~2002年10月の過去ログ~

 

 

 

 10月28日    天高く馬肥ゆる秋、なんて知らない
 
 
 
 
 
 
 
 
 ダブルチーズバーガー+てりやき+ハンバーガー+ポテト(L)+コーラ(L)なんて、
 基本的に私は食べられません。なにを考えて買ってきたのでしょう。
 寝ボケ過ぎ宇宙の神秘です。
 
 
 
 中田がゴールしました。
 
 
 
 昨日やっていたワンピースが、久々にヒットしました。
 ニコ・ロビン転身のエピソードがGoodでした。なにげにロビンのキャラが気に入りました。
 紅い瞳は、転身とか、逃亡とか、敵前逃亡とか、平気で出来る人に粋を感じます。
 ウソップは最高にカッコイイと思います。
 
 
 それにつけても、「利家とまつ」は笑えます。
 素で笑えます。
 だから観ています。毎週。再放送も。
 ほんたうに、笑えます。
 
 
 
 ごめんなさい。
 「天才柳沢教授の生活」にやられました。
 前半部分のノリに。
 そう前半だけ。
 ほんと、ごめんなさい。
 
 
 
 ゴールといっても、二人はめでたくゴールインしました、とか違います。
 中田は未婚です。
 
 
 
 大槻ケンヂの「ステーシー」を読みました。
 なんだか紅い瞳が、少しだけ強くなりました
 
 
 
 村上龍の「共生虫」を借りてきました。紅い瞳は、これが村上龍初読です。
 膨大で、大量で、それでいて話の筋が乱れずに、さも計画的犯行かの如く、
 ネチネチと読者を空虚感漂う作品世界に引き込んでいく文章力はすごい、と思いました。
 でも、少しへこみました
 (注:まだ読み途中です)
 
 
 
 だから、決め手は右足でした。
 絶妙でした。
 
 
 
 また紅い瞳はゲームをやりました。
 コーエーの「鋼鉄の咆哮」です。
 そしてまた飽きました。
 エリアCのボス・巨大戦艦に勝てないので、余裕で挫けました。
 
 
 
 最近、夢之語リ部で妄想夢を語っていないような気がします。
 
 
 
 最近サッカーのお誘いがないので、泣いています。
 
 
 
 つまり、中田はもう立派にパルマの王様だと思うのです。
 
 
 
 このままオチか? とか思われたかもしれませんが、微妙に終わりません。
 ていうか、終われません
 
 
 
 みなさんお気づきの事と思われますが、フォントを変えました。
 最初の頃も使っていたフォントで、MSPゴシックといいます。
 前回まで使っていたのは、MSUIGothic、というフォントです。
 こんな感じでしたよね? ←MSUIGothic
 ・・・・・
 微妙に区別しにくっ。
 
 
 
 今日はお風呂の中で日記のネタを考えていたのですが、案外思いつかないものですね。
 自分が焦っているのが手に取るようにわかって、なんだか気分爽快でした。  ←他人事
 
 
 
 というか、今思い出したのですが、
 今日の帰り、電車の発車ベルがなり始めたので、急いで階段を降りて電車に乗ろうとしたのに、
 ただでさえ狭い階段を、
 ベチャクチャとおしゃべりしながら二列横隊でまったり降りていくおばさまがたのせいで、
 バッチリ一本乗り遅れてしまいました。
 泣くに泣けんよ。ははは・・・・・(渇いた笑)
 
 
 
 もしかして、あれですか?
 この日記でも社会問題的な話題を書いてみた方が良い、とか思ったりします?
 社会派、みたいな。
 テロとか拉致とか北朝鮮とか核とかデフレとかいじめとかイラクとかブッシュとかチリ人妻とか。
 ・・・・・・・
 一部違うのが混じっているので、却下(ぇ)。
 
 
 
 やっぱり、中田は日本最高プレーヤーだと思うでし。でし。
 
 
 
 いい加減元スポーツ選手をキャスターにする風潮は、辞めた方がいいと思います! ←社会派
 
 
 
 というか、いい加減今日の日記を終わらせた方が良いと思います! >生徒
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 うん、そうするよ。
 あとは、各自自学自習のこと~。 >不良教師
 
 
 ・・・・・・
 
 あ~最後に~先生から連絡事がある~。
 
 え~つまり、
 
 
 
 ナカタ、万歳ぃ! ←叫び逃げ
 
 
 
 
 結局それか・・・・。
 
 
 
 
 

 

 

 10月24日    灰色の街
 
 
 
 
 
 
 さぁて、待ちに待った灰羽連盟第二話です。そして二週間ぶりの感想です!
 なんだか感想書くのが、非常に楽しみでしたこの二週間。
 くっそぅ、待たせやがってぇコンチクショウ、みたいな。
 この二週間、キミ無しで生きるのが辛かったよベイベー、みたいな。
 
 
 別にそこまで気合い入ってはいませんが。
 
 
 とりあえず感想に移行しましょう感想に ←ほどよくテンションダウン
 
 
 
 
 ◆灰羽連盟  街と壁 トーガ 灰羽連盟 (第2話)◆
 
 羽もすっかり生え終わり、羽が自分の体の一部であることを実感するラッカ。
 レキのお下がりの服を着て、外の日を浴びるために、レキとベランダに出ると、
 そこにはオールドホームが一望できる景観が広がっていた。
 ところどころに緑を忍ばせる古い建物、そしてその間を颯爽と吹き抜けていく風を眺め感じながら、
 ラッカは、改めてここが自分の知らない場所なのだ、ということを思い知る。
 そんなラッカに幼少組の子供達が戯れかける。
 ラッカの頭の輪っかの補助を笑い、まだ自由に自分の羽を動かせないラッカに、
 羽を自在に動かせるよう練習させる。
 年長組の面々が来たことで朝食の場面に。
 朝食の席上、自分たちの名前の付け方の話題に花を咲かせる。
 食事も終わり、一同は自分の部屋の引っ越しの準備のあるレキを除いて、
 街に繰り出すことになった。もちろんラッカも一緒に。
 オールドホーム。レキ達の住む、誰にも使われなくなった家。
 灰羽は人の使い終わった物を引き継いでいるのだ。そして、それは灰羽達の掟なのだ。
 しばらく歩き街に到着する。
 近代的で、そこそこの規模のある活気ある町並み。
 一同は、ラッカの服を調達するために、古着屋に向かう。
 灰羽は人の使った物しか着れないので、古着屋で調達するしかないのだ。
 そこで一同はそれぞれ思い思いの古着を貰う。
 のんきに見えて灰羽ってのも楽じゃないね、と茶化す店員にサービスして貰い、店を後にする。
 灰羽達は、お金を貰うことが出来ない代わりに、自分で働いた分を灰羽連盟の発行する手帳に
 付けて、その点数分だけ貰い物が出来るのだ。あくまで中古品だけだけれども。
 そんな話をしているうちに、カナが市が立っているのを見つける。
 巨大な壁で囲まれているこの街から出ることは、何人にも禁じられている。
 唯一の例外である「トーガ」と言われる交易民だけが、出入りを許されている。
 トーガがもたらす様々な交易品を求めて、市が立つ。
 そして灰羽連盟に所属する「話師」のみが、独自の手話によって会話する以外、
 街の人々(その他の灰羽含む)は、トーガと絶対に話してはいけない、という掟がある。
 そのことによって、灰羽連盟はトーガとの交易の仲介権を得、そしてそこでの利益を、
 彼らの住処であるオールドホームの運営費に当てているのだ。
 話師以外の灰羽が壁の近くにいると怒られるというので、その場を立ち去るラッカ達。
 オールドホームへの帰り道。
 ラッカは一人疑問に思う。
 この街の外に、自分が今まで住んでいた街があるのかな、と。
 オールドホームに着いた一行。
 それぞれのねぐらへと帰っていく面々。
 ゲストルームに戻ったらラッカを、レキが出迎える。
 一日の疲れが出たのか、病み上がりのラッカはめまいを起してしまう。
 レキにベッドまで運んで貰い、横になったときにラッカの光輪の補助具がはずれる。
 ラッカの光輪が完全にくっついたのだ。
 落ち着いたラッカを後にレキは部屋を出、ラッカのお休み、の言葉で幕を閉じる。
 
