちゃんですよ、イカの人ですよ、でもそのイカのどこが良いのかと |
問われると、上手く説明出来無いのですよ。 |
あの子はアホなのかね?、素直なのかね?、それとも電波なのかね? |
うーん、そのどれを当てはめてもしっくり来ないんだよねぇ、というか、そもそもそれ以前にそういう |
言葉を当てはめてどうすんの?、っていう感じしかしなくて、あー、これはよつばと読んだときの感覚に |
似てるなー、でもよつばとよりもより原始的な面白さがあって、ますます説明出来無いんですよー。 |
んー、イカ娘は可愛いとは違うんだよねー、それはミニイカの方が全部持っていきましたし、 |
かと言って純粋にイカ娘はギャグ要員、って訳でも無し、ギャグじゃ無い仕草とかひとこととか、 |
なんていうかそういうの全部面白いっていうか、素朴?、違うな、意外性?、んー。 |
イカのくせに色々知ってたりとかそういう意外性はあったり、侵略者のくせに海の家ひとつ侵略出来無 |
いっていうかもう既に子供達の人気者だし、夜中にゲームやって怒られたり、結構責任感強かったり、 |
なんだろ、ほんとイカ娘っていろんなものが混交してるんだよね、なのに、たぶん一番すごいとこは、 |
それでキャラとして破綻する事が全く無くって、すんごい統一感があるっていうか説得力があるって |
いうか、ああイカの人ならそうだよねみたいな納得感があって、なのに、それでもなお、イカちゃんが |
毎回繰り広げることに新鮮な意外性も感じさせられて。 |
よーわからん、が、面白い。 |
面白い、が、よーわからん。 |
よつばとは大体わかるんですよね、理詰めの面白さっていうか、だからよつばとのよつばも、 |
見てるだけで面白いんですけど、イカちゃんはそれ以上に見てるだけの面白さがひどくって、 |
もう全然わかんない、イカちゃんがイカだから?、みたいな、もうそこにしか行き着かないような |
投げやりな感想しか言えない私はきっと今週もイカ娘の放送が楽しみで仕方ないのだろな。(溜息) |
ぬら孫・・・ |
みんなあまり話題にしないけど、これ結構な傑作だとおもうの私だけ? |
や、作品としての完成度とかなんとか、まぁそういうのは置いといて、勿論テーマがどうとか、 |
んなのもどうでもいいっていうか。 |
ぶっちゃけ、これ見てて、ほんわかするのよ。 |
なんだろね、妖怪モノアニメがまた進化したっていうか、なんだろなぁ、妖怪が妖怪としての社会を |
持って生活してるっていうか、それがべつに活き活きと描写しなくても、もう充分想像出来る、 |
なんていうのかなぁ、ゾクゾクする嬉しさがあるんですよね。 |
主人公の若なんか、最初徹底的に自分が妖怪の頭領の跡を継ぐのを否定して、人間として生きて |
く言いながら、普通に妖怪達とは接してるし、ただ跡目を継がないってだけで妖怪自身を否定したり |
はしなかったり、で、話が進んで跡目を継ぐことに決めて、なのに今度は今度でじゃあ人間としての |
生を否定するかっていうとそういう事も無く普通に今まで通りで、ふうん。 |
すごいじゃないの、さりげに。 |
まさにほんとに普通に進路選択として人間か妖怪かがあるだけで、彼自身は人間と妖怪のどっちで |
もあり、なのに、人間と妖怪の両方を全部背負ってやるよという気負いも無くて。 |
不思議、というかそりゃ、つらら達が惚れるのわかります、妖怪に戻ったときの若も勿論だけど、 |
人間モードの若ももっとかっこいい。 |
たぶんこの作品の軽やかな深みは、うん、作品に善悪を持ち込まなかったところなんだろね、 |
妖怪を受け入れない人間が悪いとか、妖怪の血が憎いとか、そういうのに全く囚われない、 |
さらりとただ、妖怪と人間達の住む町を描く。 |
だってこの作品って普通にヤクザと置換可能だもの、堅気の衆には迷惑はかけない、っていう程度の |
自意識だものね妖怪は、そりゃあ、面白いよ、うん。 |
あとつらら萌え。 ほの字でれの字でたの字でございまぁす、でやられた。 (遠い目) |
百花繚乱・・・ |
切りました。 |
そらおと二期・・・ |
なんか妙にニンフが智ちゃんを意識してるんだけど、なんかあった? |
確か一期の後にOVAがあったから、そこでなにかあったのかな。 |
まぁそれは置いといて、全体的にギャグに思い切りさが無くなっているのが残念。 |
新しいことにも挑戦していないし、シリアスパートの合間にギャグを挟んでいる程度で、うーん、 |
もうちょっとなにか欲しいとこかな。 |
ただ新キャラのアストレアの、真っ直ぐ過ぎる馬鹿ど真ん中っぷりはなかなか良い突っ走りっぷり |
なので、それを第一期のときの智ちゃんの素晴らしすぎる馬鹿っぱりともっと連携させる事が出来たら、 |
これはもっともっと面白くなると思うな。 |
・・・とかなんとか言って、なんか今の普通な生活感溢れるお話も好きなのではあるのだけれど、 |
アストレアの馬鹿っぷりがこんなにそれと相性良いとはね。 |
えむえむ・・・ |
なにが面白いのかわからなくなってきてるんだけど、まだ頑張っています。 |
いやつまり、面白いのよ?面白いのだけれど、なにがその面白さのポイントなのかよくわからないと |
いうだけね。 |
最初の頃はドM男子がどうやって自分の性癖を受け入れていくかみたいな視点で観てたけど、 |
なんかこれ、もうそういうのどうでもよくなってきてるよね?この作品自体もうなにやってんのか |
わかんなくなってきてるよね?これ絶対。 |
なぜにドラゴンボ○ルネタが当たり前に出てくるのだとか、普通に世界観無視とか、その辺り全く |
読めなくて、まぁ今のは無しね観なかった事にしとく、と横に置いておけば、他の所はなんの破綻も |
無く楽しめたりして、うーん。 |
自分でもなにが言いたかったのかわからなくなってきたゾ! |
海月姫・・・ |
実はひっそり観てたりして。 |
意外に面白かったので視聴継続中なのです。 |
これまたどこがどう面白いのかわからないのですけれど、ただ、観てて楽しいとか、逆にしんみりとか、 |
なんていうかそういう感情的ななにか揺さぶりがある訳じゃ無くて、なんていうんだろ、もっと感覚的、 |
というか感性的なところにひしひしと訴えかけてくるものがあるのよね。 |
なんか、これでもいいか、みたいな。 |
新たなスタイルとかファッションとかを無理して作ってこうって感じじゃないんだけど、なんか、 |
そのまま存在を許せるっていうか、なんていうか、変な頑張りとかそういうのが無くて、なんていうのかな、 |
作品の中の人物にじゃなくて、作品そのものに共感出来る、みたいなところがある。 |
なんだろ、気を張ってるのに、それ自体が気を抜くことを許されてるような、なんだ、ほんと何言いたい |
んだ私は。 |
屍鬼・・・ |
怖くないホラー。 |
あんだけ町の人に死人が出続けているのに、それでも町が滅んでいくかもしれないという薄い |
実感にくるまれて、現実感を失っていくこの感じが、最高に面白い。 |
自分が死なない限り、自分が襲われない限り、誰も現実と向き合わない、だから、その放棄された |
現実の中で屍鬼達が動き回っても、それ自体は全然怖くない、というかむしろ屍鬼達の活き活きと |
した感じが出ていて、この辺りの倒錯が最高に面白い。 |
そして、その町の中で唯一現実と直面し、そこから逃げ出さず、というか逃げる事が出来ないまま、 |
狂った直進を続けていく尾崎先生の表情の影の変化が、なんていうかな。 |
怖いっていうか、怖さから得る興奮だけを与えてくれる。 |
ていうかぶっちゃけセクシー。ゾクゾクする。(えー) |
尾崎先生がどうやって町を救っていくか屍鬼達と戦っていくのか、ということよりも、如何に尾崎先生 |
が真っ当に狂っていくのか、ただそれだけが楽しみになれる、っていうかうわ、ほんと私悪趣味な。 |
うん、屍鬼の中にも屍鬼を否定する者もいたりして、なんていうか原作の倫理的主題の色濃い |
感じが無くとも、逆に戦略的な感じが出てきていて、これはアニメ版(正確に言うとアニメ自体の原作 |
は原作小説を元にした漫画版の内容)独特の面白さに繋がってきてるよね。 |
だから変に倫理的な問題をテーマとして突き詰めていくのでは無く、誰と誰がどちら側について、 |
どう裏切ったり従っていったりするのか、というその過程のひとつとして倫理的思考が使われていく |
と、私はこれはかなりな傑作になると思うな。現時点でも充分面白いんですけどね。 |
ヨスガノ・・・ |
切りました。 |
こんなエロアニメはアニメじゃない。(暴言) |
というか内容的にもイマイチ面白さがわからなかったので、あまり迷い無く切り。 |
おかしいな、最初はこれはいけるかもって思ってたのにな。 |
といいつつ引き籠もりっ子ルートになったらあっさり復帰してたり忘れてたりするかもしれません。 |
それ町・・・ |
頭の中を掻き回される感じ。 |
めいどの人のアホっぷりがすべてと思いきや、そのアホの子が中心になったり歯車になったりして、 |
色んな人達がまとめてアホになってぐるぐる回ってるのが、最高に面白い。 |
ていうか私は先輩萌え。(きいてない) |
うん、なんていうか、アホが多彩というか多彩なアホっていうか、ひとりひとりはちゃんとひとつの |
アホの数式に則っていて大変わかりやすく予測しやすく納得しやすい笑いなのだけれど、それが、 |
二人三人四人となっていくにつれ、人数分のアホの数式が掛け合わされて、訳がわからない |