 
 
 
 はい、と言うわけで、灰羽連盟第2話のあらすじでした。
 なーんか微妙にあらすじ書くのって大変でした(汗)。
 次回からは、もうちょっといー加減に書こうと思います(マテ)。
 
 さて、以下は感想です。
 今回の見所はいくつかありましたが、まずはオープニングでしょう。
 ボーカル無しの音楽オンリーのモノでしたが、映像とマッチした素晴らしいものでした。
 オールドホームの町並から、草原の風の漂う緑、そして各キャラの躍動感豊かな動き、
 それぞれを包み込み、また全面に押し出してくれる穏やかで、それでいて力強い重低音が奏でる
 その音楽は、まさに灰羽連盟という作品の幕開けに相応しい演出でした。
 映像的に、最初の天から光が堕ちてきて、そして最後で部屋の中に光が到達して
 草が芽吹く、という灰羽誕生を表している構図は秀逸でした。
 
 
 オープニングの感想はこれくらいにして、次は本編について。
 今回の話では、結構重要な事が語られていましたね。
 灰羽、という存在について。街のことについて。灰羽連盟のことについて。
 物語前半では、オールドホームにおける朝のほほえましい情景が描かれて、そしてその中でも、
 レキの名の由来が語られることで、すこし流れにストップがかかります。
 あの場面の様子からして、レキというキャラは多少他のキャラとは資質が違うようだ、という事が窺えます。
 夢の内容自身に意味があるわけではないですけど、少なくともレキ自身は、己の現在の状況を
 生み出した端緒に関して、ネガティブな感情を持っているようです。
 このあたり、微妙に他とは違うニュアンスの夢を持って生まれてきたラッカとも関わりがあるのかもしれません
 。
 
 話がずれましたので、戻します。
 ラッカ達が街へ向かう途中、ネムやカナ達が「灰羽」という存在についての説明をしてくれました。
 灰羽には、人が使い古されたモノしか使用する権利がなく、
 また、人が使い終わったものを引き継ぐのが、灰羽の務めなのだそうです。
 それは、人がもう使わなくなった学校の宿舎を自分たちの住まいとしたり、
 古着しか身につけられないので、灰羽は裁縫がうまくなる、などということに表れています。
 ふむ。
 そういう存在なのでしたか。
 で、あとで説明されますが、灰羽達は金を貰えない、ってことにも繋がってくるんですね。
 灰羽達は働いて街における社会に貢献し利益を与えているけれども、それの代償ととして得るものは、
 すべて人のいらなくなった物ばかり。
 これって簡単に言えば、人から見て、灰羽は街に利益だけを与えてくれる、まさに天使のような
 存在なのですよね。
 また、労働→金銭の受け取り、という経済システムに関われない灰羽は、いわば人の社会のなかに
 居ていないような存在でもあります。
 そして、外からやってくるトーガとの交流の管理権を一手に握っている灰羽連盟は、その象徴の
 ようなものとして描かれています。
 
 そもそもこのグリの街という世界は一風変わっていて、街以外の世界との接触を徹底的に断っています。
 その象徴としての街を囲む巨大な壁があるわけですが、人の流れとしても完全に外界とは
 隔絶されています。
 「市」における外来の交易民・トーガとの接触を、一切人には禁じられているからです。
 この外界との隔絶、が一体なにを意味するのかは今のところわかりませんが、
 少なくとも、この本来「人」には禁じられている外界との接触を許されている灰羽(灰羽連盟)は、
 明らかに人とは違うモノ、として扱われています。
 あるいは、市という外界との境界を漂う中性的で「灰色」な存在が、灰羽であるのかもしれません。
 もっといえば、神であるのかも。市っていうのは、元来神聖なモノだからですけどね(笑)。
 
 
 こうしてみると、灰羽、という存在についての大まかな像が見えてきますね。
 また、見方を変えると、灰羽はこういった「囲まれた」世界に生まれるものなのではないかと。
 灰羽の繭が出来るのも、部屋という「囲まれた」空間ですし。 ←こじつけ
 そして、このどうしようもなく閉じられた世界を、滑らかに活かすための存在が灰羽なのかも、とか。
 もっと言えば、自分の世界に引きこもってる人間を導く救世主なのかも、とか。
 ま、ここら辺は妄想なので、適当に聞き流してください(死)。
 
 というわけで、結構物語の基本設定的な事柄から、全体的なテーマに至るまでの幅広い情報が
 読みとれる今回の第2話。
 紅い瞳的にはGoodでした。
 ただ、まだ2話ということもあるのでしょうが、まだまだ人間(?)ドラマとしてみた場合には描ききれていない
 ので、次回以降、そのあたりどんどん内容を深めていってくれると嬉しいな、なんて思います。
 一応、個人的にレキの動向にチェック入れてます。
 彼女は物語のキーキャラであることは間違いないので、注目です。
 
 ラッカは・・・・・あの狙いすぎの服をまずどうにかしてください(爆)
 
 
 
 
 それでは、お後がよろしいようなので(そうか?)、この辺りで本日の更新を終えたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 追記:
 
 いくらなんでも、アパッチ野球軍はないと思います、先生!
 
 
 
 

 
 

 

 

 10月22日    徒然なるままに、野放し
 
 
 
 
 
 
 昨夜、某所(とりあえずそういうことに)のチャットにて話題にのぼった、超お馬鹿と称されるアニメ、
 超重神グラヴィオンを観てしまいました。
 某所(とりあえずそういうことに)の日記においても、
 散々な言われようだった(ある意味愛に溢れていましたが)このアニメ、
 私の感想はといいますと、
 
 
 ん?
 
 
 これだけです。
 この一言にすべてが集約されていると思ってください。
 誰もわからないと思いますけど。わからなくてもいいですけど。
 
 
 灰羽連盟が、なにげに人気です。
 私の知っているサイトさんの中にも、灰羽に熱い視線を送りだした方がいらっしゃるようです。
 放送開始前は、世間はガンダムSEED一色(注:偏った視点)だったのに、
 第一話放映後のこの空白期間の間に、かくも巨大な勢力を拡大していったわけです。
 まるで台風のように。
 当サイト「魔術師の工房」が灰羽旋風の目とならんことを、切に願う次第であります。
 
 灰羽万歳。  ←真顔で
 
 
 我が家には、田舎の親戚から四季折々の果物(たまに得体の知れないモノもありますが)が、
 良く贈られてくるという嬉しい伝統があります。
 特に梨、桃、ラ・フランス(洋梨)などが贈られてきますと、紅い瞳は素で心踊ります。
 紅い瞳は、こういうときだけ親戚の方々に感謝の念を抱いたり抱かなかったりする現金な奴ですが、
 なにはともあれ、親戚万歳田舎よいとこどっこいしょ、というノリなワケです。意味がわかりません。
 
 しかし。
 我が家には、この果物を抱きしめて踊り狂っている人間を恐怖のどん底に陥れる、
 もう一つの忌まわしき伝統、否、風習があります。
 
 すなわち、九公一民の政策
 
 ・・・・あ、解説いりますか? そうですか。そうですね。
 その昔、まぁ戦国時代くらいの頃、そこらへんのお百姓さん達は、自分たちを治めていた領主さん達に、
 年貢を納めなければなりませんでした。
 自分たちが獲った米のうち六割を領主さんに治め、残りの4割を自分たちで食べていたのです。
 これを六公四民と言い表します。
 そして、かの有名な北条早雲は、領主さん四割、お百姓さん六割の四公六民を実施して、
 大層領民達から敬われたのだそうです。偉いご領主様ですね。ほんとに。
 
 さて。
 毎年季節毎に我が家に贈られてくる果物という名の収穫物。
 特に梨や桃やラ・フランス(洋梨)などが贈られてきた日にゃ、豊作の舞でも踊り出せてしまいます。
 しかし、全部が全部、私と家族の胃の中に収まるわけではありません。
 日頃お世話になっている方々に、お裾分けと称して年貢を納めなければならないのです。
 年貢取り立てのお代官様(注:母)に、今年もごっそり持っていかれました。
 ごく自然に九割ほど
 それは実に爽やかになんの疑問もとまどいもなく。
 お代官様、ご無体な~、というお百姓(注:私)の魂の叫びに耳も貸さずに。
 
 これも我が家の伝統母の見栄のためなのだそうです。
 
 
 ああ(涙)
 
 
 
 
 
 
 
 
 最後にこのネタを持ってくるんじゃなかった(涙)
 
 
 
 

 

 

 10月18日    哲学のススメ
 
 
 
 
 
 
 はぁい。紅い瞳です。
 灰羽とかなんだかやっていないので、色々とアレですが、紅い瞳は元気です。
 
 ・・・ええ、たぶん・・・(遠い目で)
 
 
 さて、もう結構な数の駄文をこうして今まで書きまくってきたわけですが、
 いーかげんそろそろ新境地を拓いてみようとか、紅い瞳は思うわけです。
 いや、まぁ、その、なんとなくそういう境地になったんです。なったと仮定してください。
 
  それで、すこ~しなにかを語ってみよ~かな~なんて、思っております。
 紅い瞳のクセになにが語れるっていうんじゃぁボケ、とかいうもっともなご意見もあるかと思いますが、
 そこはそれ、管理人特権ということで、自由にいーかげんに語らせて頂きます。
 そんな特権あったんだ・・・メモメモ・・。
 
 
 とりあえず、なにかを覚悟してから読んでみてください。
 
 でわ、紅い瞳、語らせて頂きます。
 
 
 
 つまり、「考える」というコトについてです。
 ま、もうちょっと狭い意味で言うところの、哲学、ってやつの事です。
 哲学、といっても、ソクラテスとかデカルトとかニーチェとか、そういう昔の哲学者について、
 あーでもないこーでもないと議論したり、また彼らの著作物を四苦八苦して翻訳しながら理解したり
 することを指しているワケではありません。
 もちろん、それらのことも哲学のうちに入りますが、私の言うのはもっと広い意味での哲学についてです。
 つまり、
 何かに対して疑問を持ち、そしてそこからじぶんなりの「問い」をたて、そしてその問いを解明
 していこうとする行為全般
 ということです。
 
 自分の日常生活の中で、ふっと「これって一体どういうことなんだろう?」ということを、
 放っておかないで少し考えてみたりすることは、結構楽しいものです。 
 そして、また、それらを少し発展させて既存の概念や常識などの
 ごくあたりまえの事なのだけれど、思えばよく考えてからそれらを受け入れているのではない事象
 についても、疑問を抱くことは大変有意義なことだと思います。
 そういったごく当たり前の常識などについて、今一度再考してからそれらを受け入れたり、
 あるいは拒否したり・・・。
 こういった取捨選択を、私達は結構ちゃんとしていないモノです
 常識なら、それが常識であると言うだけで自分の行動指針にしてしまうのでは、ちょっぴりもったいない
 ような気がします。
 自分で「この常識は良いことなのだろうか?」「そもそもこの常識ってどういう意味があるんだろう?」などと
 ひとつひとつ問いを立てて考えてみる。
 そうすると、実は自分でもおかしいと思うモノを信奉していたりすることに、ひょっこり気づけたりもします。
 
 そう。こういったコトをしていくと、自然と「自分」というものがしっかりしてきます。
 どういうことかといいますと、自分なりの思考法を確立できる、ということです。
 無論、誰の知恵も拝借せずに思考を進めていくのはほとんど無理なので、
 他の人の意見(つまりこういうときに哲学者の言葉ってのは役立つのです)もうまく取り入れながら
 (どの意見を採用するか、というコトについては自分で考えなければ無意味です)ですが。
 こうやって自分なりの思考法を確立しておけば、世界で起こるあらゆる出来事に対して、
 自分なりの説明、そして現実処理が出来ます。
 当然それはあくまで付加価値であって、本来的にはそうやってどんどんと賢く(?)なっていく自分に
 満足して高笑いするのが目的ですが、ま、そういう利点もあるということです。
 
 また、そうやって培われた己の思考法をもって、色々な事柄を、色々な視点で見ることができるように
 なります。
 小説や映画、漫画やアニメだって自分なりの解釈の仕方をもって味わえば、非常に面白いモノです。
 そしてこういった情報媒体だけでなく、今現在起こっていること、例えばテロの問題とか貧困の問題、
 様々な倫理的な問題、小さいモノでは明日の朝食のメニューまで(笑)、
 すべてはあなたの思うまま。
 アナタが決め、アナタが全てを操作する。
 アナタはスゴイ。
 アナタは素晴らしい。賢い。
 アナタは支配者。
 
 
 
 ていうか、むしろ世界はアナタのモノ。
 
 
 
 
 
 
 
 ・・・・・・・・
 
 なんだか 途中から変なコトになってきましたが、
 ひとつだけ確かなことは、別に、
 
 「天才柳沢教授の生活」を見たから、このネタを思いついた訳ではない
 
 ということです。
 
 Are you ok ?
 