面白さを、それでも個別に腑分けすればわかるような笑いを、ごっそりと描き出してる。 |
あの作品の中の誰と誰が出会ってもお笑いが発生するというか、誰と誰をどのタイミングで掛け合わ |
せるか、或いは、どのタイミングであのあほめいどっ子のアホっぷりを覗くか、そういうお笑いの多様性 |
っていうか、や、違うな、笑いの常駐っぷりが面白いんですよね。 |
それでも町は廻ってるというタイトルその通り、まさにあの作品は私らが観てなくても延々動いて |
いて、笑いも進行しているって感じがあるんだよね。 |
だから、積み重ねのギャグというのがあまり必要無いし、不条理ギャグも必要無い、そして単発ネタ |
にも走らない、なんだろ、変な話、笑いが生きてるって感じもあるね。 |
・・・・・・もうここまで言うと、次自分がなにを言うのかももうわかんなくなるね。(終了) |
とある魔術二期・・・ |
あれ・・面白くないよ? (誰かに尋ねたげに) |
なにが面白くないって、話の筋が複雑な割に、肝心の主役の当麻さんのワンパンチに |
情熱が無いからよ! |
なんかただ喧嘩してただけのような、レディース軍団を殴ったり殴られたりしてただけのような。 |
という感じでいきなり脱力スタートなエピソードから始まったと思ったら、とある科学キャラ登場編 |
で一気に面白くなったっていうか、やはり黒子変態はすごいというか、ていうかあんた、 |
とある科学はもう食傷気味だからいいやとか言ってたくせにどうなってんのよ!(どうなった?) |
ということで、とある魔術のキャラ編はつまらなくて、とある科学のキャラ編は面白い、という、 |
至極簡単な結論に至りまして候。 |
・・・そ、それ以上言いようがないよ、もういいでしょ、堪忍して |
ちなみに冒頭で今日は時間が無いと言いましたけれど、 |
そう言っていたくせにこんなにちまちまと沢山書いていて、時間無いんじゃなかったの?、と |
思ったそこのあなた。 |
こんなにちまちまと沢山書いていたから、今日は時間無くなっちゃったんですよ。 |
・・・今日はほんとはゲームやろうと思ってたのに。 |
ウイイレね。 |
違う。 |
2011じゃ無くて、2010。 |
当時は最新だったのよ! 当時は! ←購入一年経ってからやっとメインのマスターリーグ始めた人 |
おあとがよろしいようで。 |
次回は、刀語第七話「悪刀・鐚」の感想を更新予定です。 |
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■■ - 花 - ■■ |
『七花! 命令だ。その女が私の体を乗っ取ったら、躊躇無く私を殺せ! |
それも出来る限り無残にだ。』 |
『了解。』 |
『私の刀相手に人質が通じるなどと思うなよ。 |
ちなみに私の強度は、障子紙並だ。 |
つまずいて転んだだけでも死ぬ自信がある。 兎に襲われても負ける自信がある。 |
それでも乗っ取りたければこの体いくらでも乗っ取れ!』 |
『ただしその頃にはあんたは八つ裂きになってるだろうけどな。』 |
みんな |
今日は雪の下に埋もれた花を見つけるのに苦労した。 |
いつもは簡単に見つかるのに、どうしてか今日は見つからなかった。 |
不吉なおもいがしたって訳じゃ無いです。 |
でもただ、嫌だな、って思ったんです。 |
嫌だな どうして見つからないの |
どこにでもある花で、それはいつも、摘む場所を決めていた訳じゃ無かったんです。 |
うちっち、あんまりそういうの決めるの、好きじゃ無かったから。 |
だって、うちっち達の村の周りって、こんなに沢山花があって。 |
周りはいつも全部雪だけど、でも、必ずその下には花が小さく、そこここに咲いていて。 |
当たり前、だったんです。 |
花があるのが、花がみつかるのが。 |
嫌だな |
どうして今日は見つからないんだろう。 |
今日はただ、なんとなく、花を見たいな、って思っただけなのに。 |
雪を掻き分けて、そこにいつもの通りに、当たり前に見つかるその花を見たくて。 |
なのに今日は、ずっと、花の気配が無くて。 |
変だな、嫌だな、っていうその感じは、もしかしたら、その花が見つからない事だけじゃ無かったのかも。 |
やっと見つけて、ほんのちょっとだけ見つめていて、そしてすぐに村に戻ってみたら。 |
村が、無くなってたんです。 |
◆ |
ごめんなさい、嘘をついて。 |
うちっち達の村は、ほんとは雪崩に巻き込まれたんじゃ無くて。 |
あの日突然村にやってきた、ひとりの人に滅ぼされたんです。 |
うちっちがひとりだけ生き残ったのは、うちっちが花を探しに行っていたから。 |
うちっちが村に戻ったときにはもう、村は滅びていました。 |
みんな、バラバラのぐちゃぐちゃになっていました。 |
村の真ん中に、ひとりだけ、見たことの無い影が立っていて。 |
それが、うちっちの村を滅ぼした犯人だと気付いて、うちっちはそれを呆然と遠くから見つめていました。 |
その影はうちっちには気付かずに、そのままどこかに立ち去り、うちっちには、壊れた村が残された。 |
そうだ、さっき見つけた花を、花を摘んでこようって、 |
うちっち、その影が立ち去ったのと同時に、おもったんです。 |
なにがなんだかわからないのに、うちっち、花を摘んで、みんなを埋めて、弔ったんです。 |
変なの、村のみんなが死んで、村が滅んで、うちっちひとりになって。 |
その事実はちゃんとわかっているのに。 |
こうしてお花を供えて、みんなの冥福を祈ったのに。 |
涙でぐしゃぐしゃになってるのに。 |
うちっち、ずっと、なにが起こったのか、わからなかったんです。 |
吹雪の中、とがめお姉ちゃんと七花お兄ちゃんを見つけたとき、 |
うちっち、とっても嬉しかった。 |
あったかい |
どきどき |
うちっち、笑顔満面で、とっても嬉しくて、はしゃいで。 |
うれしい |
『うちっちは、凍空こなゆき、十一歳です。 よろしくです♪』 |
人だ あったかい お話できる やったぁ |
うちっち、寂しくて、誰とも話せずに、話す相手もいなくて。 |
うちっち、もうほんとにちゃんと言葉が話せるかどうかもわからなくなるくらいに、ずっと喋ってなくて。 |
ちゃんと喋れるかな、ちゃんと自己紹介出来るかな、ちゃんとお客さんをお持て成し出来るかな。 |
みんな、うちっち、がんばるよ、うちっちなら出来るよ♪ |
寂しかったです。 |
だから沢山、喋らせて貰いました。 |
お喋りしすぎなのは良くないけど、でも、お姉ちゃんとお兄ちゃんの役に立てたらいいな。 |
そうしたら、お姉ちゃんとお兄ちゃんが、一緒にいてくれる。 |
お姉ちゃんとお兄ちゃんが、遊んでくれる、お喋りしてくれる。 |
うちっち・・ |
うちっち 涙 止まらないのに |
みんな |
お花、見つかるといいな。 |
今日も、その願いが叶って、花はすぐに見つかって。 |
籠一杯に摘んで、そしてみんなを埋めたところにお供えして。 |
みんな・・うちっち、ちゃんと頑張ってるから・・だから・・・・ |
◆ ◆ |
復讐なんて、考えたこと無かった。 |
憎いとか、恨めしいとか、そんなのうちっちにはよくわからなかったです。 |
うちっち、寂しかったから。 |
村のみんなが死んで、そのとき、村の中にひとりだけ立っていた人に、怨みなんて。 |
うちっち、もしかしたら、その人が話しかけてくれていたら、笑顔でお喋りしてたかもしれない。 |
寂しかったから。 |
みんながいなくなって、すぐにその寂しさは始まってたんです。 |
どうしていいかわからなくなって、だからきっと、誰でも良かったんです。 |
うちっちの村を滅ぼした、その張本人ですら、良かったんじゃないかって、うちっち思ってます。 |
だから・・ |
もしかしたら、うちっちにとって、みんなは、村のみんなは、そういうものだったんじゃないかって。 |
寂しくて |
さびしくて |
だから 一緒にいて欲しかった |
それだけ |
ほんとはきっと、そうだったんじゃないかって、うちっち思うです。 |
ほんとは誰でもよかったはずなのに、その誰でも良かっただけの村のみんながいなくて、 |
その寂しさと、村のみんなじゃなければ駄目だって思いをまぜこぜにしたんじゃないかって。 |
うちっちが、うちっちの村を滅ぼした人を怨まないのは、うちっちが、その人を求めてるからです。 |
人を、人のぬくもりが欲しかったんです。 |
うちっち、寂しかったから。 |
うちっちはそして、村のみんなにも、それを求めてたんです。 |
だから、みんながいなくなってから、みんながいたとき以上に、みんなのことを想うです。 |
ほんとは。 |
うちっちは、寂しさを感じる自分が、嫌だったんです。 |
うちっちに寂しさを感じさせる、そういう村のみんなの事が。 |
ほんとは、大嫌いだったんです。 |
うちっちは、きっと、それに気付いてなかった。 |
でも嫌ったら、村のみんなを嫌ったら、うちっち、ひとりぼっちになっちゃう。 |
それが、怖くて。 |
だからうちっちは、村を滅ぼした、ほんとなら仇のその人を、恨めなかったんです。 |
ひとりになるのが、置いていかれるのが、怖かったから。 |
ごめんなさい、七花お兄ちゃん。 |
うちっち、七花お兄ちゃんと勝負したとき、ほんとはもっと手加減出来たです。 |
でもそうしなかったのには、ふたつ理由があって。 |
ひとつは、ほんとにごめんなさい、七花お兄ちゃんに怪我させれば、 |
それが治るまでうちっちと一緒にいてくれると思ったからです。 |