 
 
 
 
 
 OK ?  ←必死の形相で
 
 
 
 
 

 

 

 10月14日    右利き? 左利き?
 
 
 
 
 
 
 どうも。紅い瞳です。
 なんだか無性に自分の利き腕について語りたくなってきたので、とにかく書きます。
 
 私は大昔から、自分の利き腕は右だとばかり思っていました。
 なにをやるにも右手だし、ちっこい頃、サッカーのコーチにもっと左足も使わないとうまくなれないぞ、
 とか言われたりしていたのに強引に右ばかり使っておりました。
 
 右です。私の中では右がすべて。王様。左はあくまで右の引き立て役。脇役。
 
 しかし、そんな利き腕ライフを送っていた右マニアな紅い瞳に、突如異変が訪れました。
 ある頃から、なぜだか知らないのですが、急に左を使い始めたのです。
 そしてそれはやがて右を凌ぐ勢いでその勢力を拡大し、今や左利きとまで言えるほど、
 左手を使うようになってしまいました。
 
 いったい、紅い瞳の体になにが起こったというのでしょうか?
 
 知らんよそんなことは、って普段なら見なかったことにして通り過ぎるのですが
 考えてみたら、日記のネタに使えるのじゃないか? という邪念がムラムラと沸いてきまして。
 ですから、もうすこし考えてみることにしたのです。
 実に無駄なことですが。
 
 というわけで、紅い瞳はこげなページを見つけてきました。
 
 右脳と左脳 その機能と鍛え方
 
 まずは、ここのSOHOTチェックという、左脳タイプか右脳タイプかを判断するテストをやってみてください。
 特にこのテスト自体には意味がありませんけど、とりあえず受けてみますと、
 私は左脳型人間、つまり右利きタイプであることが判明致しました。
 
 ・・・・・・・
 
 一応右利きなんですね私。やっぱり。
 確かに、細かい作業や、ほんとに力のいる作業は右手を使ってますしね。
 
 でも、最近はそういう作業以外は全部左手使ってたりします。あんなことやこんなことをするときにも。
 ですから、ほんとに紅い瞳は右利きなの? という疑問がどうしても頭から消えません。
 
 ここで、右利き=左脳型人間、左利き=右脳型人間の特徴について比べてみましょう。
 基本的に左脳型は論理的、右脳型は直感的であると言われますね。
 そして左脳型は計算が得意で、右脳型は芸術方面に強いともいわれます。
 もちろん、一概にこういう区分けが為されるわけではないでしょうが、
 大まかにいって、こういう傾向があるそうです。
 
 それで・・・わたくし紅い瞳をこの例に照らしてみますと・・・・。
 
 紅い瞳の特徴=論理的思考が苦手で、何事もイメージしてから考える。
 計算まったくダメ。芸術系の才能まるでナシ。
 
 
 
 
 
 微妙。
 
 
 
 基本的に右脳型っぽいけど、右脳型の良いところだけ欠落してるっていう損なタイプ?
 なんだかテストの結果と大いに違うコトになってきましたが、う~ん、どっちを信じたらいいのやら。
 
 信じる信じないの問題かどうかはひとまず置いておきましょう。
 今、問題なのは、
 
 
 「重要な電話は右耳で聞いた方が、話に集中しやすく、内容が頭に残りやすい。」
 
 っていうマメ知識を発見したことです。
 
 
 
 
 どうりで電話の応対が下手なワケだ!  ←ずっと左耳で聞いていた奴
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 すみません、オチが思いつきません。
 
 
 
 
 

 

 

 10月10日    灰色の中のお伽話 2
 
 
 
 
 
 
 さて。
 なにがなんであろうと、誰がなんと言おうと、2は2です。
 
 灰羽感想第2弾です。
 紅い瞳、2日連続でぶっ壊れ中です。
 
 だってね、聞いてくださいよみなさん。
 どうもね、世間様ではね、灰羽はね、流行らないらしいの。
 うちのね、こんなにね、マニアックなね、BBSでさえね、「ふっ」ってなもんでしたよ。
 なにがいけないんかなぁ、いいアニメなのに。
 
 だからね、紅い瞳がね、もっとね、がんばらくちゃいけないの。
 がんばってね、もっと感想書いたり、もっと宣伝したり、もっと壊れたりしなくちゃいけないの。
 
 だからね、
 
 
 みなさん、とにかく灰羽で盛り上がろうよ!!!  ←無茶すぎ
 
 
 
 こんばんわ。紅い瞳です。
 上記の通り、紅い瞳はがんばってます。
 具体的になにを? と聞かれるとなにも答えられませんが、そこはそれ、察してやってください。
 裏の裏まで
 
 え~、こほん。
 いつまでもボケてばかりいるわけにもいかないので、そろそろ本題にいきましょ、本題に。
 
 つまり、昨日の感想です。原因は。
 あれを読んでもよくわからなかったのは確かだと思います。
 読んで4秒で灰羽の素晴らしさを理解しろ、とか言ってもそりゃ無理なのも納得です。
 だから、今日はですね、
 4日かけて読めば灰羽の良さがわかる感想を書こうと思います。
 
 なんの改善にもなってない気がします。
 
 
 
 
 さて、と。
 そろそろ本当に感想いきます。
 
 灰羽連盟という作品について、まぁちょこっと感想というか解説というか妄想というか。いきます。
 
 灰羽連盟。
 最初灰羽同盟とかBBSに書いちゃったりして、びみょ~に語呂の悪いこの作品は、
 アニメ作品です。ご承知の通り。当然の如く。なんの躊躇もなく。なにか意味あるかこれ?
 そして、なんか安倍吉俊っていうおかしな人が作ってる作品です。
 あ、この人が作った、或いは関わった作品で有名なのに、
 「serial experiments lain」と、「Nie_7(ニアアンダーセブン)」っていうビッグなアニメがあります。
 2つとも180度違う作品ですけど、それぞれがそれぞれの持つテーマに向かってひたすら邁進する様が、
 宜しいかと。lainは結構難しく、ニアはハマると笑い死に致します。
 で、安倍吉俊はこの両方の作品の絵を手掛けている人ですが、この人の無駄を省いた、
 質感のあるキャラ、なにげに綺麗な背景なんかはかなり個人的に好きです。
 
 そんな安倍吉俊なる人が手掛けた作品、灰羽。
 作品に牧歌的なほのぼのとした雰囲気が流れ、背中に羽は生えていれども、
 まったく人と変わらない(というより人そのもの)灰羽達の生活が描かれていながら、
 それでいてどこか幻想的な感じが底流にあるあたり、一個の絵画を見る想いがしました。
 
 そう、絵、なんですね。この第1話における灰羽の魅力の一つは。
 部屋の作りや、オールドホーム全体の雰囲気、
 そしてもちろん人物の表情(特にラストでラッカの髪が逆立った様子をみて、驚きのあまり大きく見開かれ
 たレキの目、とか)など、見ていてディティールにこだわりを感じさせられました。
 
 う~ん、なんといったらいいのか・・・。
 うん、こう言えばいいんだ。
 灰羽を初めて見るときに、まず最初に受ける印象は、独特な世界観なのに、それがまったく違和感なく
 受け取れて、なんだか癒されるような優しい感覚につつまれる、という感じです。
 まずは、それを感じることがこのアニメの楽しみ方のひとつなんじゃないかな? って思いました。
 私のアニメの見方って、大抵の場合テーマがどうとかこうとか、そう言う風に色々考えながら見るのですが、
 でも、この灰羽連盟っていう作品は、まず作品の世界に入り込んでしまった方がよいのです。
 それだけの器のある作品だと思います。
 
 
 
 
 
 
 あれ?
 なんだか意味のない感想だな、これ(汗)
 
 わかんないよ~どうしよ~これじゃ4日ももたないよ~。
 
 
 
 
 ・・・・・・・
 
 というわけで、今日の感想は失敗致しました。
 
 
 
 感想って失敗するものなの?(汗)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 あ、最後の悪あがきー  ←某大阪風
 
 
 
 毎週水曜日と木曜日は、灰羽の日とします。
 
 以上。
 
 
 

 

 

 10月10日    灰色の中のお伽話
 
 
 
 
 
 
 どうも。紅い瞳です。
 本日はお日柄もよく、みなさまにおかれましてはご健勝の事と存じます。
 
 というわけで、今週からアニメの感想いきます ←なぜ
 
 はい、毎週水曜夜26時43分からフジテレビで放映が開始された、新作アニメ。
 タイトルは「灰羽連盟」。
 灰羽連盟。
 
 もういちど。
 
 灰羽連盟。
 
 紅い瞳的に、今季唯一観る気になったアニメです。
 かなりマイハート、マイマインドにキました。脳天直撃ストレートど真ん中です。
 もしかしたら、紅い瞳=灰羽連盟っていう事態がおきてしまうかもしれない可能性アリ。
 
 
 
 
 
 
 それじゃ余計なごたくはこの辺りにして、早速あらすじ&感想いってみませう!(なんだこの空白は)
 
 
 ◆灰羽連盟  繭 空を落ちる夢 オールドホーム (第1話)◆
 
 薄暗い空の中を一人の少女が落ちていく。
 これが主人公の少女です。でもどうやらこれは夢の中のようです。
 夢の中で、どんどんと下へ下へと落ちていきます。そして、彼女の目に下界の街が移って・・・。
 場面変わって、古い建物の中を荷物をかかえて歩く、タバコをくわえた凛々しい少女。
 彼女の頭には光るリングが天使のように乗っており、そして背中には白くも黒くもない、
 灰色の羽が生えています。
 その彼女がふと、通りがかった物置部屋を覗くと、その中には巨大な繭が・・・。
 彼女とともに生活する仲間達(年少組と年長組に別れている模様)にも、皆彼女と同様に、
 天使のようなリングがあり、羽が生えています。
 繭のある部屋を立ち入り禁止にした先ほどの彼女は、彼女と同年代の年長組とともに繭を見に行きます
 この繭は彼女たち、そう「灰羽」と呼ばれる人間でも天使でもない生物の卵なのです。
 その繭の中には、冒頭で空から落ちてきた少女が、その誕生を迎えるために居たのでした。
 みな、この繭が孵る準備に大わらわ。そしておおはしゃぎ。
 そしてみなが見守る中、繭が孵ったのでした。
 繭から孵って丸一日眠っていた少女が目を覚ますと、ちょうど買い出しから帰ってきたみなから、
 質問攻めにあいます。
 戸惑う少女をみて、リーダー格の彼女(先ほどの)がみなを制止します。
 そして、彼女が代表して少女に質問をします。
 あなたの観た夢は?
 彼女ら灰羽は、繭の中でみた夢の内容から、自分たちの名前を決めるしきたりがあるのです。
 ちなみに、リーダー格の彼女は、小石の道を歩いていた夢より、レキ(礫)、
 いちばん年長組で年下の少女は、ふわふわ漂っている夢より、クウ(空)、
 マジメそうだけどぽやっとした眼鏡少女は、真っ白な光の中にいた夢より、ヒカリ(光)、
 ボーイッシュで明るい少女は、川の中を魚みたいに漂っている夢より、カナ(河魚)、
 レキと同い年くらいと思われる少女は、夢の中でも寝ていた夢より、ネム(眠)という名前です。
 そして誕生したばかりの主人公の少女は、空から落下してきた夢より、ラッカ(落下)、
 と名付けられました。
 名前が付けられたら、今度は灰羽としての証、光輪を頭につけられます。
 うまくつかないので、むりやり針金で支えた様に笑い転げるみんな。
 その後レキを残して、みんな帰っていきます。
 みなが帰った後、よく自分のことが思い出せないといいつつ、
 ラッカは羽が生える兆候のために熱が出始めます。
 苦しみながら、ラッカは家に帰りたい、私達人間じゃないの? と うめきます。
 レキはその答えとともに、灰羽という存在について語ります。
 自分たちが何者なのか誰もわからない。でも、とりあえず便宜上灰羽と呼んでいる事。
 自分たち灰羽はこの街から出ることができない、という事。
 そして、もしこの世界のどこかにラッカの家族が居たとしても、今のラッカを見ても、
 ラッカだとは決して思わない。それはラッカがラッカ自身の事を思い出せないのと同じ事なのだ、と。
 そして、ここはそう言う世界なのだ、と。
 どうして、どうして自分なの? と叫ぶラッカに対して、レキは理由は誰も「覚えて」いないと答えます。
 ここで、遂にラッカの背から羽が生え始めます。激痛に絶叫するラッカ。
 翌朝、目覚めたラッカが見たものは、光輪にひっついて逆立った髪の毛と、
 そして、背中から生えている、白くも黒くもない、綺麗な灰色をした羽なのでした
 それをみて、レキの一言。
 「そしてようこそ、私達のオールドホームへ。」
 