もうひとつは。 |
七花お兄ちゃんを、殺そうと思ったから。 |
怪我させたって、怪我が治ればお兄ちゃんはお姉ちゃんと一緒にどこかに行ってしまう。 |
もう、嫌だったんです、そういうのは。 |
だから、お兄ちゃんごと、そういうのを消してしまいたかったんです。 |
寂しくて |
寂しくて、でもだから、必死に、手加減したんです、ほんとうのほんとうは。 |
お兄ちゃんを殺してしまいそうなうちっちの力を、必死に押さえて。 |
だって、お兄ちゃんを殺しちゃったら、またうちっちひとりになってしまうから。 |
怪我が治るまで、怪我が治るまでは、うちっちひとりじゃ無いんだから。 |
そう言い聞かせて、必死に、笑顔で七花お兄ちゃんの腕の骨を折ったんです。 |
ごめんなさいです。 |
うちっち、嬉しかったです。 |
お兄ちゃんとお姉ちゃんと、焚き火を囲んで一緒に夜を過ごせて。 |
あったかい |
しぜんにほっぺたが熱くなったです。 |
一緒に他の人といられて、ゆらゆらと炎に揺れる影が、綺麗で。 |
洞穴の中に作ったうちっちの小さな家の中に、いっぱい幸せがあって。 |
とがめお姉ちゃんと七花お兄ちゃんと遊べた。 |
うちっち・・うちっちは・・・・ |
村。 |
村の真ん中。 |
山頂にある、雪崩の起きようの無いその場所。 |
みんな、うちっちよりも力持ちで、うちっちが一番か弱くて。 |
なのに、大人も、うちっちよりも強い同い年の子達もみんな死んで。 |
一番弱い、うちっちだけ、生き残って。 |
風が、冷たくなんかないはずなのに、とっても、冷たくて。 |
空を見上げたら、空しかなくて。 |
うちっち・・・どうしたら・・・ |
でも・・うちっちは・・・・・ |
『ほら見て、これね、うちっちが仕留めたんだよ。 |
うちっち、もうひとりで狩りが出来るんだよ。 |
わかってる・・嘘ついちゃいけないって・・・ |
でも遊びたかったんだよ・・・・ |
もう少しだけ・・いいでしょ・・・? |
そしたらきちんと嘘ついたこと謝るから・・・・ |
・・・・・みんなぁ♪ |
みんながいなくて・・・うちっち・・さびしいよ』 |
みんな・・みんな・・・・どうして死んじゃったの・・・ |
はじめてだったんだよ・・・・こんなに寂しくなったのなんて |
うちっち・・・みんなが死ななかったら・・・きっとこんなこと・・気付かなかったのに・・ |
◆ ◆ ◆ |
とがめお姉ちゃん、七花お兄ちゃん。 |
うちっち、実は、覚えてるです。 |
真庭狂犬という人が、うちっちの中に入っていたときのこと、全部覚えてるです。 |
うちっちは・・・あのとき、すべて気がついてしまったんです |
うちっちは、どんなときでも、笑顔になれるです。 |
だって、みんながいるから、だから嬉しくて。 |
とがめお姉ちゃんがいて、七花お兄ちゃんがいて。 |
嬉しかったです。 |
でもね、お姉ちゃん、お兄ちゃん。 |
うちっち、たとえみんながいなくても、笑えるです。 |
みんながいなくて、辛いけど、寂しいけど、でもうちっち、ひとりで兎を仕留められたとき、嬉しかった。 |
普段はなかなか見つからない、ちょっと珍しい花を見つけたとき、とっても嬉しかった。 |
みんながいても、いなくても、うちっち、嬉しいこと一杯あるんです。 |
それなのに・・・ |
うちっちの中に、あの人が入ってきて、うちっちの体を好きに動かしていたとき、気付いてしまったです。 |
うちっちの中には、みんながいないと笑えない、っていう、なんだかよくわからないものがあるって。 |
そのみんながいないと笑えないなにか、それとあの人がひとつになって、動き回っていたんです。 |
へんな感じ・・・それはうちっちじゃないのに・・・やっぱりうちっちで |
お兄ちゃんの話によると、うちっちは剣術を知らない素人で、だから戦いにくかったけれど、 |
狂犬という人が操ったうちっちの動きは、剣術通りだったので、戦いやすかった、ということです。 |
うちっちの中にも、確かにそういうの、あったです。 |
みんながいないと笑えない、というのは、この場合の剣術通りの動きにあたると思うです。 |
うちっち 寂しくて |
うちっちは、いつのまにかそれに囚われてたんです。 |
うちっちは寂しくて、だから、みんながいないと笑えないというものを使って、みんなと居たがったです。 |
みんながいないと笑えない、だから、みんなと居られるようにする、居られるようにしなくちゃいけない。 |
だから、うちっち、七花お兄ちゃんの腕を折ったです。 |
そして、そのうちっちが囚われていたものの中心にあるのが、恨みだったんです。 |
狂犬という人の、仲間を失って仇を討ちたいという恨みの気持ちが、 |
うちっちの中の、村を滅ぼした人への恨みと繋がった。 |
恨めしい。 |
悔しい。 |
悲しい。 |
でも、お兄ちゃん、お姉ちゃん。 |
それは、囮だったです |
うちっちが、ほんとに憎んでたのは、村を滅ぼした張本人じゃ無いんです。 |
うちっちは、そうして、村を滅ぼした仇を怨まなければならない、というそういうものそのものをこそ、 |
本当は怨んでたです。 |
というより、そういうもののすべてが、恨めしかったんです。 |
みんながいないと笑えない、というものも、勿論その中に入るです。 |
うちっち、怖かったです。 |
村を滅ぼされた仇を憎まなきゃいけないとか、みんながいないと笑えないとか。 |
怖かったです。 |
うちっち、いつのまにか、そういうものにすっかり取り囲まれてたです。 |
雪崩、雪崩でした。 |
やっつけて! |
お兄ちゃん! |
うちっち、もう、嫌なんです! |
うちっちはそうして、あの人に乗っ取られて繋がった、そのうちっちが本当に憎んでいたものを、 |
お兄ちゃんにやっつけて貰ったんです。 |
うちっち、ちゃんと笑えるのに。 |
うちっち、ひとりでも嬉しい事沢山あるのに。 |
それなのに、お姉ちゃんとお兄ちゃんと一緒にいるときに、自分の笑顔が、嬉しさが、 |
そうじゃ無い、なにもかも押し潰す狂った雪崩のような笑顔や嬉しさなんじゃないかって、思って・・・ |
とっても・・辛かった・・・・ |
うちっち・・・うちっちだって・・・・ほんとに・・幸せなのに |
ねぇお兄ちゃん、お姉ちゃん、うちっち、ちゃんと笑えてますよね?、うちっち変な事喋ってませんよね? |
うちっちは、そうして、笑い方、喋り方という演技の善し悪しを訊きながら、ほんとはそうじゃない、 |
心からの素直な笑顔とお喋りが、うちっちから漏れ出ていますか、って訊きたかったんです。 |
自分じゃそれ、わかりませんからね。 |
自分でわかるのは、笑い方喋り方という、みんなといなければ笑えないというなにかと、同じ仲間の |
その流儀の出来不出来だけですから。 |
うちっち、みんながいなくなってから、ずっとひとりでしたから、 |
その流儀の出来不出来もよくわからなくなってたんですけどね。 |
でもうちっちがほんとに知りたかったのは、その流儀の出来不出来じゃあ無かったんですよ。 |
みんな うちっちは ちゃんと 嘘ついてごめんなさいって お姉ちゃんとお兄ちゃんに言えたよ |
そして |
ごめんね みんな |
うちっち 幸せになれるかな |
◆ ◆ ◆ ◆ |
うちっちの笑顔は、ふたつあるです。 |
いっつも同じ形の張り付いた、みんなと、誰かと一緒のときにみせる笑顔。 |
その笑顔は、みんなといなければいけない、といううちっちの必死なおもいから作られてる笑顔。 |
怖い怖い、大嫌いな笑顔。 |
もうひとつは、ほんとの笑顔。 |
うちっち、うちっちの大嫌いな笑顔を浮かべながら、その反対側では泣いてるです。 |
そして、うちっちの大嫌いな笑顔を浮かべながら、その反対側でほんとの笑顔を咲かせてるです。 |
うちっち・・怖くて・・・ |
大嫌いな笑顔の反対側で泣いてるのは、たぶん大人が見たらわかってくれるです。 |
うちっちこんなに頑張ってるです、辛くても笑ってるです、だから・・ |
そういううちっちの頑張りや辛さの滲んだ涙は、わかって貰えるかもしれないです。 |
でも・・・ |
大嫌いな笑顔の反対側で、うちっちがほんとに笑っても・・・ |
誰も、信じてくれないかもです。 |
うちっち・・・怖かったです・・ |
でも怖くて、それでも大嫌いでも笑えなくなるのはもっと怖くて・・・ |
気付いたら、その大嫌いな笑顔が、真っ白になって張り付いてたです。 |
うちっち・・うちっち・・・・ |
うちっち・・・ただ寂しかっただけなのに・・ |
気付いたら、うちっち、七花お兄ちゃんの腕を折ったりしてたです。 |
うちっちの大嫌いな笑顔が、その反対側の笑顔を押し潰して、暴れていたです。 |
うちっちの笑顔はひとつじゃないのに。 |
双つあるのに。 |
それなのに、それは、笑顔というひとつのものになってしまっていて。 |
そしてひとつになったその笑顔には、大嫌いという名前がついて。 |
その大嫌いという笑顔の両端に、それぞれまた、大嫌いとほんとのという名前がついて。 |
もう・・うちっちのほんとの笑顔って、大嫌いで暴れて振り回すものに囚われてて。 |
双つあるようで、ひとつ。 |
ひとつのくせに、双つを装って。 |
うちっちが、乗っ取られる! |
でも、でも、うちっち・・・ |
うちっち・・・それでも笑えなくなるのが・・・・怖くて・・ |
だから・・・・・・ |
ごめんなさいです・・・ |
うちっち・・ |
うちっち きこえたです |
とがめお姉ちゃんの声が |