 
 うわぁ~、あらすじがめっちゃ長くなってしまいましたよ(汗)
 あらすじどころか、お話全部書いてしまってます。
 ま、それだけ熱中してるってことでここは一つよろしく。
 で、感想でありマスガ、良かったです、はい。
 なんというか、作品の世界観が、いちいち説明的セリフを入れなくても、立派に物語りの流れを
 みているだけですんなり入ってくるところなどは、宮崎駿に通ずるところがあります。
 世界観自体も独特で、しかしそれでいて違和感を感じさせることもなく、この作品のレベルの
 高さがうかがえます。
 ストーリー的には、まだ第1話なのでなんともいえませんね。というよりは、これからどう流れていくかが
 問題なんですよね、これがまた。
 
 灰羽、という存在についてのレキの説明に、いまのところ私は興味を惹かれています。
 なぜ灰羽として生まれ変わらなければならなかったのか。
 そもそも灰羽とは、なにかの生まれ変わりなのか。灰羽の人生、という「最初」はなかったのか。
 だとしたら、やっぱり灰羽とはなんなんのか。結局この疑問にブチ当たります。
 今後のストーリーの流れは上記の通りわかりませんけど、少なくともこの疑問が解決されるような
 (あるいはヒントになるような)流れが欲しいな、と思いました。
 いや、別に全然そういった根本的な問題には一切触れずに突っ走るのも好きですが(笑)。
 
 
 
 というわけで、紅い瞳はガッチリ灰羽連盟にハマリました。
 抜け出せそうもないので、みなさんも道連れにしていきたいと思います。
 
 
 みなさん、他のことはどーでもいいから、灰羽連盟をみなさい ←命令形
 
 次の時間帯の「ハングリーハート」なんてどーでもい(以下削除)
 
 
 
 
 以上、お疲れさまでした。
 お疲れ~。
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 10月8日    彼らは虚無と本を知る ~ひたすら書評~
 
 
 
 
 
 
 読書の秋です。
 食欲の秋、ともいいますが、とにかく秋は読書です。
 
 ということで、紅い瞳は本を読んでいます。素直に。まじめに。壊れずに。
 もちろん図書館から、本を借りて参りました。
 借りてきたのは、以下の作品です。
 
 謀将・直江兼続(上)  南原幹雄  角川書店

 謀将・直江兼続(下)  南原幹雄  角川書店

 屍の
  坂東眞砂子  集英社

 ひまわりの森  トリイ=ヘイデン  早川書房

 悪と魔の心理分析  頼藤和寛  大和出版
 
 
 ジャンルも選んだ動機もバラバラですが、このような本を紅い瞳は読むのです。
 まだ借りてきたばかりなので、読み終わったのは謀将・直江兼続(上 下)だけなのですが、
 ちょっぴり作品紹介してみようと思います。
 
 ◆謀将・直江兼続(上下)◆
 私は歴史、特に中世戦国史が好きで、よくこういう本を読みます。
 ただ歴史小説というものに、私はあまり文学としての価値を与えておらず、たとえ司馬遼太郎などの有名
 作家の作品でも私はあまり歴史小説は「普通」の読み方はせず、資料的な読み方をします。
 ではどういうことなのかと言うと、歴史の裏側に流れているモノを感じ取り、自分なりの
 歴史観を作っていく、という読み方をします。
 要するに、マイナーな(マニアな人から見れば当たり前の知識)事件を色々と本を読んで知っていく、
 ということでしょうかね。だから内容の良い悪いは問題にしておりません。
 例えばこの本では、関ヶ原の合戦の裏で行われたもう一つの大戦争、上杉vs最上・伊達の戦いに
 おける上杉方重臣直江兼続の活躍、そして完全に徳川の世の中となった後の上杉米沢藩の様子が
 書かれています。内容はそれほど高いレベルのものではありませんが、こういった歴史の勉強には
 なる本だと思います。というか、私はそういう読み方しかしませんけどね(笑)。
 
 ◆屍の聲◆
 私が結構気に入っている作家のひとり、坂東眞砂子の作品です。
 この人の書く文章は、だいたい地方の古い伝承・民俗・風俗を元、或いは舞台背景にして、
 なにか怪奇な事件(トリックを使った人間の犯行ではなく、実際の怪奇現象)が起きて、
 そのあとに続く、という体裁になっています。
 内容はどの作品もキャラの造型・ストーリー展開共々ちゃちなモノが多いです。
 しかしながら、作品全体が醸し出す、なんともいえない日本の地方・土俗的な恐怖というものが、
 様々な手法を用いて表されており、それが私にはお気に入りなのです。一応ホラー物です。
 この屍の聲 ですが、表題作の他に「猿祈願」「残り火」「盛夏の毒」「雪蒲団」「正月女」の六編から
 なる短編集です。
 
 ◆ひまわりの森◆
 たぶんご存じの方もいらっしゃると思いますが、この作品の著者が書いた有名作品に、
 「シーラという子」というのがあります。この作品及び以後次々と刊行された、
 一連のノンフィクションシリーズは、どれも世界的にヒットした名作です。
 内容はみな基本的に同じで、精神・知的・行動・情緒障害を持つ子、
 虐待を受けたり(あるいはその疑いのある)してトラウマを負った子達と、彼らを更生・保護するために
 奮闘する著者トリイの様子がひたすら描かれています。
 感動する面もありますし、また色々と考えさせられる面もあり、紅い瞳的にはオススメの作品群です。
 それで、肝心のこの「ひまわりの森」ですが、これはこの作者初のフィクション(小説)ものです。
 といっても、内容はノンフィクションシリーズと同じようなものです。ただ、こちらのシリーズでは、
 健全な(変な表現ですが)大人←→障害児という構図でしたが、
 ひまわりの森では、戦争体験によるトラウマを抱える母親←→健全な残りの家族となっていて、
 微妙に違いがあるところが面白そうです。
 トリイ=ヘイデンの公式ページはこちらです  トリイヘイデン公式ウェブサイト
 
 ◆悪と魔の心理分析◆
 以前、「平気で嘘をつく人たち」という本を読んだときに、とても嫌悪感を覚えたことがあります。
 多くの精神病質の人々(或いは虚言癖のある人)が行う様々な「犯行」を、単純に「悪」と決めつけ、
 そしてただただひたすらに悪口雑言を並べ立てていた「だけ」のこの作品に対して、私はなんだかなぁ、と
 思っていました。たんに心理学的な見地から見た場合の「悪」と言う概念を知りたかったのですけどね。
 ひたすら子供並みな論理でひたすら断罪していくこのような風潮は、この手の本には非常に多いのです。
 といっても、それだからこういうテーマを扱った本を読むのを諦めるというわけではなく、その後も色々と
 探してみました。それで久々に見つけたこの手のテーマを論じた本がこの「悪と魔の心理分析」だった
 のです。
 が、軽くページをめくって読んでみましたが、限りなく微妙でした、この本も(笑)。
 具体的な結論はもっとちゃんと読んでみなければわかりませんですけどね。
 
 
 