それに応えるお兄ちゃんの声が |
お姉ちゃんは、たとえ笑えなくなっても、それでも構わないって言ってたです |
どんなに寂しくても、どんなに弱くても、何者にも支配されないって |
うちっちの中の、大嫌いな、大嘘の笑顔が、消えていった。 |
うちっち・・ |
ひとりじゃないけど、ひとりでした。 |
うちっちは、ひとりしかいないです。 |
寂しくても、怖さに負けてしまうほど弱くても、うちっちはうちっちでした。 |
そうしたら・・・ |
もう、笑顔は、必要無くなってたです。 |
うちっちの笑顔はきっと、必要から生まれてきてたです。 |
笑うしか、無かったんだ、って思います。 |
うちっち・・・ |
だから・・・・・ |
うちっちの笑顔を、ほんとの笑顔を守れるのは、うちっちしかいないって。 |
うちっちのほんとの笑顔を、雪崩のように押し被さってくる笑顔を押しのけて、咲かせる責任があるって。 |
そう、思ったです。 |
とがめお姉ちゃん、とってもかっこよかったです。 |
七花お兄ちゃん、とってもあったかかったです。 |
『嘘ついて、ごめんなさいでした。』 |
うちっちが、お姉ちゃんとお兄ちゃんのお役に立てたらいいなっておもうのは、これもほんとです。 |
うちっち、お姉ちゃんとお兄ちゃんと離れたくないから、役に立ちたいっていう、そのおもいはもう。 |
無いです。 |
うちっちはもう、ただ、お姉ちゃんとお兄ちゃんが好きで、だから役に立ちたくて。 |
そして、うちっちにしか出来無い、双刀鎚を運ぶ仕事が出来たです。 |
うちっち、双刀鎚を運びながら、まだ見たことの無い、広い広い世界に旅立つです。 |
誰かと。 |
新しい、みんなと出会うために。 |
そしてもう。 |
誰かを、みんなを、寂しさから怨むことは、無いとおもうです。 |
うちっち、楽しくて。 |
その楽しさが、笑顔が本物だって証明する必要を感じることが無いくらいに。 |
楽しみだったから |
『 と が め お 姉 ち ゃ ん 、 七 花 お 兄 ち ゃ ん 。 |
い っ ぱ い 遊 ん で く れ て あ り が と う 。 |
う ち っ ち 、 と っ て も 楽 し か っ た で す ♪ 』 |
行ってきます♪ |
◆ 『』内文章、アニメ「刀語 第六話 双刀・鎚」より引用 ◆ |
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-- 101113-- |
|
|||||||||||||||
■■ 幸せ他力本願 ■■ |
なにか語ろうと思ったのだけれども、上手く言葉が出てこない。 |
そういうとき、私ならどうするか。 |
私は、とにかく書いてきた。 |
書くことによって、なにか言葉が出てくるのではないか、そして出てきた言葉を元手にして、 |
なにか書けるものが出てくるのではないかと、そう思い、日記を書き続けた。 |
しかし、ではどうして、そうまでして日記を書くのだろうか。 |
書かねば、ならないのだろうか。 |
話は飛ぶ。 |
あなたは、辛いとき、どうするだろうか。 |
私は、ずっと、笑う。 |
辛いときこそ、笑う。 |
どうすれば笑うことが出来るかを一心に考え、そして、ただ。 |
笑う。 |
笑うためにどうすれば良いのかを考え、そして笑っていれば、辛いことは忘れていられる。 |
私はきっとそうして、「辛いこと」というものを、受け止めることが出来無かったのだろう。 |
笑うことで、辛いことはすべてただ、耐えて、そして他のなにかに変えていくだけのものだった。 |
そして、なんとか笑おうとすることで、結局それは、どうしてもその辛さを意識した上での笑いになり、 |
辛さそのものからは抜け出すことは出来無いまま、それはずっと続いていく。 |
辛さを、辛さとして認識すること無く、どこかにふと、隠して。 |
以前、アニメ「エルカザド」の感想を書いたときに、私は、主人公のナディの笑顔を分析した。 |
あの笑顔は、辛いのを我慢し耐えている笑顔では無く、心からの笑顔であると。 |
辛いことは辛いこと、でも、だからって、楽しいことが消える訳じゃ無い。 |
そして、辛いこと楽しいこと、全部含めたら、とっても楽しい。 |
だから、辛いときは、辛いと言って、大粒の涙を零す。 |
生きてるって、なんだか嬉しいよね、と泣き笑いながら。 |
そして、その涙が晴れたあとの、その無理の無い笑顔に、私は憧れた。 |
なんのしがらみの無い、からっと咲く日差しのような笑顔。 |
辛いからこそ笑おう、大変だからこそ笑おう、という笑顔には、私は魅力を感じなかった。 |
笑えばなんとかなるというのなら、笑わねばなんともならない、ということを必然的に導き出す。 |
そのなんとかなるという意識は、その笑顔に依ってしか存在出来無くなる。 |
それは、悲壮だ。 |
話はまた飛ぶ。 |
あなたは、どうしたら幸せになれると思うだろうか? |
私は、ただ、頑張った。 |
スキルアップというお題目を掲げて、自分を磨き、他者を思い遣り、そうして力を尽くした先に、 |
それはあるのだと、薄ぼんやりと、しかし、あまりにもはっきりとそれを目指して生きていた。 |
幸せは、頑張らねば、手に入らないものなのだろうか? |
幸せは歩いてこないというけれども、本当だろうか? |
いや、そもそも幸せとは、人の営みの成果や、またそのための道程の中に現れるものなのだろうか。 |
幸せは、求めて目指していくものなのだろうか。 |
仮に、すべての力を出し尽くし、自分を磨き尽くし、他者を思い遣り尽くし、もはやこれ以上無いという |
ほどの「幸せになる資格」を手に入れる事が出来たとしたら、そのとき本当に幸せは現れるだろうか。 |
現れないだろう。 |
いや。 |
現れた、これが幸せなのだと。 |
自分で、言うのだろう。 |
これだけの事をしてきたのだから、幸せにならなければならないと考えて。 |
どうすれば幸せになることが出来るかを一心に考え、そして、ただ。 |
幸せになる。 |
これが幸せなのだと、言い聞かせる。 |
本当だろうか? |
なにもしなかったら、幸せは訪れないのだろうか? |
幸せ、或いは救いなり平安なりなんでも良いが。 |
それらは努力や尽力によって作られ、また与えられるものなのだろうか? |
頑張った、よくやった、その報酬として得られるものなのだろうか? |
では、頑張らずに、なにもせずにいれば、幸せは与えられずに、また幸せになる資格も無いのだろうか? |
頑張らずになにもせずにいる他者、或いはそういう自分を見据え、それよりは頑張っている、 |
なにかしているその自分ならば、きっと幸せになれると、そう思っているだけなのではないだろうか? |
不安、なのだろう。 |
なにかせずにはいられないのだろう。 |
自分が幸せに近づいているという、その証が欲しいのだろう。 |
それは、執着だ。 |
努力の成果を幸せの切符に変えて、ただずっと耐えて待っているだけだ。 |
ただただ、待っている。 |
ずっと、己の不幸を意識して。 |
ずっと、頑張らない、いや、頑張りたくない自分を意識しそれを差別して。 |
まだかな、まだかな、これだけ頑張っているのだから、そろそろ。 |
本当だろうか? |
幸せとは、なんだろうか。 |
努力そのものを否定するつもりは無い。 |
スキルアップに励むのも、善行を積むのもそれ自体は悪くない。 |
けれど、私なら。 |
それらが、幸せのためにしているのだというのなら、なんだかとても。 |
虚しさを感じる。 |
努力せねば、善行を積まねば、幸せになれないというのなら、まるでそれは、幸せの虜ではないか。 |
幸せは、コツコツと貯めた幸せの積立金によって購われるものなのか? |
幸せになれたらいいなぁ。 |
どうか幸せになれますように。 |
その一言が、 本来ならすべてなのではないだろうか。 |
自らの努力によって、幸せを稼ぎ出すならば、幸せのために生きていることになる。 |
生きているから、幸せなのではないだろうか? |
幸せになるのに、努力は必要無い。 |
待つことすら、必要無い。 |
気付けばそれは、訪れる。 |
向こうから、晴れ渡る青空のように歩いてやってくる。 |
なにをしてもしなくても、それは無限に、そして等しくやってくる。 |
違うだろうか? |
逆にそうでないのならば、幸せはそれを求めるものの努めた力の差によって、与えられるかそうでないかが |
決まるものであろうのならば。 |
私は、そんなものを欲しいとは今はもう思わない。 |
ずっと、それをこそ欲しいと思い、足掻き続け、そして囚われていたのだから。 |
それは、幸せを愛しているように見えて、その実、幸せを恐れていただけなのだから。 |
幸せに、ならなければならない。 |
それは、枷だ。 |
それほど不幸なことは無い。 |
どうしてあんなに苦しく働くのだろうか。 |
どうしてあれほど必死に他者に尽くすのだろうか。 |
働くことが、他者に尽くすことが、それほどまでに価値があるものなのだろうか? |
おそらく、違う。 |
働くことや他者に尽くすものの向こうに、巨大な鎖がとぐろを巻いている。 |
それは、毒々しく飾り付けられた、幸せの幻影。 |
その幻のために、身を削り心を犯す価値があるだろうか。 |
無い。 |
そもそも、それは幻なのだ。 |
己の身を裂き心を焼くほどのものは、そこには初めから存在していない。 |
見合わない。 |
自分を大切に。 |
幸せは自分の内からやってくるとはよく言ったものだが、自分で勝ち得るものでは無い、 |
という意味では、全く、その通りだろう。 |
或いは、神様があっさりとお与えくださるものでも、この際いいだろう。 |
自らが今、どれだけの代償を払って、一体なにを得ているのか。 |
それを問うに必要なものは、ただひとつだけ。 |
それは、勇気。 |
自らが幸せを勝ち得るために支払い続けている、その己の想いはただ。 |
幻影に、縛られ身動きが取れなくなっているゆえのもなのだ、と自分に宣告出来る、勇気。 |
くり返すが、努力し力を尽くすこと自体が悪いという訳では無く、それは当たり前のことだ。 |
しかし、一体それらはなんのためにしているのかを見誤れば、それは一転恐ろしい枷となる。 |
幸せはただ、向こうから歩いてやってくる。 |
青い空の下に広がる、深い蒼を湛えた海原の底から、ひしひしと。 |
それは、そう、幸せよりの使者。 |
イカ娘。 |
くっはー! ←アニメ「侵略!イカ娘」の虜になっている人 |
◆ |
慣れないことはするもんじゃ無い、と思いつつ、それは前回のひとねたでもそう思ったよね?、 |
だけどまたこうしてやってるよね?、どうしてかな、かな?、という感じの紅い瞳ですごきげんよう。 |
まぁ要するに私はイカ娘にぞっこんなのですよくっはー!、ということが言いたいだけのはずなんですけど、 |
妙に色気出して自分が最近考えてることを前フリになんか使ったりするから、こんな変な事になんのよ。 |
まぁ要するに(二回目)、他力本願っつーことですよ。 |
元々私はガチガチの自力本願派でしたからね、他力本願なんて、けっ、ってなもので御座いましたが、 |
でも近頃やっとわかってきたいうか、んー、結局自分はなんだかんだで、見返りを求め過ぎいうか、 |
自分のしたことに見合うものを要求する事にばかりに目が言っていて、逆に、じゃあ自分が求めている、 |
それ自体のものがなんなのか、それがわからなくなっていて。 |
ぶっちゃけ、私の求めてるものがまず先にあって、それに見合う努力をしていけばいいだけの話な |
はずなのに、私は全く逆に、とにかくまず先にがむしゃらに努力して、そんで、それに見合うものを |
誰かに与えて欲しい、認めて欲しい、或いは与えるべきだ認めるべきだ、っていう、そういうあれれな |
感じになってたんじゃないかなぁ。 |
ぶっちゃけ、あんたそもそもなにを求めてんの? |
もしかしたら、私が求めてるものって、そんなにまでして努力する必要が無く手に入るものなのじゃなくて? |
というかそれ以前に、私が求めてるものって、そんなに数自体無いんじゃなくて? |
だから。 |
それ以外のものに関しては、てきとーでいいんじゃん? |
ていうか、それこそなるようになれというか、なった事に対応してけばいいんじゃん。 |
まるで流れる水のように、その流れに身を浸して生きればいいんじゃん。 |
それが、他力本願っつーことです。 |
っつーか、それ結構楽しいっす。 |
私が求めてるものだって、大体、私自身の努力がそれを得るのに一体何割有効に働いているものか、 |
そんなんわからない訳ですし。 |
自分の努力ですべてが賄えるなんておこがましい話です。 |
や、なんかそれ、疲れるっしょ。 |
それにね、なんかこう、サプライズが無いっていうか、なんていうのかなぁ、窮屈っていうか、意外性が |
無いっていうか、逆に柔軟性が無いっていうか。 |
ぶっちゃけ、私は私が求めてるものが、自分の力では無く、誰かによって与えられたら、それを喜んで |
受け取れるようになりたいです。 |
それはね、他人の力を借りてでもなにかを求める、という事とは明白に違うこと。 |
それって結局、他人の力を自分の力にプラスしてるだけだから、それは自力本願の増強って |
感じだからね、っつーかたぶん私ずっとそれやってたんだわ。 |
自分でやることに拘り過ぎたいうか、だから逆に自分の生の幅が狭くなっちゃってるいうかね、 |
アニメ見てるとよく思うもの、あー、なんで私がアニメをこんなに求めてるのか、ってね。 |
ぶっちゃけ、アニメって私が作ってるわけでも無いし、そして私も、私が求めてるアニメだけ厳選して |
観てる訳じゃないし、基本はなんだってござれ、ゆったり楽しんでみせましょう、という感じだし。 |
そうしたいんだよね、私はきっと、ずっと。 |
出会いって、そういうもんじゃないかな。 |
私はヘタレだしロースペックだし、だからより自分の力でなんとかしたいなんとかしなくちゃいけない、 |
他人の力を借りてでも自分でなんとかしなきゃ、っていう、なんていうか自力コンプレックスみたいな |
とこがあって。 あ、ここ笑うとこね、はは。 ←乾いた笑 |
だから意地でも自分でなんとかしよう、そうして頑張って得たものだけに意味があるって、そういう |
風にしか思えなかったとこが、きっと自分で思ってるよりずっと深いとこで犇めいてて。 |
んで、だからなにより、そういうヘタレでロースペックな自分を尊ぶ心、つまり自尊心が低くて、 |
だから、そのヘタレでスペックの低い私がこんなに頑張ってこんなに成果を出して、だから認めて、 |
私を受け入れて、私と尊んで、というそういう感じなのよね、きっと。 |
ヘタレでロースペックのままの自分を自分で認める事も、またそれを他者に認めて貰いたいとも |
思えなかったのだろね、きっと。 |
なんていうのかなぁ、こういうと激怒する人を何人か知ってるので、言いづらいんですけど、 |
でも言っちゃえ(ぉぃw)というか、私はこれを新撰組コンプレックスって呼んでるの。 ほんとひどいなw |
まぁほんといい加減な受け止め方ですと最初に断っておきますけど、要するに新撰組って、 |
侍だけど侍じゃ無いみたいな変な立場で、だからより武士道みたいなものへの拘りがめっちゃ強くて、 |
そこらへんの名門出な武士の子弟なんかより、よっぽど「武士らしくて」、でまぁ、ほんとになにより |
自分達を武士として認めて欲しいがために、最後の最後までそれに拘って、貫いて。 |
周囲の人達に、そして、自分自身に、認めて貰いたいがために、ね。 |
で、似たよーな立場、というと語弊があるけど、土佐とか薩摩の身分の低い武士の人達は、 |
逆に新撰組と同じようなコンプレックスがありながら、全然違う方に行って、むしろ「武士」というもの |
自体の解体を行う方に向かって。 |
この違いは、なんなんだろう。 |
そもそも、「武士らしさ」ってなんだろう。 |
当時の、まぁそこそこ身分があって、まぁ誰が見ても立派に武士として見られてた人達は、 |
じゃあ「武士」じゃ無かったのだろか。 |
剣の修行もロクにせず、お国のことも憂えず、ただ己の身分の範囲無いでのうのうと生きている、 |
それは武士では無い、と断じて「武士らしさ」を追求したのが新撰組。 |
なんかおかしいの。 |
その人達だって武士だろうに。 |
というか、それが「当世風の武士」だろうに。 |
新撰組は、そこを己の問題と絡めて理解しなかったのだろうね。 |
武士が武士で無いことなど無いのに。 |
新撰組の描く「武士らしさ」を持たねば武士にあらず、なんていうのは、なんだかとても、変。 |
それは、「武士らしさ」に目が眩んで、「自分」を見失ってるような気がする。 |
当時の不抜けた武士達や、西洋かぶれな維新志士の人達だって武士だし、その人達はちゃんと、 |
「自分」を見失わずに、己がなにをしたいかを見失わずに、真っ直ぐに生きていけていた分、 |
武士という身分の中で、真っ当に行き、そしてそこから先へ進んでいこうとしていけてたんだよね。 |
新撰組は、行ってみれば、武士らしさに依存することで、それが出来無くなっていた、というか、 |
そういう風にして、ひとりの「自分」として生きることの恐怖と向き合えずに、ある意味共依存的な |
感じで周りの人達との関係性に囚われて、自分を見失っていったのだろうね。 |
ヘタレでロースペックで、剣の修行もせずお国も憂えずただ己の範囲無いでのうのうと生きている、 |
そういう当時の武士達は、ちゃんとそういう自分達自身を自分で認め、またそれを周囲にも認めて |
貰いたいと思えていた分(たぶんだけどw)、よっぽどまともだったんじゃないかなぁ。 |
とまぁ、なにが言いたかったのか途中でわからなくなってきていたのが歴然としている感じですが、 |
まぁこんな感じです。(ぉぃ) |
あ、あくまでここで論じた新撰組のことは私の個人的見解である以前に、私の見解の中でも |
私の内面の問題と絡めて語る際に利用した都合の良い新撰組のイメージだけにしか過ぎませんので、 |
まぁそのあしからずw |
ていうか、新撰組は嫌いとも好きとも、両方の見方が私自身にも出来ますので、まぁ、怒ったりしないで |
頂戴な、あ、でも罵ってください。 (病気) |
あと、自力本願だったのはあくまでリアルな私の話でして、ええ、ネット上の紅い瞳に関しては、 |
今も昔も変わらずに全力で他力本願ですので、そこんとこよろしく。 (ぇー) |
◆ |
あとこれはまた別の回に書こうと思ってたんだけど、忘れそうなので今書いちゃう、書いちゃえ。 |
今ケーブルで久しぶりにアニメ「カレイドスター」がやってて、それ観てるんだけどさ、ってあんたほんと |
今期一体いくつアニメ観る気なんよ、でね。 |
まぁカレイドスターと言えば、頑張りっ子だいすっきな私の中に残したいアニメベスト5にエントリーする |