 
 この他にも、以前から色々と当サイトで話題になっている上遠野浩平のナイトウォッチシリーズを
 読みました。
 
 「ぼくらは虚空に夜を視る」

 「わたしは虚夢に月を聴く」

 「あなたは虚人と星に舞う」
 
 こちらはすでに読了致しました。
 ちょっと軽めの作品紹介をしてみましょう。
 意図せずにネタバレ的な紹介になったらゴメンナサイ。
 
 ◆ぼくらは虚空に夜を視る
 記念すべきナイトウォッチシリーズ第1作。
 物語のテーマ、というかメインのネタになっている設定は、
 今この世界にいる我々は本当は偽物であって、本当の「自分」は絶対真空の宇宙空間で何千年も
 人類の天敵「虚空牙」と戦い続けている戦闘機「ナイトウォッチ(夜を視る者)」のコアなのである、
 という、まるでヤバイ人のちょっとイカレた妄想そのまんまなものです。
 といっても、原理的にこの突飛とも言える設定を崩すことは不可能であって、作者の絶妙な語り口で、
 本当に我々読者も自分がナイトウォッチのコアであるかのような錯覚に陥いってしまいます(正確にいうと
 それが錯覚であるという保障はどこにもないのですけど 笑)
 ストーリーはごくシンプルで、主人公の少年がこのまったく可笑しく不思議な事実を知らされ、そして
 ナイトウォッチとしての自覚、そして人類の絶対にして最大最強の天敵「虚空牙」の存在を通して、
 この世界そのものに対する思考を進めていく、というものです。
 終わり方もごく普通で、また己の世界に対する疑問に対する答えも曖昧で(意図的なもの感じますが)、
 作品としては、後の2作品への布石、という位置づけになるものだと個人的に思いました。
 
 ◆わたしは虚夢に月を聴く
 ナイトウォッチシリーズ第2作。
 3作品のうちでは、一番好きな作品。
 物語の背景、テーマ等は継続していますがストーリー的には「基本的」に第1作とはつながっていません。
 また、第1作のように一人の主人公の視点から物語が語られるのではなく、
 上遠野浩平の代表作ブギーポップシリーズ以来のお家芸である、複数の視点からによる物語構成が
 なされています。
 各登場人物ごとに、それぞれの世界に対する疑問が与えられ、それをひとりひとりが己の手法をもって
 解決していく、という展開で、統一したストーリーというのはないですね。一応つながっていますが。
 読んで頂ければわかりますが、面白いです。解説なんて不要なくらいに(笑)。
 全体的にブギーポップ的展開です。
 ちなみにマニアックなコトを言わせて貰いますと、この作品における主要人物・醒井弥生と、
 謎の少女(といってもブギーファンにはバレバレでしょうが 笑)との関係は、
 私の好きな作家・京極夏彦の「魍魎の匣」における楠本頼子と柚木加菜子との「関係」に
 非常に共通するものがあります。どうでもいいですけど(笑)
 
 ◆あなたは虚人と星に舞う
 ナイトウォッチシリーズ第3作。
 最初のページになぜか登場するブギーポップシリーズの登場人物・霧間誠一の言葉が、
 この作品すべてを象徴するテーマとなっている作品。
 舞台範囲が非常に狭く、物語も淡々と一本道を進んでいきます。
 しかし相変わらず第1作第2作でも流れていた世界観は見事で、主人公のキャラもしっかりとしています。
 最後のあたりで、第1作と思わぬシンクロを果たしていて、「あ~こういうことだったのか」と改めて、
 このシリーズの作品的意味に気づかされます。
 おそらく、3作品のうちでもっとも完成度の高い作品です。
 ・・・・・・・
 紹介の分量が少ないからといって、この作品は良くないのでは? と思うのはハズレです。
 むしろ最高の評価を与えています。ちなみに最高評価である事と一番好きかどうかは別です(笑)
 
 
 
 
 
 
 以上、本日の更新を終了致します。
 つかれた(汗)。
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 10月4日    紅い瞳のカッコ文字講座
 
 
 
 
 
 
 いいですか?
 なにもきいてはいけません。
 「このタイトルはなんなの?」とか「どういうつもり?」とか。
 
 とにかく昨日の日記を読んで全てを察してください。
 
 
 紅い瞳のカッコ文字講座 その1
 (笑)について
 
 ・いちばん頻出度が高くて、そしてもっとも有用性に優れたカッコ文字。
  使い方は大きく分けて2つある。
  一つはこの表現の使用者が、「ここはみんなに笑ってもらいたい!」という
  (例えまわりからみて面白くもなんともない事でも)語句の後ろにつけたり、
  あるいはその語句を見て、ほんとは面白くないけど一応社交辞令をしておこう
  と言う場合の返答として用いる場合。
  そしてもう一つは、なんとなくネガティブで、相手の受け取り方次第では、
  相手を怒らせてしまいそうなキワドイ発言をする際に、「私に悪気はありませ~ん。敵意もありません。
  ほらみんな笑って笑って」という一種言い訳めいた記号として用いる場合。
  この場合、例え(笑)をつけてもブチ切れる方はいるので、使用の際には充分ご注意を。

  使用例 体に良くても食べると吐き気に襲われるんですが(笑)  >某掲示板より
 
 
 紅い瞳のカッコ文字講座 その2
 (汗)について
 
 ・(笑)に次いでよく使われるカッコ文字。さらにこれを強めた表現に(滝汗)がある。
  基本的に、なにかマズイことや失言をしたと、少なくとも自分が思えた語句に対してつけて使用する。
  また、あきらかに間違えていることや、自分に非のある発言に対しての謝罪の意味として、
  (謝)を使用する場合もある。
  本当に気温的に暑いときの表現としてはあまり使われない。使う方もいるが。

  使用例 ・・・・・ごめんなさいテンパってます(汗)  >どこかのBBSより
 
 
 紅い瞳のカッコ文字講座 その3
 (涙)について
 
 ・意味そのままに、悲しい状態を表すカッコ文字。さらにこれを強めた表現に(滝涙)がある。
  ほぼ同じ意味で(泣)(号泣)もある。
  ちなみにボケのいち手段として、強いインパクトを与える秘めた実力を持つ表現でもある。

  使用例 えーん、母ちゃ~ん(涙)  >とある掲示板より
 
 
 紅い瞳のカッコ文字講座 その4
 (爆)について
 
 ・爆笑、の略。(笑)の発展型。さらにこれを強めた表現に(核爆)(水爆)などがある。
  上記のとおり、(笑)よりもさらに面白いと思う語句の後ろにつけて使用するカッコ文字。
  あまり多用すると、(笑)との相対的価値が下がるというデメリットもあるので、
  ある程度使用に頭を使う表現である。ここ一番で使ってこそ意味のあるカッコ文字である。

  使用例 ただの赤いモノです(爆)  >たぶんあそこのBBSより
  
  応用 (自爆) 意味的にはあまり関連はない。言わなくてもいいことをわざわざ言って笑いをとる、
  という話法(自滅型)を使用する際に使用する。
  ただし、多用すると非常に虚しくなってくる(自分が)ので注意。
 
 
 紅い瞳のカッコ文字講座 その5
 (死)について
 
 ・自滅型のカッコ文字。(自爆)に通ずるところがある。
  これを言ったら人間失格と思えてしまいそうな程自堕落な発言・語句の後ろにつけて使用する。
  多用すれば、人格を疑われかねない事態に陥るので注意。

  使用例 他の人と同じ幸せで良いからこれ以上苦労したくないです(死)  >絶対にあのBBSより
  
  応用 (爆死) (爆)と同じく面白い内容なのだけれど、でもふと立ち止まって考えてみると、
  とっても虚しい事を言ってるのだな、と気づいてそっと後ろにつけておく高等複合技。
 
 
 紅い瞳のカッコ文字講座 その6
 (壊)について
 
 ・(死)の発展型。もっとも危険にして、我がサイトで多用されるカッコ文字。
  精神(心・人格・その他)が壊れた状態を指す。
  基本的に自嘲的ニュアンスを含む。かなり強度の。
  使いどころは難しく、使用箇所を間違えば即廃人扱いされかねない。
  ネット初心者には、余りお勧めできるとは言えないシロモノである。
  壊れ方の度合いが進むにつれ、(壊)→(半壊)→(全壊)と変化する場合もある。

  使用例 さて、なにを書いてやろうか、いひひ(壊) >もちろん夢之語リ部より抜粋
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 どうでしょうか?
 
 一部自分で書いておいて悲しくなってきた箇所もありますが。
 
 
 
 
 
 

 

 

 10月3日    予定日より一日はやい帰還
 
 
 
 
 
 
 紅い瞳です。どうもご無沙汰致しております。
 みなさん大変長らくお待たせ致しました。
 本日より、紅い瞳は通常状態に移行致します。
 それにより、日記の更新も通常状態に移行。
 内容も通常状態に変更。
 そして紅い瞳のリアルワールドは徹底的に暇、という状態に移行致します。
 というわけですので、これからもひとつ紅い瞳にお付き合いくださるようお願い致します。
 
 さて、さっそく復帰第一弾としまして、今日はなにをやろうかと。
 なんだか以前に「ボケなしのマジメ一本」の文章をやろうとか言っていたような気がしますが、
 せっかく忙しさから開放されたというのに、それは少しキツイのであっさり却下。
 
 というわけで、今日はまぁタラタラといきます。
 
 といいつつ、話題はしっかりと持参して参りました。
 なにかといいますと、
 「紅い瞳のネット初心者講座!」。これ、これです。
 はい。初心者講座です。初心者。
 なんでいきなりそんな話題? っていう疑問はなしの方向で。
 というよりもうそろそろ脈絡のない私の話題の振り方にも馴れてきたと判断して勝手に話を進めます。
 
 私の友人が最近ネットをやり始めまして、それで色々と私に訊いてきたりします。
 私もネット始めたのはちょうど今から1年ほど前くらいでして、その頃はよくこうして色々とまわりに
 訊いてまわっていたものです。
 それで、私も色々とほとんど初心者と変わらない知識を初心者たる友人に教えて差し上げている
 のですが、どうにも一つその友人くん、とある箇所で思考が停止しちゃっているご様子。
 どうしたのかと尋ねますと、どうにもBBSやチャットに入るのがためらわれる、とのことです。
 なんだかイマイチ要領を得ない答えでしたので、もう少しつっこんで訊いてみますと、
 以下のような会話が成立してしまいましたのです。
 
 
 紅い瞳 「う~ん、具体的にいってどういう風なところが入りにくいの? 別に機能的に入れないワケ
       じゃないんやろ?」
 
 某友人 「機能的に入れないワケじゃないんだけどね。なんかこう雰囲気がさ。」
 
 紅い瞳 「ええい、全然わかんないよそれじゃ。雰囲気ってどういうこと?」
 
 某友人 「え、だからさぁ、(爆)とか(壊)とかさ、いったいなんなのアレは。だいたいどこのBBSとか
       チャットにも出てくるし。なんか変だし、なにが壊れたのかもよくわからないし。
 
 
 
 あ~なるほど(納得)
 絶対ウチのサイトへは入れないタイプの悩みですね。
 
 
 でも、よくわかります。痛いほどに。
 私も今じゃこんなですが、ネット始めた頃はほんと、こういったカッコ文字がわかりませんでしたから。
 なんとなく意味はわかるものの、どういったニュアンスで使われたり使ったりするのかわからなくて、
 結構苦労した思い出なんかもあります。
 ま、でもこの手の悩みなんかは何度かBBSやチャットの書き込みや会話を経験しているウチに
 次第に学んでいけるものです。英会話の習得と同じようなものです。
 とにかくなにもわからなくてもいいから入ってみる。
 これが大事です。
 もちろん、なんでも初めては緊張するモノです。でも、ネットというものはある意味そういうところで便利な
 もので、実際の生活で初対面の人と会話したりするよりずっと緊張感が薄れます。
 ウインドウ越しの会話ですから、当たり前といえば当たり前なのですが、しかし案外入ってみると
 平気なものなのです。ほんとに。
 それに、大概のBBSやチャットでは初心者に非常に優しく接してくれます。
 もちろんそうじゃないサイトもありますが、そういった場合はすぐに退室すれば良いだけのこと。
 基本的にBBSやチャットへの出入りは自由です。
 だから嫌になったら出てくればいいのだし、またそういう事をしたからといって咎める人はまずいません。
 そして気に入ったらのならそれ以降も来れば良いわけだし、気に入らなかったのならもう来なければ
 良いだけです。なんのしがらみもいりません。
 そして自分の気に入ったサイトで色々とチヤホヤされて少しずつネット上での会話を学んでいけば
 良いのです。
 
 
 ちなみに、私は私が初めて入ったチャットでボケ・ツッコミオンリーの会話させられた経験があります。
 あれはハードでしたがとても貴重な経験でした。
 
 少なくともそう思っておきたい。
 
 
 
 さて、とにかくネット初心者は猪突猛進で行け! ってことを言ってきたわけですが、
 それでもやっぱりちょっと最初に少しくらいの予備知識はあったほうがいいな~って思う、常識ある方々。
 わかりました。
 少しだけこの紅い瞳がそのいいかげんな知識をお教え致しましょう。
 題して、「紅い瞳のカッコ文字講座」。
 
 なんとなく、やっと本題に戻ったってカンジ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ・・・・・・・・・
 でも、なんだか長くなったので、続きは明日と言うことで。
 ネタの無駄遣いはイケナイですしね ←言い訳
 
 
 
 
 
 
 なんちゅー手抜きや(汗)
 
 
 
 

 
 

 

 

 

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