作品なのだけど、最初、ていうかこの間、あ、カレイドスターやってんじゃん、でもなぁ、なんか今、 |
観る気しないなぁ、なんかまた無理して頑張っちゃいそうだもん、とか、そういう風にしか観れなくて |
辛いかもしれないしなぁ、とか。 |
えー・・まぁ・・ |
結論から言うと。 |
カレイドスターは、んな底の浅い作品じゃあ無かった。 |
ていうか、私もまた、んな単純に凝り固まってる人間でも無かった。 |
感動 |
ちゃう。 |
前観たときとは全然違う感動が、そこにはあった。 |
んー、カレイドスター観てない人はなんのこっちゃな事を書くけど、ええと、今ね、そらがなんだっけ、 |
なんとかいう大きなサーカスの大会に出るために用意された椅子を、メイと争ってたんだけど、 |
で、その椅子はそらの憧れの先輩レイラさんが用意してくれたもので、で、レイラさんのために私、 |
絶対に出場します、みたいな感じだったのけど、結局メイに負けて。 |
そんとき、レイラさんが、正直以前のそらには私を脅かす迫力があったけれど、今はそれが無い、 |
私にはあなたがこの大会に出たいと本当に思っているとは思えない、みたいなことを言って。 |
つまり、そらには、この大会に出るだけの必要性が感じられない、ということ。 |
そら自身の夢と、この大会出場は結びつかない、ということ。 |
びくんときたよ。そうか、そういうことかって。 |
要するに、そらはレイラさんのために出場しようと頑張っていただけで、そもそもそらがやりたいと思って |
いたことは、その大会には無いんですよね。 |
その大会に出るなら、その大会に出るための膨大な努力をしなければならないけれど、でもそら、 |
あなたはそのあなたのその努力に見合うものを、この大会から得ることが出来るのかしら? |
いえ、出来無いわ。 |
なぜなら、その大会にはそもそも、そらの夢が、無いから。 |
その大会にそらが出て優勝するのは、それは、レイラさんの夢。 |
レイラさんが、私はあなたに出て欲しかった、と言って、そらがショックを受けたけど、 |
逆にそのレイラさんの夢とか願いのために出てたら、きっとそらは優勝できないし、そしてまた、 |
そらもなんのために優勝したのかわからなくなってたんだろうな。 |
そしたら、報われないのは、そらの努力。 |
そらは、自分を大切に出来てないのね。 |
ただ努力して、努力して、がむしゃらに。 |
努力が先にあって、なのに肝心の夢が、そらには無い。 |
びくんときたよ。 |
そうか、カレイドスターってそういう作品でもあったのか。 |
私がこの作品を以前観たときは、そらにシンクロしまくって、もうがつんがつんに努力の虜になって |
燃え盛っていたわけだけれども(笑)、そっか、そういうそらの努力の虜になっているそれ自体を肯定 |
するのでは無く、まさしくその努力はなんのにためにあるのか、という、その努力の「目的」ありきの |
、そのための有意義な努力を産み出すための作品だったのね。 |
がむしゃらな努力そのものが目的としての夢を見つけ出すのなら、それは嘘。 |
それはただ、自分の無謀な努力を肯定したいがために据えられた、後付けの夢。 |
夢そのものは、努力そのものや他人への想いとは、なんの関係の無いところから現れる。 |
あー そっか |
という気づきのお話を、ちょっと付け足して書いてみました、はい。 |
やっぱカレイドスターはいいわぁ。 (うっとり) |
◆ |
最後にぽちっと読書リストを追加。 |
まだ前回の本を読み終えていないのに、またこんなに。 |
積んでる積んでる。 |
京極夏彦 「百器徒然袋 風」 |
夢枕漠 「陰陽師 夜光杯ノ巻」 |
同 「陰陽師 天鼓ノ巻」 |
桜庭一樹 「道徳という名の少年」 |
西尾維新 「零崎曲識の人間人間」 |
同 「刀語 第二話 斬刀・鈍」 |
同 「刀語 第三話 千刀・鎩」 |
同 「刀語 第四話 薄刀・針」 |
同 「刀語 第五話 賊刀・鎧」 |
以上。 |
ということで、今回はここまで。 |
次回は、刀語第六話「双刀・鎚」の感想を書かせて頂きたく存じます。 |
では、ごきげんよう。 |
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-- 101109-- |
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■■ ひとねたこねた ■■ |
今日は、11月9日。 |
偶然気付いたのだけれども。 |
前々から狙っていたとか、そんな事実は御座いません、御座いませんってば。 |
今日はローソンでけいおんのクリアファイルが手に入るイベント(意訳)の開始日。 |
これまた偶然、ウチの近くに二軒、通り道に二軒、それぞれローソンがある。 |
行きますか、仕方ないもの、気付いたのだから仕方無い、不可抗力。 |
なにしろ今日ですからね、今日開始ですからね、それは手に入れたいもの、手に入れるよ。 |
今日が開始日ですもの、手に入らない訳が無い。 |
ということで、ローソン寄ってきました。 |
お店に入ったとき、店内で「Utauyo!!MIRACL」が鳴り響いていて、ちょっと嬉しかった私は、 |
レジ正面の棚がごっそり空いていて、「けいおんのクリアファイルは終了です」みたいな札が下がって |
いるのを見ても、さすがに驚いたけど、それほど気にはせなんだ。 |
むしろ嬉しかったくらいですよ、あ、こんなにけいおんって人気あるんだ、なんて、そのときの私は |
思っていました。 |
2軒目、行きましょう、行きましょう。 |
2軒目。 |
・・・まじ?・・唯ちゃんだけでもゲットしたいんだけどな・・ |
3軒目。 |
・・・ちょ・・・え・・・・ |
4軒目。 |
・・・・・・・・。 |
おまえら、大好きだぁーっ!! (突っ伏しながら) |
◆ |
ということで、私はどうやら覚悟が足り無かったようです。 |
はは、なに? 昨日の夜? んなの普通に寝てたよ、はは、ははは。 |
あれですか、私がぐっすり眠ってるとき、近所のローソンでは猛者どもが戦利品ゲットしてたですか。 |
次は、負けないから。 |
P.S: |
ちなみに、最後のお店にいたとき、私の顔をまじまじと見ていた店員さんが、 |
隣の店員さんに、「けいおんのクリアファイルってもう無いんだよね?」、 |
「ええ、もう昨夜のうちに全部いきましたよ、すごかったですね。」、「あーやっぱりあれで全部だったのね」、 |
みたいな会話をしていました。 |
きっと空の棚を沈痛な面持ちで見つめていた私に気を利かせて状況説明をしてくださったのでしょう。 |
ありがとう御座いました、店員さん。 |
そんな同情はいらねぇ。 ←やさぐれけいおんファン |
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-- 101103-- |
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|||||||||||||||
■■存在にまつわる小さな話■■ |
正直、私は他人とのコミュニケーションが苦手だ。 |
◆ |
昔から、学校の通信簿の一言欄に、もっと自分の意見を言いなさいとか、人とコミュニケーションを |
取りましょうとか、まぁそういうことがよく書かれていた。 |
逆に親は、なにも言わなかったとおもう。 言ってくれなかった、と私は感じていたのかもしれない。 |
ゆえに子供心に、これはあかん、なんとかせな、と、常々思い続けて、はや幾星霜。 |
ほんとは、私は無口で前にしゃしゃり出ず、周りの人達の話をよく聞いて、自分の頭の中で |
じっくりと何度も舐めるように考え続ける、そういう自分が好きだったのに。 |
でも、周りの人達は皆、よく喋り、またよく喋り自分の意見をはっきりと言い、そして他人との |
コミュニケーションスキルを磨くことを是としていた。 |
いわゆる、他人を慮り、行間を読み、空気を読み、エトセトラエトセトラ。 |
実は自分の意見をはっきりと他者に伝えることと、空気を読んだり相手を慮ったりする事はべつの |
ことなのだが、通信簿にそのようにひとまとめに書かれてきた私にとっては、それは等しく同じ |
ものだった気がする。 |
ずっと。 |
そう、ずっと。 |
私は、空気を読まずに自分の意見をはっきりと言う、ということが、皆目出来無かった。 |
言い換えれば、周りへの配慮ばかりに目が行ってしまい、結局のところ、自分の意見を言えなかった。 |
そんな自分を変えたいと思ったのは、いつの頃だったろうか。 |
いわゆる、何々デビューという形だったと思う。 |
環境が新しく変わって、そして私自身もそれに合わせて、変わった。 |
私はとにかく、人とコミュニケーションを取ること、とり続けることを第一とするようになった。 |
よく喋り、よく笑い、空気を読みつつ自分の意見も仕込んでいく。 |
もはや誰にも、自分の意見を言えるようになれとか、もっと他者とコミュニケーションを取れ、 |
などとは言われなくなった。 |
嬉しかった。 |
自分が、他人とこんなに喋ることが出来るなんて。 |
今までの自分が、まるで嘘みたいだ。 |
でも。 |
ほんとはたぶん。 |
もっと、もっと、嬉しかったのだ。 |
誰にも 責められなくなったことが |
自分の意見を言え、コミュニケーションを取れ。 |
それはいつしか、私にとっては怖ろしい脅迫的なストレスとなっていた。 |
勿論、それは無意識に於いての事だった。 |
私の意識下に於いては、ただ自分が社交的になっていく事への嬉しさだけが存在していたが、 |
それは、無意識に蠢く恐怖に対する抑止として、存在していたのだった。 |
無意識の恐怖は、抑圧されていた。 |
ずっと、ずっと。 |
深く。 |
私は、他者とのコミュニケーションが苦手だ。 |
でも、他者とのコミュニケーションが取れないでいることが、さらに苦手だ。 |
そして、他者とのコミュニケーションを取り続け、それを向上させていかねばならないことが。 |
本当は、ただ、怖かったのだ。 |
脅迫され、そして強迫的に、コミュニケーションの虜となっていく。 |
恐怖を喜びにすり替え、ひたすら、ひたすら。 |
それは尋常ならざる、ものすごい。 |
ストレス。 |
精神的に調子がよくないとき。 |
人との接触が億劫なとき。 |
私は、休めない。 |
怖くて。 |
人と、接せねば。 |
人と、話さねば。 |
私は、休めない。 |
怖くて。 |
追い立てられるように、話す。 |
けしかけられるように、外に飛び出す。 |
恐怖を、人と話すことの喜びの渇望に代えて。 |
恐怖を、人と接することの嬉しさに流す涙に代えて。 |
恐怖を喜びで隠すのか、それとも喜びでしか恐怖というものを認識出来無いのか。 |
もし、人と接することが出来無くなったら。 |
もし、人と話すことが出来無くなったら。 |
私は、壊れる。 |
壊れたとおもう。 |
いつのまにやら、人と接し話すことの喜びは霧散し、無意識下にあったはずの恐怖が踊り出る。 |
怖い。 |
- ひとりは |
嫌 |
◆ |
私にとって、この恐怖の「発見」は非常に大切なものになった。 |
喜びという紛い物を外した、私の中の重大な恐怖の発見。 |
私には、喜びや嬉しさというものが、ものすごく巨大なものとして存在していた。 |
私は、実に本当に長いこと、私の中の恐怖を発見出来無かった。 |
それは、なにより喜びと嬉しさというものが、厳然として圧倒的に広がっていたからだった。 |
私は、恐怖を認識したくなかった。 |
しては、いけなかった。 |
なぜなら。 |
人と話し接すること、他者とのコミュニケーションを否定したら。 |
ひとりに、なってしまうから。 |
自分が、ひとりだという事を、認識せずにはいられなかったから。 |
それを、絶望的なまでの力を尽くして、隠していたのだ。 |
他者とのコミュニケーションを楽しみ、他者と繋がれることを喜べることが出来るなら、 |
それはもう、それでいいじゃないか。 |
そのまま、いこうぜ。 |
そうしたかったのだ。 |
そう、せざるを得ないほどに。 |
私は、弱かったのだ。 |
ひとりが、怖い。 |
私が私だという、唯一無二で不変の存在であることが。 |
なにものにも代え難いほどに、恐ろしかったのだ。 |
だから、独りをおそれ、皆と繋がり、皆に紛れ、自分が私というひとりであることを紛らわせた。 |
私は、弱い。 |
そして、私というひとりを生きることが出来無かった。 |
◆ |
随分と、気が楽になっていた。 |
あまりに当たり前の事に、今の今まで気付かなかった。 |
べつに、他者とのコミュニケーションなんて、どうでもいいじゃないか。 |
少なくとも、私が育ってきた環境の中では、それはあまりにも重視され過ぎていた。 |
親はというと、左手でどこかから引っ張ってきた小さな理想論を語り続けながら、右手では、 |
自分の子を無防備のままそのコミュニケーション重視に凝り固まった環境に放り込んだ。 |
今おもえば、どこの獅子と子の話だよという以前に、親自身が自分のひとりに向き合えていなかった |
のだろう。 |
そしてきっと私を育ててきた環境を作り培ってきた人達は皆、ひとりが怖かったのだろう。 |
なぜ、コミュニケーションを取らねばならないのか、と考える前に、そもそもコミュニケーションとは |
なにか、と考える方がより建設的だ。 |
ぶっちゃけ、コミュニケーションというのは、幻想だ。 |
べつに人の心を思い遣らなくても慮らなくても、人は生きていける。 |
単純にいえば、自分のことを思い遣られなくて、慮られなくても、それを気にせずに生きることが、 |
皆ひとりひとりがそう生きられるのならば、そんなものはそもそも不要なのだ。 |
皆、弱い。 |
思い遣られ、慮られたいのだ。 |
だからこそ、思い遣り、慮る。 |
なぜなら。 |
ひとりが、怖いから。 |
敢えていえば、そのひとりの恐怖からの逃亡を指して、コミュニケーションという。 |
いや。 |
それを、本当にコミュニケーションと言っても良いのだろうか? |
少なくとも、私が育ち生きてきた環境では、コミュニケーションと呼ばれていたそれは、 |
本質的には逃亡でしか無かった。 |
どうして、ひとりでは駄目なのだろうか? |
本当は、そのような価値判断の問題では無く、ただひとりではいられないから、という選択肢の無い |
話だったのではないだろうか。 |
ひとりではいられないから、ひとりでいることを「悪」とする。 |
皆と繋がることを「善」とするから、ひとりであることから目を背けられる。 |
おかしな話だ。 |
それを、今頃になってようやく気付いた私の、その壮大な迂闊さに笑いが滲む。 |
そもそも、己がひとりということを受け止められる人間が、コミュニケーションが大事だと、 |
声高に叫ぶだろうか? |
そもそも、己がひとりならば、それを独りと言い換えて、他者との交わりある世界を渇望するだろうか? |
しない。 |
しないのだろう。 |
恐怖から求める他者との繋がり。 |
その繋がる糸の先にいる、その他者は。 |
他者では無く。 |
ただの 幻想 |
それは 他者の存在しない世界 |
正直、がくっときた。 |
私は、そう、他者を認識出来ていなかったのだ。 |
絶対的他者が、存在しない。 |
コミュニケーションなどという、よく考えれば自分の都合良く他者とわかり合えるだのなんだのという、 |
そういう「わかり合える」存在としての他者しか存在していなかった。 |
べつに、だから他者とはわかり合えない存在なのだ、などと幼稚なことは言わない。 |
それだとて、「わかり合えない」存在としての他者であるし、それは実に他者とわかり合いたくない、 |
或いはわかり合えなくても良いという自分にとって都合の良い存在でしか無い。 |
それは、絶対的にそこに存在する他者では無い。 |
私は今まで、言葉の上でこそ他者は絶対に存在し、「其処」に存在するからこそ決して消えない、 |
そう言ってきていたが、それもまた、「其処にいて欲しい」存在としての他者にしか過ぎなかったのだろう。 |
自分の思想のみっともなさに、恨めしさよりも、笑いが零れてしまう。 |
はは、そういうことだったのか。 |
そういう、ことだったのか。 |
それは、なんとも言えないほどに心地良い感触で。 |
そして。 |
解放感だった。 |
ここ半年ほど、ずっと辛い状態が続いていた。 |
色々なことがあって、ありすぎた。 |
頑張りすぎどころか、限界を越えすぎた。 |
でも、きっと、それが良かったのだろう。 |
見事な反面教師。 |
頑張れ、頑張れ、限界を越えて頑張り続けろ。 |
話せ、喋れ、自分の意見を言え、人と出会え、コミュニケーションスキルを磨け。 |
見事な反面教師。 |
甘えるな、怠けるな、サボるな、限界を自分で規定するな。 |
それは本当に、見事な、反面教師。 |
頑張り過ぎて。 |
徹底的に。 |
話し過ぎて。 |
徹底的に。 |
甘えず怠けずが過ぎて。 |
徹底的に。 |
徹底的過ぎて。 |
圧倒的に。 |
自分が今までそうしてきたことが、どういうことなのかを。 |
ほんとうに、知ったのだった。 |
頑張ることと、話すことと、甘えず怠けずにいることしか無い。 |
それしか、知らない。 |
それなのに、それだけで行こうとする。 |
執着する、しがみつく。 |
必死に、必死に。 |
怖かったんだな。 |
愚かな。 |
哀れな。 |
自分自身にまで追い立てられ、そして自分を追い立てることしか出来無くなっていたのだな。 |
だから今はもう。 |
頑張らない。 |
話さない。 |
甘えて怠ける。 |
そう出来る、たったひとりの私を生きる勇気が、やっと。 |
生まれてきたような気がする。 |
◆ |
正直、私は他人とのコミュニケーションが苦手だ。 |
だから、他人とのコミュニケーションは、程々にしておく。 |
相手がそれで文句を言うのなら、それは相手の心の問題だ。 |
ぶっちゃけ物凄く不安だが、でも、その不安に潜む恐怖を乗り越えなければ、 |
いつまで経っても私の他者への思い遣りは、私自身のためにしかならないものであり続ける。 |
人に嫌われたくないからこそ他者を思い遣るのは、ほんとうは自分のためにもならない。 |
私は、自分のためにならないことばかりしてきた。 |
だから今は、自分のためになることばかりをしている。 |
人と積極的に話さないのは不安だが、或いはこのままこうしていると、もう二度と今までの自分には |
戻れないんじゃないか、このまま壊れてしまうんじゃないかという気持ちが強くなり、 |
実際自分が壊れていくような感覚に襲われている真っ最中だったりもするが。 |
それで、いいのだ。 |
壊れていくのは、古い今までの自分の抜け殻。 |
その壊れが完了すれば、そこには新しい私の誕生がある。 |
私はだいぶ、変わった。 |
恐怖が、無くなってきた。 |
あんなに怖かったのに。 |
今は、とても安心して、かつての、そう、遙か昔、まだ学校の教師や周囲の人達からの親切な圧力に |
勝手に屈する前の、無口で前にしゃしゃり出ず、周りの人達の話をよく聞いて、自分の頭の中で |
じっくりと何度も舐めるように考え続ける、そういう自分に打ち込めている。 |
無理はしない。 |
今はそういうときだと思う。 |
色々と相談に乗ってくれる人とも出会えたしね。 |
あんまし、自分のそういう深いところと向き合うことしないで、哲学とか思想とか文学とか、 |
そういうところばっかりでしか考えてなかったからねぇ、ほんとに。 |
でもま、だからこそ、そうしてきたからこそ、今私はこうして自分の転換期に向き合えて、 |
そして自分を信じて支えて生きていける、そういう力があるんだと思う。 |
哲学でも思想でも、それを無茶苦茶にがむしゃらに考えて「頑張って」きたことそのものには、 |
わたしゃもう意味無いと思うのだがね、でも、その中身自体には、今も、そしてこれからも、 |
大変助けられまた参考にしこれからの指針になるものを含んでいるんだよね。 |
示唆っていうか、うわ私こんなん考え出せてたんだ、みたいな感じでね、うん、まぁ、 |
なんていうか、人生に無駄な時間なんてひとつも無いって、素で思う今日この頃の私なのでした。 |
◆ ◆ |
んでまぁ、なんでこんな話をしたかというと、まぁね、コミュニケーションスキル、っていう言葉が、 |
なんだか嫌だなぁ思ったからいうか。 |
うん、最近人と話してて気付いたっていうか、結構これで悩んでる人多いのねっていうのを知ってさ。 |
なんつーか、コミュニケーションとか人との繋がりいうのを言い過ぎ、っていうのは、確かに最近実感 |
し続けてるっていうかさ、あと無縁社会とかいう言葉が最近出てきてるけど、あれも無縁を嘆く前に、 |
じゃあその無縁の中でもちゃんと生きられるような社会にしようよ、っていう議論にすりゃいいじゃん、 |
っていうか、そういう議論になる前に、昔は血縁とか地域の繋がりがあってどうこうで、だからそれを |
復活させればいいとか、そりゃ違うでしょいうか。 |
ひきこもりとかニートとかの話もそうで、そもそもそういうのは「問題」じゃ無いし、逆に、問題だとすれば、 |
そういう人達が胸張って生きられるような社会になっていないっていうところが大問題な訳で、 |
だってそれ生き方の問題じゃん?、それを自己責任とかお金の問題にすり替えてるから、たぶん、 |
そういうのを問題としている限り、むしろそういう人達はこれからどんどん増えてくし、ていうか、 |
むしろどんどん増えりゃいい思ってんですけどね、そっちの方がこの社会の病みっぷりからみんな |
目を背けられなくなるしね、ひきこもりやニートの増加が病気なんじゃ無く、ひきこもりやニートの人達が |
、ひきこもりニートとしてそのまま生きることが許されないのが病気、っていうか、それはひきこもりや |
ニートだけじゃなくて、他の様々なマイノリティの人達の事でも言える訳で。 |
最近私が気になってるのは性同一性障害の人達の話ね、あれも根が深いよ。 |
要するに、誰もが無理無く生きやすい社会を作ろう、っていうのが、社会問題に取り組む上での、 |
最も本質的なことなのよね、って話。 |
で、なんの話だっけ? あ、そうね、コミュニケーションの話ね、うんうん、だから単純な話、 |
他の人達との繋がりを全部遮断しちゃっても全然OKよ、ってあ、だから無縁とかひきこもりの話に |
逸れたのか、てかひきこもりの人達はもっと自信持って引き籠もっていいとおもう、 |
うん、だからなんていうのか、自分に必要なものだけコミュニケートすればいいっていうか、 |
一番大事なのは、自分に必要なこととそうでないものを見分ける力、だと思う。 |
ぶっちゃけ前より人前でペラペラと喋らなくなってきた私ですけど、確かに「スキル」としては色々 |
下がったかもしんないけど、でも、本来的な人と意思疎通をしなにより他者を感じるという意味での |
コミュニケーション自体は、むしろ以前に比べて格段に良くなった気がするのよ。 |
今までは、言葉とか作法とかそんなんばかりに囚われてて、他の要素がわからなくなりかけてたんじゃ |
ないかな。 今はなんか、ほんとゆったりと人と付き合っていけてる気がします。 |
だからほんとうに自分に必要だと思えるものが、たぶん素直で自然な力を自分から引き出してくれると |
思うし、そうでないものはたぶんきっと、自分を追い立て追い詰めて毟り取って得た力にしかならないし。 |
それは、壮絶なことです。 |
みんなそうして頑張ってるんだから仕方が無い、っていうか甘えるな、っていうんだったら。 |
なにも、変わりません。 |
なにも、良くなりません。 |
みんなはそうしてるけどみんなはみんな私は私、ていうか、私の代で悪いものの循環は途絶させる。 |
頑張るんだったら、その勇気を出すことにこそ、なんじゃないかな。 |
そうして、その勇気を持って生きる人がひとりまたひとりと増えていけば。 |
社会は、普通に変わります。 |
社会を変える前に、自分を変えよう。 |
それは無論、自分を変えれば目の前の社会がどうだろうと気にならなくなる、なんていう欺瞞とは、 |
全然違います。 |
自分を変えれば、社会も変わる。 |
だって、社会ってのは、「ひとり」の集合体なんだもの。 |
私の分だけ、きっちり社会は変わったことになるんだもの。 |
んで、自分が変われば、それ見た誰かも、自分も変わりたい、いえ、変わってもいいんだと思えるよね。 |
逆に私は、そうして自分を変えた人達を見て、私も変わりたいという勇気を持てましたもん。 |
うん、というか。 |
そういう私の頑張りどころを、そうして見つけた今の私なので御座いました、というお話。 |
ま、あくまでそれはリアルの私の話で。 |
ネット上の紅い瞳さんは、これからもノリノリでイケイケでござんすよ。 |
・・・・べ、べつに今更このノリを変えるのが怖いとか、そんなんじゃないんだからねっ (あーはいはい) |
◆ |
ごきげんよう、紅い瞳です。 |
ノリノリでイケイケとか、ただ痛いだけの紅い瞳です、ごきげんよう。 |
それ以前に、既にこの頃ずっとダウナーな感じで攻めている私です、こんばんは。 |
という感じで、調子に乗って今日はずらずらと色々書いてしまいましたけれど、まぁ、うん、 |
他に書くことがちょこっとあったので、メモメモ。 |
また読書リストが追加ですよっと。 |
京極夏彦 「覗き小平次」 |
桜庭一樹 「ファミリーポートレート」 |
藤本ひとみ 「貴腐」 |
井伏鱒二 「神屋宗湛の残した日記」 |
よしもとばなな 「ひとかげ」 |
雪乃紗衣 「彩雲国物語 はじまりの風は紅く」 |
同 「彩雲国物語 黄金の約束」 |
同 「彩雲国物語 花は紫宮に咲く」 |
彩雲国物語から読み始めているのですけれど、これが思っていたよりぐっと面白くて、ドハマり中。 |
確かアニメ化もしたのですよね、NHKで。 |
でもそのときは、どーせ十二国記の二番煎じ違うの?、という感じで見向きもしなくて、ええ、 |
只今現在大後悔中なので御座います。 馬鹿、あのときの私の馬鹿っ! |
文章自体は荒削りで、描写もかなり粗いのですけれど、そのぶん登場人物の活き活きとした感じが |
読むたびにストレートに伝わってきて、上手いとか下手とかじゃなく、純粋に好きなキャラに入れ込める |
という感じがグッド。 |
主人公の秀麗もいいけれど、私は王様萌えじゃの。 素直な劉輝可愛いよ劉輝。 |
まだ二巻の黄金の約束までしか読んでいませんけれど、くぅ、読んでしまうのが勿体無いくらいに |
お愉しみ中ですので、どうしても速読ってしまう私としては、せいぜいじっくりたっぷりと時間をかけて |
読むがいいよ。 ほんとこれくらいの薄い文庫本だったら普通に一、二日で読んじゃいますもんね。 |
ちなみに、分厚いことで有名な京極夏彦の本も結構読むの早かったりします。 |
なぜか。 |
推理部分は大概すっ飛ばして読む人ですから。 (微笑) |
◆ |
あとお知らせ。 |
基本的に、やっぱり毎週は無理そうなので、一週おきに刀語の感想は書いていこうと思います。 |
で、間に今回後半のような雑日記を入れていく形になりそうです。 |
うん、丁度なんかアニメで感想を書きたいという熱が高まってきていたところですので、 |
刀語という格好の素材を残しておいた |
美味しく書かせて頂いております。 てか先週更新の賊刀の感想は書いててたのしかった♪ |
しかし申し訳無い、来週はちょっと都合が悪いので、刀語感想はお休みします。 |
代わりに雑日記を更新するか、今回前半みたいなのを書くか、はたまたお休みするかは、 |
ちょっとまだわかりません。 |
刀語は結構集中出来る時間が取れる時がいいですし、それと、ちょっと今私色々とリアルの方で |
とある面白いことをやっておりまして、それがあるのが二週に一回くらいの割合で、それがある週だと |
私の感度がさりげに上がっておりますし、その週に刀語更新、というのがベストだと思われますので。 |
うん、そういうの最近結構大事だと思うんだ、うん。 |
うん、たんに自分の感度の調節が下手なだけっていうツッコミもありだと思うんだ、うん。 |
|
頑張ろう。 (刀語感想の方を) |
んでは、今回はこの辺りにて。 |
久しぶりに長文になってしまいましたね。 |
じゃ、ごきげんよう♪ |